8月29日、今日は雨が心配されましたが、土砂撤去や家の中の片付けなどの困りごとに、25名のボランティアさんが活動されました。
本会職員はボランティアさんの受付、資材の準備をし、ボランティアさんを送り出したあと、昨日に引き続き、通常のボランティアセンターへの移行に備えて、備品リストの作成や資機材の返却のための整理を行いました。現地調査では午前3件、午後1件のお宅を訪問しました。梅雨入り前に屋根にかけたブルーシートの土のうが破れたので、新しい土のうと交換したいという依頼が多く、専門のボランティアさんにお願いすることになりました。
またあるお宅では、家の前の石垣が崩れてしまい、専門業者に改修をお願いしているが、半年先になりそうだという話でした。「家屋の解体作業などが優先されているのだろう、自分の所は今の生活に支障をきたすようなことでもないので、半年先になっても仕方がない」と話してありました。復興にはまだまだ時間とたくさんの方の力が必要だと感じた出来事でした。
明日は火曜日のため、センターは休館します。
明後日の31日(水)は、土砂撤去やがれきの片付け、家具の運搬などで41名のボランティアさんが必要です。ご協力よろしくお願いいたします。
カテゴリー: 南阿蘇村支援
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援22日目
8月28日、今日の南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターは、昨日の段階で雨の予報となっていたため、ボランティア活動は中止でした。
本会の1名の職員は、通常のボランティアセンターへの移行に備えて、備品リストの作成や資機材の返却のための整理を行いました。
また、もう一名の職員は、今後の支援につなげていくため、これまでのローラー調査で作成した訪問票と地図の確認作業を行いました。
明日も天気はあまり良くないという予報ですが実施する予定で、6件のニーズに対し、51名のボランティアさんを募集しています。
皆様のご協力をよろしくお願いします。
なお、明朝の天候の状況によっては、活動中止となることもありますので、ご了承ください。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援21日目
8月27日(土)、朝夕は涼しくなり、少しづつ過ごしやすい季節になってきました。今日は立野サテライトを含めて、土砂撤去や家具等の運搬などの困りごとに50名のボランティアさんが活動されました。
本会職員は、資材班と受付ニーズ調査班で活動しました。継続してボランティア活動に参加していただいている方が多く、活動場所に行く前にボランティアさん同士で作業がスムーズに進むように意見を出し合う姿を見て、頼もしさとチームワークの大切さを感じました。
ボランティアさんを送り出した後は、これまで調査を行った訪問票やニーズ票などの整理をしたり、9月20日にボランティアセンターを南阿蘇村社協の通常のボランティアセンターに移行することに伴い、書類や資材などの整理整頓を行いました。
また9月以降から南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターは、土・日・月がボランティア活動日となります。
活動日は下記のとおりです。
9月3日(土)
9月4日(日)
9月5日(月)
9月10日(土)
9月11日(日)
9月12日(月)
9月17日(土)
9月18日(日)
9月19日(月)
明日は雨の為、立野サテライトを含めボランティアの受付を中止します。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター20日目
8月26日、今日は、11名のボランティアさんが活動され、3件のニーズ全てが完了しました。昨日までより少ない人数でしたが、みななさん土砂の撤去や仮設住宅への荷物の移動など、暑い中にもかかわらず活動してくださいました。
