南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター17日目

今日の復興支援ボランティアセンターには、24名のボランティアさんが来てくださり、予定していた5件のニーズすべてを完了することができました。本会職員2名は、ボランティア受け付けとニーズ調査を担当しました。地震発生から4ヵ月が経過する中で、今すすめているニーズ調査は、当然日々入ってくる新規ニーズの現況確認もありますが、それとともに、これまで1,300件を超える相談の中で、完了に至っていない相談が、今どのようになっているのかを再確認し、ニーズを積み残さないことと、ローラー調査に回った地区の方々の生活状況や困りごとなどを定期的に把握し、生活支援につなげていくことにあります。今日は2班に分かれて、袴野、沢津野、黒川地区を回りました。この地区は、地震によって今も水が出ず、家屋被害も甚大で、住民のみなさんは避難所での生活を余儀なくされているため、人の生活感や生活音がなく、時が止まっているような感覚になりました。今回、偶然、避難所から畑仕事や酪農仕事に帰って来られていた方とお会いしました。お二人の方から、もうすぐ仮設住宅への引っ越しが始まるが、顔なじみの方々と一緒なので心強いとのお話があり、あらためて、つながりを継続することの大切さ、そのための支援の必要性を再確認することができました。明日は、火曜日のためセンターはお休みです。8月24日(水)は室内清掃、ゴミ捨て、木材、鉄筋、瓦の撤去、運搬等の3件のニーズに、26名のボランティアさんが必要ですので、多くの皆さんのご協力をお願いいたします。

 

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター16日目

今朝は、空気が少しひんやりし爽やかでしたが、日中は気温がぐんぐん上がり、活動するボランティアさんも大変だったと思います。今日も立野サテライトを含めて58名のボランティアさんが活動してくださり、5件のニーズを完了することができました。本会職員2名は、今日もボランティア受付・ニーズ班、ローラ班と分かれて活動をしました。ボランティア受付では、継続して来てくださっている顔馴染みの方も多数おられた他、断水している地域の方々に飲んでもらえればということで、飲料水を持って来られた方もあり、本当に感謝です。ニーズ調査には、新規を含め河陰・長野・栃木の3軒を訪問しました。その1軒の方は、4月16日の本震で築150年を超す母屋が倒壊し、家族3人で建物の下敷きになったそうですが、真っ暗な中たまたま携帯電話が手にとまり消防を呼ぶことができて、運良く全員ケガなく救出されたと話してくださいました。倒壊した家屋は、今後業者に解体してもらう予定とのことで、その中でボランティアさんに手伝ってもらえることはないかとの事でしたので、安全を確認しながら内容を詰めていくことになりました。ローラ調査で訪問した方は、震災後から何もする気にならず人と会うのも億劫と言われ、これからは、生活に根差した支援が必要であると思いました。明日は立野サテライトの活動はお休みですが、復興支援ボランティアセンターには土砂撤去・納屋の片付け・ブロック塀の撤去運搬等4件のニーズがあり、26名のボランティアさんが必要ですので、ぜひご協力お願いします。

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター15日目

今日は、復興支援ボランティアセンターと立野サテライトで活動が行われました。復興支援センターでは、土砂撤去・瓦の運搬・土のう設置等、4件のニーズに22人のボランティアさんが活動され2件が完了しました。立野サテライトには、嘉麻市社協からのボランティアバスで参加した方々11名を含めた32名が活動され、5件のうち3件を完了することができました。本会職員2名は、ボランティア受付・ニーズ班とローラ班に分かれて活動しました。ニーズ調査を担当した職員は、河陽長野地区の3軒のお宅に伺いました。母屋を補修するために、床下の木材を引き出してほしいというものと、離れにある家財等を運び出し整理してほしいというニーズは、日・月曜日に対応することにしました。ローラ調査を担当した職員は、河陽東下田地区のお宅21軒を訪問し、5人の方と会うことができました。お会いした方の中には、お盆に自宅に戻って来たばかりでやっぱり家が一番と言われていました。明日も、立野サテライトを含めて、60名のボランティアさんを必要としています。土砂撤去や家財の運搬等のニーズが、まだまだ残っていますので多くの皆さんのご協力をお願いします。

