なくし物

ある地域の方から、ご近所に住むAさんの相談を受けました。お一人暮らしのAさんは、以前から通帳や保険証をどこに置いたかわからなくなってしまい、ご近所に相談することが増えていました。受診を勧めてもなかなか了解が得られませんでしたが、連日の猛暑で体調を崩し、やむをえず入院することになりました。
検査の結果アルツハイマー型認知症との診断を受け、今後は介護保険サービスを受けながら、ご自宅で生活できるよう、環境を整えていくことになりました。
Aさんには、お子さんがおらず、関東に住む高齢のお姉さんがおられますが、日頃のサポートはできません。介護保険サービスの利用時間は限られています。そんな時、気にかけてくれる人や温かく見守ってくれる人、優しく声をかけてくれる人など、ご近所さんの存在は、とても心強く感じました。