南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ86日目

先月降り続いた豪雨のため、土砂が道路を遮断し、活動することが出来なかった立野サテライトが明日から活動を再開します。
今日はそのための準備を行いました。
必要な書類や資機材、立野は未だ断水状態であるため500リットルのタンクの運び込み等を行いました。

その後は、ニーズ調査で2件のお宅を訪問しました。
どちらのお宅も土砂撤去のニーズでしたが、山から水を含んだ重い土が敷地内にたくさん入り込んでいました。
今後、土砂撤去のニーズが多く上がってくることが予想されます。
ぜひ、ご協力宜しくお願いします!

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新道サロンにおじゃましました🎶

7月22日(金)、今日は新道公民館で開催された、ふれあい・いきいきサロンにて、地域のいいところや課題をみなさんに教えていただきました。                    新道には臼井駅があったこと、駅前通りには商店や娯楽施設などたくさんの店が連なり、活気に溢れていた地域だったということがわかりました。課題について、新道は高台なので水害のことは心配していないが、台風の風の影響を受けやすく突風が怖いという話がありました。またお祭りなどの行事が減り、世代間交流の場がなくなっていくことについて、子どもから大人までが集える盆踊り大会などがあったらいいなという意見がありました。今後の地域づくりを進めていく中で、今日出た意見を参考にしていきたいと思います。                 新道サロン4                      新道サロンのみなさん、今日はありがとうございました(^-^)

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ85日目


7月21日、今日の南阿蘇村は1日中晴れで、じりじりと照りつけるような暑さでした。

災害ボランティアセンターでは、41名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプ29名)が活動されました。

本会の職員1名は、昨日に引き続き、中松地区と東下田地区の再調査に行きました。

調査をする中で、ご自宅の敷地内に崩れ落ちた石垣を撤去してほしいというニーズが、新たに上がってきました。崩れた石垣とご自宅との幅が狭く、人力では難しいとの判断の上、重機で対応することになりました。

今週末の南阿蘇村は、晴れの予報が出ています。たくさんのボランティアさんのご協力をお願いいたします。

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足白の地域調べ♪

7月21日、今日は、足白公民館で行われたふれあい・いきいきサロンにおじゃましました。
いつもより少ない参加でしたが、みなさんから足白の地域のことを教えていただき、模造紙にまとめました。
足白は西馬見、東馬見、椎木、屏の4つのつの行政区が集まった地域です。主要な道をまず書き込み、馬見山、屏山、古処山という嘉穂アルプスの山、遠賀川源流から流れる川などを追加して基本的な地理を書き上げ、それからいろんな情報を落とし込んでいきました。バス停がどこにあるか、バスのルートはどうなっているか、お宮やお寺での行事、フルーツ村や商店など、いろんな情報を盛り込んだオリジナルの地図が出来上がりました(*^^*)
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みなさんに足白のいいところを伺うと、「とにかく人がいい、素朴で優しい」と話されました。いいところを生かしていけるようにこれからもみなさんと一緒に地域のことを考えていきたいと思いました。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ84日目

7月20日、今日は昼前に雨が降り、午後からの活動が心配されましたが、すぐに止み、1日通して活動することができました。

蒸し暑い中でしたが、40名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプ30名)が活動されました。

本会の職員は、以前 現地調査をしていた中松地区の再調査に行きました。19件のお宅を訪問し、そのうち10件の方にお会いすることができました。

住民の方から、家の中は自分たちで片付けたこと、地震では被害がほとんどなかったがその後の大雨で土砂崩れが起きたこと、大雨警報が発令されるとすぐに避難所に避難していることなど、たくさんのお話を伺うことができました。

また、何度も話を聞きに来てくれて嬉しいと言っていただき、改めて現地調査の大切さを実感しました。

再調査の結果を持ち帰り、今後に繋げていけたらと思います。

 

明日は、竹田ベースキャンプから25名のボランティアさんが参加される予定です。

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夢を語ると

今日は、ある調査のために、関係者以外は通行止めの道路を抜け、夜峰山の登山道を走り北側の地区に伺いました。

ここは、日頃見ている夜峰山の裏側になるところで、先月の豪雨による水害が最も大きかった所です。

路肩が緩んでいる所、今にも大きな岩が落ちてきそうな所を抜けながらの道中。また、初めて見る土砂災害の源の山の荒々しさに度肝を抜かれました。

大木が小枝に様に、岩石が小岩に様に流れ落ち、川の流れを変えてしまうほどに積もっており、どちらが道でどちらが川なのかわからない箇所もありました。

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現地に着き調査の依頼主の方のお話を伺ったのですが、被害の甚大さとは裏腹に将来に向けての前向きな計画や構想を語られる力強い口調に聴き入ってしまいました。