南阿蘇村立野地区 災害ボランティア活動

8月20日、今日は嘉麻市の個人ボランティアさん7名と職員4名が南阿蘇村立野サテライトで活動を行いました。
午前中は一班が引越のための荷物の運搬、もう一班が土砂の搔き出しをしました。土砂は、6月の水害で大量に庭や床下に流れ込んだものです。他団体からのボランティアさんなど全部で30名近くの方が、家屋の周りに土砂を手作業で掻き出す班、重機が掻いた土砂を一輪車で運ぶ班、床下に潜りこんで土砂を掻き出す班の3つに分かれて、作業を行いました。
非常に強い日差しが照り続ける中、みなさん泥だらけになりながら行い、14時30分くらいには今日の予定の部分を完了させることができました。
この家屋の住人の方は、たくさんの方に手伝ってもらって、被害に遭う前の状況に少しずつ近づいていることをとても嬉しく思うと話されていました。
明日も引き続き、活動が行われる予定です。
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

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南阿蘇村災害復興支援センター14日目

今日は、15名のボランティアさんがセンターに来られました。集積所が休みだったので、土砂の片付けや土のう作りなどの活動をしていただきました。
今日も暑かったので、クーラーボックスに冷たい飲み物を準備し、それぞれの現場に持って行ってもらいました。
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私はニーズ調査に午前1件、午後7件行ってきました。沢津野地区にあるお宅でボランティアさんにお願いしたいことを伺うなかで、まだ断水中で特に料理や洗濯が不便であるとの話がありました。大きなタンクを準備し、毎日水をもらいに行かれているそうです。生活に欠かせない水がない状態が4ヶ月も続いていることを嘆いておられ、いたたまれない気持ちになりました。
明日は31名のボランティアさんを募集しております。ぜひ、よろしくお願いいたします。

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター13日目

今日は、土砂撤去や家の中の片付け、割れたガラスの分別、運搬などの困りごとに28人のボランティアさんが活動されました。
ニーズ調査では、立野地区に行きました。たくさんの土砂が床下にも入り込んでいて、ボランティアさんの協力がないととても片付きそうにはありませんでした。20日土曜日に活動できるように調整しましたので、週末のボランティアを考えている方はぜひ立野サテライトへお越しください。
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また、今日は、何人かのボランティアさんから、来週の活動はあるかなと聞かれました。今の時点で来週の予定は何とも言えないのですが、困りごとの相談は日々入っています。前日には翌日の予定がわかります。このブログでもお届けしていきますし、本会の職員は8月までセンターにいますので、嘉麻市社協まで気軽にお問い合わせください。
明日の南阿蘇村災害ボランティアセンターは31人のボランティアさんのお力が必要です。暑い中の活動になりますが、ぜひご協力ください。

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター12日目

今日も南阿蘇村は快晴でした。センターは休みでしたが、ボランティアさんが何かできることないですかと7名もお見えになったので、継続してお願いされていた土砂の片付け、運搬のお手伝いをしていただきました。資材が足りないと連絡があり、持って伺ったのですが、汗だくになりながら声をかけ合い活動されていて、本当に頭が下がります。
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ボランティアさんから、南阿蘇村の状況が知りたくて嘉麻市社協のブログを読んでるよと声をかけてもらいました。職員が交代で書いていますので、こんな風に言ってもらえると本当に嬉しくて、暑さがすーっと消えたような気がしました(*^‧^*)
現場から帰る途中、通行止めになっている地区を歩いてまわりました。4ヶ月、時が止まっているかのように、地震の爪痕がしっかりと残っていました。南阿蘇村は、未だに通行止めになっている道が多く、いろんな地区に行くのに本当に不便です。早く道の整備をしてほしい、阿蘇大橋を作ってほしい、みなさん良く言われます。なかなか声が届かない苛立たしさを改めて感じました。
明日は、集積所への運搬や土砂の片付けができるボランティアさんをお待ちしています。

