7月20日(水)
山野第一行政区では、ネットワーク委員会を独自に組織されており、いきいきサロンや一人暮らしの高齢者の方を対象に、見守り活動が行われています。今日は委員会の定例会にお邪魔し、皆さんから教えていただいた山野第一行政区のいいところや課題をマインドマップにおとしていきました。
伝統行事である山野の楽をはじめ、五百羅漢や伝承館などがあり歴史が深いこと、農家の方が多く、馬車道がたくさんあった名残から狭い道が多いこと、老人会、福祉部会、食生活改善会、サロン、ネットワーク委員会といった交流の場がたくさんあること等地域のいいところを教えていただきました。
またその中で、鴨生方面へ行くバスがなくなり不便になったことや水害が起こりやすい場所があること等、課題も知ることができた貴重な時間となりました。今日教えていただいた情報をもとに地域アセスメントを進めていきたいと思っています。
ネットワーク委員会の皆さん、ありがとうございました(^^)
カテゴリー: 地域
立野サテライト再開へ
大雨による土砂災害が発生し、立ち入りができなかった立野地区へ続く道路が復旧したので、ボランティア活動を再開するために、今日(7月29日)、現地調査を行いました。
山あいの集落は、多数の家屋に室内、室外を問わずに大量の土砂が流れ込み、その光景に言葉を失うほどでした。
国道沿いで飲食店を営む自宅兼店舗を訪問した時に、ご主人が店先の植木の手入れをしているところでした。挨拶を交わし、敷地内を見せていただいたところ、道路側はご自分で片付けられており、「側面もやろうとしたけど、一人じゃ無理やった。」とスコップが無造作に置きっぱなしの状態でした。
「水が出るようになって、この道路が開通したら、また、店をやりたいので力を貸して欲しい。ここだけを手伝ってもらったら、あとは自分でやれるので…」と、作業を中断した10平方メートルほどの敷地を指差されました。
さらに「俺たちが元気を出さないかん。負けられんけんね」という言葉に胸が熱くなる思いでした。
その後数件の調査を終えて、ボランティアセンターに戻り再開に向けての協議を行い、取り急ぎ23日に優先順位をつけて活動を行うことになりました。道幅が狭く軽トラックしか入れないところが多く作業も大変かと思いますが、数多くのボランティアさんのご協力をお願いいたします。
南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ82日目
7月18日、今日の南阿蘇村は朝から真っ青な青空が広がりました。
センターには、45名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプからは27名)が来られ、田んぼの中の流木やがれきの撤去、家財道具の運び出しなど12件の活動に参加されました。早く活動を終えた方のなかには、少し休憩を取られて、新たな活動先や人数の足りていないところに応援に行かれる方もたくさんおられ、9件の活動が完了しました。
本会職員は昨日に引き続き、1名が資材班に、1名がローラー調査班に入り、活動しました。
資材の片付けをしていると、活動先から戻って来られた方が「福岡の嘉麻市の人でしょう?」と声をかけていただきました。その方は関東地方にお住いで、18歳まで筑豊地区で過ごされ、嘉麻市内の高校に通われていたそうです。九州を離れたあと、ほとんど帰ることもなくて、九州に少しでも恩返しができるかなと思って、竹田ベースキャンプに申し込んで参加した」と話されていました。嘉麻市にゆかりのある方と偶然会えたことに驚くとともに、ボランティアさん一人ひとりがいろいろな想いを持って参加されているのだなと思いました。
梅雨明けが発表され、これから厳しい暑さのなかでの活動となります。熱中症など、体調の管理に充分にご注意ください。
南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ81日目
7月17日、南阿蘇村は未明から激しい雷雨となり、明け方には土砂災害警戒情報が発令されました。その後、雨脚は弱まったものの、午前中はシトシトと雨が降り続きました。
そのような悪天候の中でしたが、予定どおり2件のニーズに15名(うち竹田ベースキャンプから10名)が活動されました。
本会職員は1名がマッチング、資材班で資材の準備や整理などを行い、1名は栃木(とちのき)地区のローラー調査を行いました。
ローラー調査では、30軒のお宅を訪問し、そのうち13軒の方から話を伺うことができました。
そのなかでは、毎年東海大学の学生さんに協力してもらっていたブルーベリーの収穫ができずに困っている、屋根の雨もりを防ぐためのブルーシートを張ってほしい、地震で使用できなくなった家財を処分してほしいなど、様々な困りごとを伺い、センターに持ち帰り、その対応について調整しました。
また、お一人の方からは、地震後、なかなか情報が入らず、閉じこもりがちになっていること、近所のほとんどのかたが避難されていて寂しさを感じていることを語られ、訪問したことに対して、とても嬉しいと話されていました。情報発信と孤立を防ぐ取り組みが求められていることを感じました。
