嘉穂・鞍手地域のひきこもり支援者と情報交換しました

1月28日(火)、飯塚総合庁舎で開催された、令和元年度ひきこもり支援者等ネットワーク会議に参加しました。
 嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所のひきこもり相談会で家族支援アドバイザーをされている元当事者の方からは、平成14年から相談会で家族に生の声を届けてきたことや家族から質問を受けてきたことなどの取り組みが発表されました。今年度で相談会が終わることになり、今後は当事者の声を伝えていく方策を模索されているそうです。
 福岡県立大学准教授の四戸智昭さんからは「ひきこもり家族支援再考」というテーマの中で、「人は他者から褒められたいと思う承認依存がある。その欲求を満たすにはあるがままに認めることが大事」との話があり、家族だから当たり前に思ってしまうこともあるけれど、お互いに褒めたり認め合うことの大切さについて気づきました。四戸さんのブログでは、元当事者の方がひきこもりサバイバーとして書いたエッセイを紹介しているそうです。
 最後に、市役所健康福祉課や自立相談支援機関、障がい者基幹相談支援センター、若者サポートステーションから取り組みの発表があり、ひきこもり支援には丁寧にかかわることが必要だという声があがりました。
 今回、嘉穂・鞍手地域のひきこもり支援に関わる関係機関の参加があり、ひきこもりの相談窓口が増加していることを実感しました。一方で、ご本人やご家族だけで悩んでいるのではないかとの思いもあり、その方々とつながっていくにはどのようにしたらよいのかなあと改めて考える機会になりました。