今日は、夢サイトかほで、少数者の側から問題を提起をすることをテーマにした、第4回支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催しました。
講師は、アーサー・ビナードさんで、アメリカで生まれ育ち、広島文化賞を受賞した詩人です。
アーサーさんのお話は、私たちが知らないことばかりでした。
まず、戦後70年を振り返り、日本の歴史の見方をちょっと変えること、見方を変えるためには今までの概念を捨てて日本語の言葉の意味を考えることなどを話されました。
そして、広島と長崎の原爆投下にふれ、8月6日と8月9日を一緒に考えるのではなく線を引いてみること、原爆を体験された方たちは、原子爆弾という言葉は使わずに、体験された方が作られた「ピカ」「ピカドン」という言葉を使うこと、その意味などを教わりました。また、一つ一つの言葉には、歴史を読み解くほどの力があり、その言葉を使うときに自分がどこに立っているのかを考えることが大切だと学ぶことができました。
参加者の方からは、「初めて聞いた話ばかりで感銘を受けた」「戦時中のことを思い出した」「ショックな話だった」など、いろいろな感想をいただいた講座となりました。
講演後には、アーサーさん、併設している嘉穂図書館から頼まれ、図書館にあったアーサーさんの本全部にサインをされていましたよ。嘉穂図書館には、現在、アーサーさんの本を展示したコーナーがありますので、良かったら行ってみてくださいね。
カテゴリー: 地域
嘉穂地域福祉推進委員会
今日は、老人福祉センターで、嘉穂地域福祉推進委員会を開催し、7名の方が出席されました。
事務局から、本会の組織体制と27年度の事業内容や寄せられている相談について話をしました。また、介護保険制度改正についての説明を行いました。
委員のみなさんからは、高齢化率がどんどん上がっているため、ますます地域での支え合う活動が必要だという意見が出ており、みなさんと一緒に取り組みを進めていきたいと考えます。
また、「もっと地域の方に社協のことを知ってもらえるような出前講座が必要」という意見もいただきましたので、積極的に地域に出向いていきたいと改めて感じました。
フォローアップ講座最終日
今日は、フォローアップ講座の最終日でした。
初めに、高齢者介護課の池田課長から挨拶をいただきました。市の高齢化率はどんどん上がっていて、嘉麻市内で認知症の症状がある方は2,000人近くいることが分かっており、このような時代に、市民の方の力が欠かせないということのお話もありました。
その後は、本会事務局長の木山が最後の講義を行いました。先週の講座から1週間たち、その中で成年後見制度についての変化があり、現在は法的に認められていない郵便物の開封や死後の火葬手続きなどを、後見人が代行することを認めるといったことの国会提出を目指す動きがあることの話がありました。
成年後見人の権限が拡大されるとともに、担い手の確保がますます重要になりますので、嘉麻市社協は今後も市民後見人養成講座を開催していく予定です。
その後はグループに分かれ、ワイワイ楽しく学習しました(*^_^*)グループ分けからアイスブレイクで、言葉や字を書いたりせずに、ジェスチャー等で誕生日順に分かれ、相手といろんな方法でコミュニケーションをとって確認し合うことの大切さを学びました。
それから、一枚の絵を見て、二つの見え方に気付くかどうかというゲームをチームで考え取り組みました。
例えばこの絵は、、、
一見カエルにしか見えませんが、少し見方を変え、首を右横に傾けて見ると、馬にも見えます。
このような絵を何枚か、チームで教え合いながら、二つの見え方を探しました。一回見えたものがなかなか頭から離れず、もう一つの見方が分からずに、、私自身が苦労してしまいました(^_^;)
このことから、物事を多角的、多方面から見つめることを教わりました。たとえば利用者の方を支援する時も、自分の価値観だけをおしつけずに、いろんな考え方をもち、まわりの考え方も聞きながら関わっていく事が大切だと思います。
最後に、閉講式を行い、11名の市民のみなさんに修了証をお渡ししました。一人ひとりから感想もいただきましたが、「まだまだ学ぶことがたくさんある」「何かの役に立ちたい」「現場で実際に利用者の方と関われたことがとても勉強になった」とみなさん語って下さいました。
