日常生活自立支援事業専門員実践力強化研修会二日目

今日は、平成27年度日常生活自立支援事業専門員実践力強化研修会二日目でした。
最初に、講義3として、明治大学法科大学院教授で弁護士の平田厚氏から、「日常生活自立支援事業の意義と役割、機能」をテーマに講義がありました。この事業は、日常生活に関する自己決定支援であることやこの事業を進めていく上での留意点を学ぶことができました。
その後は、グループに分かれ、「日常生活自立支援事業における相談援助活動」の演習をし、初回相談について一緒に考えました。
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講師は、愛知淑徳大学福祉貢献学部 教授瀧誠氏です。利用者さんとのコミュニケーションの大切さを感じました。
2日間の研修でたくさんのことを学ぶことができました。

施設実習最終日

今日は、市民後見人養成フォローアップ講座の施設実習で、3名の受講者が障害者支援施設 三愛園に行きました。
最初に職員の方から、利用者の方の状況や施設での行事についてのお話がありました。受講者のみなさんは、「お金の管理の仕方はどうなっているのですか?」等と積極的に質問をしていました。お金の管理については、みなさんの状況がそれぞれ違うので対応の仕方が難しいといった話がありました。また、利用者の平均年齢が58.5歳と高くなりつつあるので、成年後見制度の重要度も高くなると伺いました。
説明の後は施設を見学し、利用者の方とお話させていただきました。ビーズでブレスレットを作ったり、お人形で遊ばれたりしていて、とても和やかな雰囲気の中で実習をさせていただきました。
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今日で実習が全て終わりました。
来週はいよいよ最後の講義、そして閉講式です。

第2回 住民ワークショップ

今日は、夢サイトかほで地域福祉計画策定のための住民ワークショップ(第2回目)が行われ、職員5名が参加しました。

前回と同じく民生委員、行政区長、福祉推進員などの市民の方々と市職員などのメンバーで地区別に分かれて、グループワークを行いました。
初めに、前回それぞれの地区で話し合った「伸ばすべきところ」「変えたいところ」「やるべきこと」を再度整理し、前回意見が出ていなかった「やるべきこと」について意見を出し合いました。最後にそのやるべきことを誰が行うのか、自助、共助、公助の三つに分けていきました。

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どの地区のグループも前回の結果を踏まえて積極的に話し合っていました。その中で、「お互いに声をかけ合える関係を作るためにまずは挨拶から始めていくことが大切だと思う」「お互いに支えあえるシステムを地域の中で作っていきたい」といった意見も出ていました。

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最後のワークショップは8月6日(木)です。

週末は台風に警戒

先週に続いて、今週も台風が近づいてきています。
最接近は26日の午後(昼から夕方にかけて)のようですが、今後の動きに警戒が必要です。
また、最近は雨が多く降っていることから、土砂災害の危険性も高まります。
なお、今回はがけ崩れの前兆現象についてご紹介します。
〇斜面に割れ目が見える
〇斜面から水が湧き出るようになる
〇湧き出ていた水が濁りだす
〇斜面から小石がパラパラ落ちてくる
〇斜面にある樹木の根が切れる音がする
みなさんどうぞご用心ください。

日常生活自立支援事業専門員実践力強化研修会1日目

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今日は、全社協灘尾ホールで開催された平成27年度日常生活自立支援事業専門員実践力強化研修会に参加しました。

最初に、全社協地域福祉部から情勢説明があり、講義1として、神奈川県立保健福祉大学の顧問山崎美貴子氏から、「社会福祉実践における権利擁護の視点」をテーマに講義がありました。生活支援と地域福祉推進を一体的に進めていくことを学びました。
次に、千葉大学社会精神保健教育研究センター法システム研究部門教授の五十嵐禎人氏から判断能力と契約締結能力に関する基本的理解」をテーマに講義がありました。本人との契約でこの事業が成り立っていることを改めて感じました。
最後は、先輩専門員に学ぶ「権利擁護と専門員活動の実際」をテーマに、長崎県大村市社協の山下浩司事務局次長、静岡県島田市社協の杉本優子主事、新潟県上越市社協の大山真鶴佳主任から、実践のなかで感じられていることを伺いました。
利用される方の言葉や思いを大切にすること、ご本人が意思決定できるように寄り添うこと、どんな思いを持って暮らしているのか考え、一緒に困っていくことなどのお話があり、専門員としての姿勢を学ぶことができました。

特別養護老人ホーム第二稲穂園での実習

今日は、市民後見人養成フォローアップ講座の施設実習として、6名の受講者が特別養護老人ホーム第二稲穂園にうかがいました。
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職員の方から施設の概要等についての説明を受け、施設内の見学をした後、利用者の方々とお話しする時間を設けていただきました。
「ゆっくりと、はっきりとした口調で話しかけてください」「尊敬の念を忘れずに、同じ目線でお話してください」「否定せずに、話を聞いてください」などの職員の方から注意する点を教えていただき、2人一組になって、少し緊張した様子で利用者の方に話しかけられていました。
最初の方は、利用者の方も「何事か」と身構えられている様子でしたが、少しずつ表情もかわり、笑い声も聞かれていました。
終了後に、受講者の方に話を伺うと、「何度も同じことを訴えられる方への応対が難しかった」「炭鉱など共通の話題が見つかったので、話が途切れることがなかった」「言葉を発しづらい方が身振り手振りで積極的にコミュニケーションを図ろうとしてくれてうれしかった」「中にはしゃべりたくない、煩わしいと感じられている人もいた。無理に関わらないことも大切だと思った」といった感想を述べられていました。
明日がこのフォローアップ講座での施設実習最終日です。