センターでは、午前中の活動を終えて、戻って来られたボランティアさんが、今日が活動最終日なので他に何かできる活動はないかと尋ねられ、活動で使用している軽トラック10台を1台1台きれいに洗ってくださいました。
こうしたみなさんのさまざまな面での協力が、また明日からの活動につながっていくのだと思いました。本当にありがとうございます。
明日は晴れとの予報が出ており、竹田ベースキャンプからは36名が参加される予定です。
南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ79日目
7月15日、昨夜は気温が下がり、肌寒さを感じる朝となりましたが、センターが始まる8時頃には、強い日差しが照りつけ、日中はとても暑くなりました。
金曜日はゴミ集積所が休みのため、仮設住宅への引っ越しや土砂の移動などに、延べ22名のボランティアさんが活動され、竹田ベースキャンプからは、先日から引き続き、岡山県にある自動車会社の方が7名でした。
今日から、立野地区に通じる道路の規制が解除され、南阿蘇村の社協職員さんが様子を見に行きましたが、地盤が緩み、新たな土砂崩れが発生していたそうです。まだ活動できていないニーズに加えて、今後は、仮設住宅への引っ越しや土砂の撤去などのお手伝いが必要となるため、立野サテライトの早期再開が望まれます。
明日は、14件の活動を予定しており、ボランティアさん80名のお力が必要となりますので、ご協力をお願いします。
南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ支援78日目
今日も南阿蘇村災害ボランティアセンターは、ボランティアさんの活動はありませんでした。私は、午後3時から竹田ベースキャンプ(旧荻所)で開催された「第5回南阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ運営委員会」に出席し、南阿蘇村ボランティアセンターの現状を説明しました。ボランティアセンター開設(4月20日)から7月13日までの活動者数は5,641人で、その内、竹田ベースキャンプを通じた活動者が1,591人に上ること、6月20日の大雨以降、土砂関連のニーズがあらたに加わったこと、今後、避難所から仮設住宅への引っ越しニーズがさらに出てくること、雨の日が多く、かつ、ボランティア活動者も減少してきているため、積み残されたニーズが88件もあること、派遣される運営スタッフも減員となりつつあることなどを説明しました。運営委員会では、このような現状を踏まえて、8月以降の南阿蘇村支援をどうするのかについて協議がなされました。方向性としては、竹田ベースキャンプは7月31日をもって一旦閉所するけれども、あらたなかたちで、8月以降も南阿蘇村を支援していくことが確認されました。明日は、雨も上がる見込みですので、多くのボランティアさんのご協力をお願いいたします。
在宅介護者リフレッシュ事業
7月14日、在宅介護者リフレッシュ事業を開催しました。この事業は年に一度、在宅で介護をされている方同士の交流や心身のリフレッシュを図ることを目的に開催しています。今年は、12名の方が参加され、筑紫野市の天拝の郷に行きました。この施設は、天然温泉のほか、ビュッフェ形式の食事が人気です。オープンして間もなく店内に入り、それぞれが自分の食べたいものを取りに行っている間に、満席になるほど、とても賑わっていました。
制限時間がないことから、参加者のみなさんは、自分の食べたいものをじっくりと探して、皿に盛り、談笑しながら、食事を楽しまれていました。ある程度食事を終えると、入浴される方、家族などへのお土産を探す方、そして、席に残って、デザートを食べ続ける方、コーヒーを飲みながらおしゃべりされる方など、帰りの時間ぎりぎりまで満喫されていました。
参加者のお一人は、「家で介護をしていると、なかなか外に出る機会もなくて、毎年このリフレッシュ事業を楽しみにしている。今日はいっぱい食べて、いっぱい笑って、たくさん元気をもらいました。」と話されていました。
南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ77日目
今朝は南阿蘇村総務課が午前2時47分に配信した土砂災害警戒情報メールで飛び起きました。午前3時34分には村内全域に避難指示、避難勧告が発令され、その後は叩きつけるような強い雨音に、不安で眠ることができませんでした。朝礼がはじまる午前8時の段階でも、滝のような雨が激しく降っていました。ボランティアさんの活動は、今日の大雨を予想していましたのでありませんでした。そのため、今日は外出することもままならず、終日センター内で昨日のローラーの調査票の入力、まだ訪問できていない地区の地図作成等を行いました。明日は少し天気は回復する見込みですが、ボランティアさんの受け入れは中止となっています。