「現実は起きてしまったこと。希望や夢を語ることで力が湧き楽しくなってくる。だから、今がやれている。もっともっと、夢を見て語りたい。」という言葉には、「南阿蘇の人は決して負けていませんよ」のメッセージが込められているように思います。

「支援」などと簡単に口にする私のおこがましさが、いとも簡単にさらけ出された思いでした。

帰りの車窓から眺める夜峰山は、そんな私を笑っている様にも、また「お前も負けるな」と励ましてくれている様にも映りました。

 

山野第一行政区のネットワーク委員会にお邪魔しました♪

7月20日(水)
山野第一行政区では、ネットワーク委員会を独自に組織されており、いきいきサロンや一人暮らしの高齢者の方を対象に、見守り活動が行われています。今日は委員会の定例会にお邪魔し、皆さんから教えていただいた山野第一行政区のいいところや課題をマインドマップにおとしていきました。
 伝統行事である山野の楽をはじめ、五百羅漢や伝承館などがあり歴史が深いこと、農家の方が多く、馬車道がたくさんあった名残から狭い道が多いこと、老人会、福祉部会、食生活改善会、サロン、ネットワーク委員会といった交流の場がたくさんあること等地域のいいところを教えていただきました。
 またその中で、鴨生方面へ行くバスがなくなり不便になったことや水害が起こりやすい場所があること等、課題も知ることができた貴重な時間となりました。今日教えていただいた情報をもとに地域アセスメントを進めていきたいと思っています。
 ネットワーク委員会の皆さん、ありがとうございました(^^)

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南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ83日目

7月19日、今日は朝から日差しが強く、とても暑い1日となりましたが、13名のボランティアさん(竹田ベースキャンプ5名)が活動されました。

本会の職員は、立野地区と赤瀬地区の調査を行いました。

どちらの地区からも、先日の大雨による土砂崩れで家の周りに蓄積した土砂を取り除いて欲しいというニーズが上がってきました。

赤瀬地区の住民の方にお話を伺うと、「早くここに戻りたいけど、少しでも雨が降ると怖い。」と話されていました。

梅雨明けが発表されましたが、地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂崩れが心配されます。これ以上、土砂崩れによる被害が広がらないことを願っています。

 

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立野サテライト再開へ

大雨による土砂災害が発生し、立ち入りができなかった立野地区へ続く道路が復旧したので、ボランティア活動を再開するために、今日(7月29日)、現地調査を行いました。

山あいの集落は、多数の家屋に室内、室外を問わずに大量の土砂が流れ込み、その光景に言葉を失うほどでした。

国道沿いで飲食店を営む自宅兼店舗を訪問した時に、ご主人が店先の植木の手入れをしているところでした。挨拶を交わし、敷地内を見せていただいたところ、道路側はご自分で片付けられており、「側面もやろうとしたけど、一人じゃ無理やった。」とスコップが無造作に置きっぱなしの状態でした。

「水が出るようになって、この道路が開通したら、また、店をやりたいので力を貸して欲しい。ここだけを手伝ってもらったら、あとは自分でやれるので…」と、作業を中断した10平方メートルほどの敷地を指差されました。

さらに「俺たちが元気を出さないかん。負けられんけんね」という言葉に胸が熱くなる思いでした。

その後数件の調査を終えて、ボランティアセンターに戻り再開に向けての協議を行い、取り急ぎ23日に優先順位をつけて活動を行うことになりました。道幅が狭く軽トラックしか入れないところが多く作業も大変かと思いますが、数多くのボランティアさんのご協力をお願いいたします。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ82日目

7月18日、今日の南阿蘇村は朝から真っ青な青空が広がりました。

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センターには、45名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプからは27名)が来られ、田んぼの中の流木やがれきの撤去、家財道具の運び出しなど12件の活動に参加されました。早く活動を終えた方のなかには、少し休憩を取られて、新たな活動先や人数の足りていないところに応援に行かれる方もたくさんおられ、9件の活動が完了しました。
本会職員は昨日に引き続き、1名が資材班に、1名がローラー調査班に入り、活動しました。
資材の片付けをしていると、活動先から戻って来られた方が「福岡の嘉麻市の人でしょう?」と声をかけていただきました。その方は関東地方にお住いで、18歳まで筑豊地区で過ごされ、嘉麻市内の高校に通われていたそうです。九州を離れたあと、ほとんど帰ることもなくて、九州に少しでも恩返しができるかなと思って、竹田ベースキャンプに申し込んで参加した」と話されていました。嘉麻市にゆかりのある方と偶然会えたことに驚くとともに、ボランティアさん一人ひとりがいろいろな想いを持って参加されているのだなと思いました。
梅雨明けが発表され、これから厳しい暑さのなかでの活動となります。熱中症など、体調の管理に充分にご注意ください。