今日で全てのカリキュラムが終了しました。ありがとうございました。
これから、みなさんと支えあいのまちづくりを一緒に進めていけたらと思います(*^_^*)
フィールドワーク事前学習
第5回目の10周年記念事業では、熊本県菊池恵楓園へのフィールドワークを予定しています。
このフィールドワークの事前学習として、今日は、小竹町にあるちくほう共学舎「虫の家」に設けられている「杉野ハンセン病資料室」に7名の方と一緒に行ってきました。
資料室には、療養所で使われていた家具や生活用品、各地の療養所の写真などハンセン病に関する資料が展示されていました。その展示を見ながら、虫の家事務局長の高石さんから、訪れた療養所の様子や差別の歴史などを丁寧に説明していただきました。
重監房という場所に監禁された方がおられたことや生まれてこれない命があったことなどの話は、胸にぐっとせまるものがあり、涙を見せられる方もおられました。
現在もハンセン病への差別は終わっていないことやハンセン病を学ぶことは様々な差別を考えることとつながっていること、一度誤った偏見をもってしまう恐ろしさなどフィールドワークに向け、学ぶことができました。
8月3日のフィールドワークのことは、またこのブログでお伝えします。
台風12号の強風域に
午後4時45分、嘉麻市は台風12号の強風域に入った模様です。
勢力は次第に弱まってきていて、暴風域もなくなったようですが、最接近は今日の夜遅くから明日の未明になるようですので、みなさんどうぞご用心ください。
夏休みボランティア
夏休み期間に入り、稲築志耕館高校の1年生の皆さんがボランティア体験学習をされています。
今日は、元気に花咲かせ隊の活動に18名が、鴨生第二サロンに3名が参加しました。
花咲かせ隊は稲築公園の花壇の管理をされているグループです。朝からとても厳しい暑さの中、生徒のみなさんはメンバーの方に教わりながら、苗の植え込みや花芽摘みにチャレンジしました。
また、鴨生第二サロンでは、参加者のみなさんの前で自己紹介をしたのち、ラジオ体操や詩の朗読、昼食の配膳などを担って、交流を深めていました。
どちらの活動とも、高校生の参加によって、いつもとは少し違った雰囲気になっていて、「また遊びに来てね」と声をかけられていました。
第4回 支えあいのまちづくりサポーター養成講座のご案内
今年度は、嘉麻市社協が設立されて、10周年の節目にあたります。『孤から個へ 個から地域へ』をテーマに「支えあいのまちづくりサポーター養成講座」(全10回)を開催しています。
1945年8月15日の戦争終結から、今年で70年の節目を迎えるため、第4回目の講座は、平和の大切さについてみなさんと一緒に考えたいと思います。 講師には、アメリカに生まれ育ち、広島文化省を受賞した詩人 アーサー・ビナード氏をお迎えし、70年前の夏と今年の夏をつなげ、歴史のカレンダーを新たに読み解きます。「ナガサキ」と「ニューメキシコ」と「ヒロシマ」と「ワシントン」と「コクラ」も巡る旅です。
★テーマ 「夏の線引き」
★講師 詩人 アーサー・ビナード氏
★日時 平成27年7月31日(金) 13時30分~15時30分
★場所 夢サイトかほ 文化ホール (嘉麻市大隈町1228番地1)
ぜひご参加ください。
《お問い合わせ お申し込み先》
嘉麻市社会福祉協議会 ☎0948-42-0751
協力会員として活動してくださる方を募集しています
日常生活のちょっとした困りごとを抱えた方に利用会員に登録していただき、その困りごとを解決するために協力してくださる方に協力会員として登録していただいて、同じ住民同士で助け合い、困った時はお互い様の気持ちを地域中でつくっていく『地域支えあい事業』ですが、、、
この季節は、「草取りができずに困っている」「庭木の剪定をお願いしたい」「窓ガラスを拭いたりしてほしい」といった相談が増えています。協力会員の方を随時募集していますので、ぜひ支えあいの輪にご参加ください。草取りや掃除、付き添いのサービスなど、いろんな内容がございます。まずはお気軽にお問い合わせください。
《お問い合わせ先》
嘉麻市社会福祉協議会 ☎0948-42-0751