5月26日、南阿蘇の天気は曇りでしたが、昨日の雨の影響でごみの受け入れをしてもらえるかの判断が難しくニーズも少なかったため、竹田ベースキャンプからのボランティアの受け入れは中止になりました。今日は、6件のニーズがあり延べ30人のボランティアの方が活動に参加されました。昨晩到着された直方市社協職員2名と本会職員3名は、マッチング班とローラー班に分かれ、マッチング班では、オリエンテーションを中心とした活動を行いました。
ローラー班は、午前9時から、乙ケ瀨地区のメルヘン村と栃木地区ののんびり村で活動を行いました。
こちらは、ペンションが多く、また今回の地震で家屋が崩壊するほど被害が大きかった地区です。今もまだ、ライフラインが通ってないところもありました。今回の調査で、震災後、道路も寸断され、2.3日は情報が全く入らず、孤立した状態となったこと、毎日が不安で夜も休めなかったことなど、いろんな話を伺うことができました。
実際にニーズとしてあがったのは3件でしたが、今後は、物資的なお手伝いから見えない部分のお手伝いへと、まだまだたくさん課題があることを痛感しました。また、常日頃から住民の方々に情報を提供し、困ったときにはすぐ社協へ相談できる体制を取ることの大切さを感じました。
カテゴリー: 竹田ベースキャンプ
南阿蘇支援竹田ベースキャンプ28日目
5月25日、今日の南阿蘇は朝から雨でした。屋内でのみの活動となり、竹田ベースキャンプからのボランティアは受け入れ中止となりました。
避難所となっていた中学校が閉鎖されたため、物資の整理や荷物運びなどのニーズが4件あり、延べ41名の方が活動されました。
気温は28℃くらいあり、朝から蒸し暑い1日でしたが、すべてのニーズを終えることができました。雨天が続けば屋外活動ができないため、長期的にボランティアさんの協力が必要であると感じました。
南阿蘇支援竹田ベースキャンプ27日目
5月24日、今日は竹田ベースキャンプからは46名の方が参加され、南阿蘇村災害ボランティアセンターでは延べ76名の方が16件のニーズに対して活動されました。
活動を終えられて、午前中に戻ってきたボランティアさんが午後からも活動していただき、本日予定したニーズは全て活動することができました。
明日は雨天のため屋外の作業が中止になり、竹田ベースキャンプは中止が決まりました。
今後雨で、活動できない日が増えることが予想されますが、まだまだボランティアさんのお力が必要となりますので、ぜひご協力ください。
南阿蘇支援竹田ベースキャンプ26日目
5月23日、竹田ベースキャンプからのボランティアの受付は中止だったため、南阿蘇ボランティアセンターの活動人数は計17名となりました。
今日はローラー調査班として、地図を持って一つの行政区のお宅一軒一軒を廻り、住民の方にお話しを聞かせてもらいました。
ほとんどのお宅が片付けなどはご自身で終えられていましたが、地震の影響で職を失った方や、家族の介護の困りごとを抱えた方からお話しを伺いました。伺ったお宅は約20軒ほどでしたが、ほとんどのお宅で生活の中の困りごとや不安な気持ちを抱えてありました。調査を終えて今後の長期的な生活の支援になると考え、地元社協の方に引き継ぎました。
今後も地域に出向いて、住民の方と顔を見合わせてお話しをしながら活動を続けていきたいと思います。
南阿蘇支援竹田ベースキャンプ25日目
5月22日、竹田ベースキャンプからは39名の方が参加され、南阿蘇ボランティアセンターの活動人数は延べ119名でした。
本日、センター内の本部班など数名の運営スタッフの変更に伴い、震災から約1カ月経ったこともあり、今後の長期的な支援も含めて、地元社協職員が主になって地域を支えるためには今のセンターの運営をどうするべきかを話し合いました。話し合いの中、「がれきを見るのではなく、人を見る」という意見がでました。がれきの撤去や家の片付けだけを困りごととしてとらえるのではなく、そこに暮らす人の生活を支えていく視点を、運営スタッフやボランティアの方にも持ってもらうことが大切だという話になりました。
地域は違いますが、嘉麻市で行っている社協活動を、被災地でも行い、南阿蘇村を支えていきたいと思います。
写真は、県外の方がボランティアセンター宛てに送った、励ましのお手紙です。ボランティアの方や運営スタッフの中にも、被災した方がいらっしゃいます。今日も「自分の家は家の中の壁に亀裂が入ったくらいだから、被害がひどかった南阿蘇のお手伝いをしたいと思って来ました。」という、ボランティアの方もいました。直接被災した地域に来られなくても、さまざまな方法で被災地域を支えることができるのだと思いました。
南阿蘇支援竹田ベースキャンプ23日目
5月20日、竹田ベースキャンプからのボランティアの受付は中止で、センターの活動人数は計10人でした。
今日はローラー調査班として、地図を持って1つの行政区を一軒一軒廻り、困っていることや今の状況などについてお話を聞かせてもらいました。
ほとんどのお宅が片付けなどは終えられていましたが、あるお宅では「片付けは目処がたってきたけど、農作業が進んでいない。これからどうしようかと迷っている」と話されました。農業ボランティアの情報と南阿蘇村災害ボランティアセンターの情報をお伝えしました。
今日調査に行った地区は農家の方が多く、これからは農作業の支援なども必要となることを感じました。
みなさん気さくにお話しをしてくださり、最後には「ご苦労様です。ありがとう」とねぎらいの言葉をかけていただきました。