先日、ある空き家の管理をしている時に、庭先で半分に切られたみかんを見つけました。
隣の家の方に尋ねてみたところ、「毎年この時期になると、空き家の庭に生えているみかんが熟して落ちてしまうから、拾って半分に切って、鳥たちが食べやすいようにしています。」と話されました。
地域の方が空き家の事を気にかけてくださっていて、とてもあたたかい気持ちになりました。
カテゴリー: 地域係
支援に必要なもの
自立相談支援センターでは、生活に窮する方々の相談をお受けしていますが、解決に向けてサポートをするにあたって、本人の「今の生活を変えたい」という強い意思と行動の有無が将来を左右すると感じています。
数カ月前から関わっているAさんとは電話ができないため、手紙やメールでやりとりをしていますが、本人からの反応がなければ、それだけ時間がかかってしまいます。
返事を待つ間は「これからの生活をどう考えているか」「本人の力でどこまでできるのか」など、本人の考えを想像するしかありません。
辛く苦しい生活から、少しでも早く立ち直れるようにと考えていても、相談者側の気持ちと行動が伴わなければ、支援がストップしてしまうということを痛感したケースとなりました。
新しい住まい
住んでいた住宅の家賃を滞納し、強制退去になったAさん。
怪我をしたため入院していましたが、その間になんとか住まいを見つけ、今日鍵を受け取ることができました。退院日も決まり、新しい生活を迎える準備が着々と進んでいます。
入院した当初は口数が少なく、「任せます」と繰り返していたAさんの表情が、とても明るくなり、新生活に向けて前向きな発言が聞かれるようになりました。
嘉麻市認知症家族の会「こころ音の会」のご案内
こころ音の会は、代表のAさんの「認知症の家族を介護する方が悩みや不安を話してリフレッシュできる場があれば」との思いから、平成28年7月に発足しています。
同会に集ったときは、お茶やお菓子を口にしながら、おしゃべりをしたり、抱えている悩みの解決についても一緒に考えていますので、ぜひご参加ください。
これまでは、定例会を毎月第4土曜日に開催してきましたが、令和2年度からは、毎月第3水曜日の13時30分からに変更します。会場は、山田ふれあいハウスです。
次回は、4月15日(水)13時30分より開催する予定です。
Aさんと猫
最近、ある方から「ちょっと話を聞いてほしい」と電話がありました。
訪問し話を伺うと、エアコンが壊れたことや突然の不幸が続いたことで貯金が尽きてしまい、まともに食事が取れていない状況だということが分かりました。
そのような状況になってもAさんは、自分よりも一緒に暮らす猫の食べ物を心配していました。
Aさんは、「猫の餌は、近所の方から譲ってもらえることになった」と安堵されていましたが、もう少し自分自身のことも大切にしてほしいなと、複雑な気持ちになった出来事でした。
住み慣れた自宅で
先日、日常生活自立支援事業を申し込んだAさん(80代)は、ディサービスや訪問介護、配食サービスを利用しながら、一人で生活をされています。最近、銀行にお金を下ろしにいくことが難しくなり、またお金を何処にしまったか忘れることが多くなったそうです。
自宅を訪問すると帰る時に、玄関の横の窓から、「気をつけておかえり」と見送ってくれます。
Aさんが、住み慣れた自宅で生活が送れるように、お手伝いしていきたいと思います。
沈丁花
先日、ある施設に訪問したところ、駐車場の隅からとても良い香りがしてきました。近寄ってみると、1m程の高さの枝に、十字型の小さな花が毬のような塊になって咲いていました。
新型コロナウィルスの影響で外出機会が減っているため、入所中のみなさんは散歩を楽しみにされています。毎朝、花のそばで立ち止まり、香りで楽しむ春を満喫しているそうです。
手作りの「さげもん」を飾り付け
地域の方に「ちょっと見て行って」と言われ、自宅におじゃますると、色とりどりの「さげもん」がたくさん飾られていました。
自宅で1つ1つ作ったそうですが、柳川で開催される「さげもん」のお祭りに引けを取らない華やかな飾り付けでした。
外出する機会が減っても、自宅で飾り付けを楽しむなど、遊び心を忘れずに暮らすAさんは、とてもいきいきとされていました。
事務所移転のお知らせ~山田ふれあいハウスへ~
本会の事務所が稲築住民センターから、山田ふれあいハウスへ移転しますのでお知らせします。
なお、3月30日から下記の代表番号に変更になりますので、お間違えのないようよろしくお願いいたします。
新住所 〒821-0012 嘉麻市上山田502番地6
新代表番号 0948-43-3511
新FAX番号 0948-43-3450