現地調査では、立野地区で6件のお宅を訪問しました。地震の後の豪雨で土砂が流れてきたお宅が多く、被害も大きくまだ手つかずのお宅もありました。家のすぐ上の山が崩れて大量の土砂が流れこんだというお話を伺い、山を見上げると、すごい勢いで押し寄せてきたことが分かりましたが、その恐ろしさは簡単に想像できませんでした。ボランティアさんに土砂かきを手伝っていただけるよう、センターでニーズ票、マッチングシートをまとめました。別のお宅では、家の中いっぱいに土砂が入り込んでかなり高く積み上がってしまっていて、あまりの土砂の多さに言葉を失いました。これから解体をされる予定で、ご夫婦で片付けや分別をしておられ、その作業にも相当な時間を要していることが分かりました。集積所までの運搬をボランティアさんに対応していただくこととしました。このような状況でも、私たちに、暑い中おつかれさま、遠くからありがとうございますと声をかけてくださり、胸がいっぱいになりました。
明日は、42名のボランティアさんを募集しております。また、明日からの2日間は、立野サテライトの活動もあり、30名のボランティアさんを募集していますので、みなさんのご協力、よろしくお願いいたします。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター18日目
8月24日、今日の復興支援センターは、46名のボランティアさんが活動されました。6件の活動のうち、3件が完了し、残り3件は明日以降引き続き行うこととなりました。
本会職員は、受け付け、マッチング、資材班の業務と、河陽地区、河陰地区5件の現地調査に分かれて活動しました。
今日は福岡大学の学生さんが20名来られ、みなさん一生懸命活動されていました。明日も来てくださるとのことで、作業がまたぐんと進むと思います。
調査に伺うと、避難所から日中は自宅に片付けに帰ってこられていて、その中で家財道具やブロック等が出て、それらを運んでほしいという内容がほとんどでした。
飲食店を営んでおられた方は、食器など調理場の片付けがとても大変だということで、荷物の運搬などセンターで対応できることをお手伝いさせていただくこととしました。家の前の通りの山の土砂がすごい勢いで流れてきたことなどのお話も聞かせていただきました。修理等が全て終わればまたご夫婦でお店を再開したいと言われていました。これまで一生懸命励んでこられたお店が使えなくなってしまったことを考えると胸が苦しくなりましたが、これからの夢に向かって努力されている姿にこちらが力をもらいました。
明日は、土砂の撤去や避難所の荷物の移動などの作業を予定しており、44名のボランティアさんを募集していますので、みなさんのご協力お願いいたします。
南阿蘇村立野地区 災害ボランティア活動
8月20日、今日は嘉麻市の個人ボランティアさん7名と職員4名が南阿蘇村立野サテライトで活動を行いました。
午前中は一班が引越のための荷物の運搬、もう一班が土砂の搔き出しをしました。土砂は、6月の水害で大量に庭や床下に流れ込んだものです。他団体からのボランティアさんなど全部で30名近くの方が、家屋の周りに土砂を手作業で掻き出す班、重機が掻いた土砂を一輪車で運ぶ班、床下に潜りこんで土砂を掻き出す班の3つに分かれて、作業を行いました。
非常に強い日差しが照り続ける中、みなさん泥だらけになりながら行い、14時30分くらいには今日の予定の部分を完了させることができました。
この家屋の住人の方は、たくさんの方に手伝ってもらって、被害に遭う前の状況に少しずつ近づいていることをとても嬉しく思うと話されていました。
明日も引き続き、活動が行われる予定です。
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター11日目
8月12日(金)、今日はボランティアさんを送り出した後、加勢地区へローラー調査へ行きました。加勢地区は比較的被害が少ない方で、一部損壊のお宅がほとんどでした。
この地区では、昔からお住まいの方同士でコミュニティができており、日頃からよく声を掛け合っているとのことでした。訪問したご高齢世帯の方からは『身体が不自由だけど、よく配達に来る配達業者や近所の方が分かってくれているから、安心して暮らせる』といったお話をお聞きしました。
今まで何度かローラー調査をさせていただきましたが、安心して生活されている方の地域は、ご近所付き合いが豊かであるように感じます。
今回の調査でも『地域のつながり』は一つの防災なのだと改めて考えさせられました。
南阿蘇村ボランティアセンターは、明日からお盆休みとなります。
17日から活動を再開しますので、ぜひ、みなさまのご協力をお願いいたします!