フォローアップ講座

今日は、市民後見人養成フォローアップ講座講義の5日目でした。
今は実習の期間なので、久しぶりの講義でした☆
本会事務局長の木山が、『権利擁護』について話をしました。
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社会福祉基礎構造改革の流れを復習し、その中で誕生した地域福祉権利擁護事業について、権利擁護とは単なるサービスの利用援助ではなく、代理し、権利を表明する、権利侵害から守ることだというポイントをおさえました。また、日常生活自立支援事業へ改正されたこと、その内容、成年後見制度との違い等も学習しました。
そして、制度の『狭間』の問題が必ず生まれるので、それに嘉麻市社協としてどう寄り添って支援をしているかという説明がありました。また、現在が虐待や悪質商法、詐欺など、複雑、多様化、深刻化する権利侵害があるという状況で、高齢者や障がいをもつ方の周りにうごめくものからどう守るかが大切であり、ニートやフリーターなどのワーキングプアといった新たな貧困問題、DVや虐待といった密室化した権利侵害があること、2025年には高齢化率が30%を超え、認知症高齢者が700万人になるといわれていること、保護施設や矯正施設等を退所する障がいをもつ方も地域移行支援の対象になること等々、、、これからますます権利擁護の必要性が高まり、住み慣れた地域で権利侵害されることなく暮らしていくためには市民のみなさんとともに権利擁護の確立をしていくことが大切であることを学びました。
来週はいよいよ最終日です。

夏休みスタート

台風の影響で、終業式が早まり、日中一時支援事業の子ども達も予定より早く金曜日から夏休みに入り、元気いっぱい遊んでいます。
明日からは高校生がボランティアに来られるので、一緒に遊べることを楽しみにしている子どももいます(^O^)
楽しい思い出が一つでも多くできる夏休みになればいいなと思っています♪

これから9月の始業式までは、朝から夕方まで事業所を開けていますので、仕事や用事の時に預けたいという方がいらっしゃればお気軽にご連絡ください。

かま障がい者地域生活支援センター ☎0948-42-0751

「賞金が当たった」という手紙にご注意を!

最近、嘉麻市内の方へ、「おめでとうございます!宝くじがあたりました。」という海外からの手紙が届いています。
この手紙には、返信用封筒や振込用紙がついていて、「賞金を受け取るために現金3000円(5000円もありました)が必要です。封筒にいれて送ってください。」と書かれています。
買ってもいない宝くじをかなり昔に買ったのかもと思わせるような内容が書かれていますので、うっかり現金を送ってしまいそうになるそうです。
この手紙の相手に、現金を送っても、それから何も連絡はなく、当選金をもらうことができないもので、詐欺の手口です。
消費生活センターによると、この手紙に返事を送ってしまうと、そこから個人情報を流され、また新たな別の手紙が届くこともあるそうです。内容がわからない手紙やなんで自分のところにきたのかなと思う手紙、英語がいっぱい書いてある手紙があったら、まずは、社協にお電話ください。
各地区のコミュニティソーシャルワーカーがご自宅におじゃまして、お話を伺い、手紙を一緒に確認します。
お気軽にご連絡くださいね。
連絡先
嘉麻市社会福祉協議会 コミュニティ・ワークセンター 0948-42-0751  

今月の1冊

社協だよりえがおNo.113の今月の一冊では、この本をご紹介しています。

『「新しい家族」のつくりかた』
著者/芹沢 俊介
出版社/晶分社
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著者の芹沢俊介さんは、冒頭で、自己肯定感を持てない子どもが増えていると指摘しています。
なぜ、自分のことを肯定的にとらえることができないのか。著者は、周囲の大人が望むような「いい子」でないと見捨てられるかもしれない、仮面を外した時に自分がなくなってしまうのではないかという不安を抱えながら、押し殺して、「いい子」を生きようとしているのではないかというのです。
自分を肯定することができるためには、「いま、ここに、安心して、安全に、安定的に、自分として、ある」という存在自体を大人が受け止めて、保証することが必要であり、その子どもの受け止め手を「母」と呼んでいます。
この「母」は「母親」のことではなく、性別に関係なく、子どものあるがままを受け止める人のことを指しています。
そして、家族における受け止め行為こそが育児であって、「母」の不在が現代の家族問題の根本にあると指摘すると共に、こうした意味の「母」をどう作るかがこれからの家族のテーマであると述べています。
家族とは何か、自分は家族の中で「母」になることができているのかといったことを省みるとともに、社会の中での「母」のような環境や存在の必要性について、考えるきっかけを与えてくれた一冊です。