地域支えあい事業 協力会員募集

地域支えあい事業は、市民の方のちょっとした困りごとを同じ市民の方の協力によって解決していく事業です。 現在、ちょっとした困りごとに対応していただける協力会員を募集しています。この季節は、「草取りができずに困っている」「庭木の剪定をお願いしたい」といった相談が増えています。なお、協力していただける方には、協力手数料をお支払いします。協力会員の方を随時募集していますので、関心のある方はご連絡ください。

●主なサービス内容
快適日常サービス    ごみ出し、話し相手など
いきいき家事サービス  住居の掃除、洗濯など
快適専門サービス    低木の剪定や草取りなど
すくすく育児サービス  産前産後の手伝い、家事援助など

●お問い合わせ
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

今月の一冊

8月15日.社協だよりNo.126『今月の一冊』で紹介した本をこのブログでも紹介します。

証言 水俣病
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編者:栗原彬
発行所:株式会社 岩波書店

この本には、10名の水俣病患者の方の体験や想いが語られています。
1959年に水俣病が公式に確認された後も、原因であるチッソ水俣工場からの有機水銀を含む排水のたれ流しが続きました。1968年に水銀流出が止まり、公害病として認められます。しかし水俣病は、行政の審査で認定されなければ患者と認められないため、申請しても棄却となり、治療を満足に受けることができない人も多くいました。本の中では認定患者、未認定患者の間に隔たりができ、地域の人のふれあいがなくなったという被害が一番大きいと語られています。未認定患者の問題に立ち向かうため、自らチッソ水俣工場前に座りこみをして交渉するなどしてたくさんの人が闘われます。しかし、みなさんの心からの叫びは届かず、1996年には裁判や認定申請などを取り下げることを条件に一時金等を支給するという和解案が出され、身を切る思いで和解案の受託という決断をされたそうです。病状が悪く体もいうことをきかなくなってきたため泣く泣く受託をしたこの時のみなさんの心の苦しみは想像ができません。
緒方正人さんは、水俣病患者として生きているわけではない、人として生き、一人の「個」に帰りたいと語られています。病気、差別に苦しめられ、和解案を受託せざるを得なかった方がたくさんいた水俣病事件という事実だけでなく、魂を持った一人の人間として生きていく中で救われたいと願い続ける方がおられることを知り、公式確認から60年がたった今、改めてこの問題は終わることはなく、ずっと考え、学んでいかなければならないことだと感じました。(みぞくち)

夏休みボランティア情報

8月14日、夏休みも折り返し地点に入りました。夏休み期間中のボランティア活動はまだまだあります。ボランティア活動に関心はあるけど、「きっかけ」が無いという方もぜひご参加ください。

子どもたちの遊び相手
~嘉麻北日中一時支援事業所~
日時:平成28年7月20日(水)~8月31日(水) 午前8時30分~午後5時
    ※日曜日を除きます。またご都合のよい時間帯だけで構いません。
場所:嘉麻北日中一時支援事業所(嘉麻市鴨生339)
備考:動きやすい服装でお願いします。時間帯によってはお弁当、飲み物をご準備ください

子どもたちの遊び相手
~障がい者支援施設 つばさ学園~
日時:平成28年8月1日(月)~8月31日(水) 午前9時00分~午後4時
    ※活動可能な日、ご都合のよい時間帯で構いません。
場所:障がい者支援施設 つばさ学園(嘉麻市下臼井1012-3)
備考:時間が昼をまたぐ場合には食事を準備します。

作業補助
~指定障がい者福祉サービス事業所 山田学園~
日時:平成28年8月1日(月)~8月31日(水) 午前9時00分~午後4時
     ※活動可能な日、ご都合のよい時間帯だけで構いません。
募集人数:6名程度
場所:指定障がい者福祉サービス事業所 山田学園(嘉麻市上山田1094-116)
備考:上履きの準備をお願いします。

《お問い合わせ先・お申し込み先》
かまボランティア・市民活動センター ☎0948-42-0751