Aさんの不安

1年前に、ある訪問看護ステーションから相談を受けたAさん。病気が悪化して入退院を繰り返していたことと相談することへのためらいがあり、会うまでに 1年かかってしまいました。その間担当の看護師とはAさんの了解を得て、Aさんの不安や悩み、病状などの情報を共有しながら、会えるタイミングを見計らっていました。
初めは住宅について悩んでいましたが、病気が進行するにつれ、亡くなった後のことを心配する声に変わっていきました。
話を聞くと、どうしたいか希望はしっかり持っておられましたが、Aさんが育った環境は複雑で、亡くなった後のことを手伝ってくれる身内はいません。
民法をきちんと理解した上で、Aさんの思いが叶えられるよう、一緒に考えていきたいと思います。