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター10日目
今日は、立野サテライトの開設日でした。
職員1名は、サテライトでボランティアさんの受け付けの準備作業を行なった後、以前、立野地区の世帯を調査で回ったときに、不在だった要援護者の世帯を、桂川町社協職員の方とともに回りました。立野地区はまだ水が通っていないこと、また再び雨が降ると、土砂災害の危険性が高いことから、家に戻られている方は少なく、1日かけて20以上の世帯を回りましたが、直接お会いできたのは、4世帯でした。不在だったお宅も、片づけに戻ってこられているご近所の方に、対象の方がどうされているのかなどを尋ねてまわりました。
話を聞くことができた方からは、「自分はずっと受け継がれてきた田畑を守るために、落ち着けばまたこの場所で生活したい」と話される方、「今後ここで生活していけるのかわからず、家の大掛かりな補修工事もためらっている」という方、「もしここで生活するとしても、近所の人はほとんどいなくなるんじゃないか」と不安を感じられている方など、みなさんが様々な気持ちや思いを抱えながら、生活されているのだと感じました。
もう一名の職員は、ボランティアの受付、3件のマッチング、グルーピングを終えた後、土砂撤去の活動をされている赤瀬地区のお宅を訪問しました。流木や大きな石が混じっていると捨てることが出来ないため、仕分けをする班、土砂を土嚢袋に入れる班、捨てる班に分かれて効率よく作業をされていました。
午後からは、訪問調査を行い、お盆が明けてから活動出来るように調整を行いました。
明日はゴミ集積所がお休みであるため、加勢地区のローラー調査に出る予定になっています。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター9日目
8月10日、今日から新たなクールの職員2名が南阿蘇村生活復興支援センターで活動しています。
今日は4件のニーズに、延べ28名のボランティアさんが活動されました。
午後からは職員1名が地元社協職員の方とともに、今後ボランティアさんが活動する予定のお宅に伺いました。これまで何度かボランティアさんが活動され、少しずつ片づけがすすんでいるものの、まだボランティアさんの協力が必要な状況でした。
夏休みに入っているということもあってか、センターへは、今日一日で20件を超えるボランティア活動に関する問い合わせが寄せられました。しかし、今日訪問したお宅のように、協力が必要なニーズは90件近くあります。みなさまのご協力をよろしくお願いします。
センターには、大濠高校新聞部の生徒さんと顧問の先生が来られました。同校の生徒向けに、年に4回新聞を発行していて、前号では熊本市内で取材をしたそうです。しかし、それによって、被災された方に辛い記憶を思い起こさせてしまったのではないか、邪魔になったのではないかという気持ちが残ったそうです。今回の南阿蘇村への取材も、迷いや葛藤を抱えながら来られたそうです。センターのスタッフから南阿蘇村の現状などの話を聞く中で、「自分たちにできることを見つけることができました」と話されていました。
広報活動への取り組みの姿勢や何かしたいという強い思いを感じ、とても大きな刺激をいただきました。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援7日目
8月8日、今日はローラー調査を予定していましたが、以前から相談を受けたまま連絡がとれないお宅や調査に再確認が必要なお宅が4件あったため訪問しました。
離れて住むお子さん宅に避難したり、他県で働かれていたりと、お会いすることはできませんでした。
現在、南阿蘇村では、仮設住宅が数カ所で建設中です。震災を機に住まいを離れて避難生活を送っていらっしゃる方々は、1日も早い完成を待ち望んでおられます。
まずは、プライバシーの確保された空間で一息つくと同時に、これからの生活を考え、準備していかなければなりません。また、新しいコミュニティとしての関係づくりも必要となります。
センターでは南阿蘇村社会福祉協議会と連携して、従来のボランティアさんたちによる震災や水害の片づけだけでなく、サロン活動や避難生活をされている高齢者の訪問活動も行っています。
生活復興支援のあり方は、地域のみなさんの困りごとや悩みによって変わっていくものだと思います。
今後は、ローラー調査などで出会った方々や要援護者台帳をもとに、訪問できるように準備を進めています。