南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ81日目

7月17日、南阿蘇村は未明から激しい雷雨となり、明け方には土砂災害警戒情報が発令されました。その後、雨脚は弱まったものの、午前中はシトシトと雨が降り続きました。
そのような悪天候の中でしたが、予定どおり2件のニーズに15名(うち竹田ベースキャンプから10名)が活動されました。

本会職員は1名がマッチング、資材班で資材の準備や整理などを行い、1名は栃木(とちのき)地区のローラー調査を行いました。
ローラー調査では、30軒のお宅を訪問し、そのうち13軒の方から話を伺うことができました。
そのなかでは、毎年東海大学の学生さんに協力してもらっていたブルーベリーの収穫ができずに困っている、屋根の雨もりを防ぐためのブルーシートを張ってほしい、地震で使用できなくなった家財を処分してほしいなど、様々な困りごとを伺い、センターに持ち帰り、その対応について調整しました。
また、お一人の方からは、地震後、なかなか情報が入らず、閉じこもりがちになっていること、近所のほとんどのかたが避難されていて寂しさを感じていることを語られ、訪問したことに対して、とても嬉しいと話されていました。情報発信と孤立を防ぐ取り組みが求められていることを感じました。

センターでは、午前中の活動を終えて、戻って来られたボランティアさんが、今日が活動最終日なので他に何かできる活動はないかと尋ねられ、活動で使用している軽トラック10台を1台1台きれいに洗ってくださいました。

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こうしたみなさんのさまざまな面での協力が、また明日からの活動につながっていくのだと思いました。本当にありがとうございます。

明日は晴れとの予報が出ており、竹田ベースキャンプからは36名が参加される予定です。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ80日目

7月16日、朝から雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、76名(竹田ベースキャンプは59名)のボランティアさん協力のもと、15件の活動を行うことができました(延べ106人)
ボランティアさんの、晴れ間を有効に活用したいとの気持ちが、ひしひしと伝わり、活動を終えてからもなお、センターで土のうの詰めなおし作業に励まれていました。
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熊本地震発生から3カ月が経過しましたが、地震に加えて大雨の影響で、新たなニーズも増えています。1日でも多く活動できるよう、雨が降らないことを祈るばかりです。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ79日目

7月15日、昨夜は気温が下がり、肌寒さを感じる朝となりましたが、センターが始まる8時頃には、強い日差しが照りつけ、日中はとても暑くなりました。
金曜日はゴミ集積所が休みのため、仮設住宅への引っ越しや土砂の移動などに、延べ22名のボランティアさんが活動され、竹田ベースキャンプからは、先日から引き続き、岡山県にある自動車会社の方が7名でした。
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今日から、立野地区に通じる道路の規制が解除され、南阿蘇村の社協職員さんが様子を見に行きましたが、地盤が緩み、新たな土砂崩れが発生していたそうです。まだ活動できていないニーズに加えて、今後は、仮設住宅への引っ越しや土砂の撤去などのお手伝いが必要となるため、立野サテライトの早期再開が望まれます。
明日は、14件の活動を予定しており、ボランティアさん80名のお力が必要となりますので、ご協力をお願いします。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ支援78日目

今日も南阿蘇村災害ボランティアセンターは、ボランティアさんの活動はありませんでした。私は、午後3時から竹田ベースキャンプ(旧荻所)で開催された「第5回南阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ運営委員会」に出席し、南阿蘇村ボランティアセンターの現状を説明しました。ボランティアセンター開設(4月20日)から7月13日までの活動者数は5,641人で、その内、竹田ベースキャンプを通じた活動者が1,591人に上ること、6月20日の大雨以降、土砂関連のニーズがあらたに加わったこと、今後、避難所から仮設住宅への引っ越しニーズがさらに出てくること、雨の日が多く、かつ、ボランティア活動者も減少してきているため、積み残されたニーズが88件もあること、派遣される運営スタッフも減員となりつつあることなどを説明しました。運営委員会では、このような現状を踏まえて、8月以降の南阿蘇村支援をどうするのかについて協議がなされました。方向性としては、竹田ベースキャンプは7月31日をもって一旦閉所するけれども、あらたなかたちで、8月以降も南阿蘇村を支援していくことが確認されました。明日は、雨も上がる見込みですので、多くのボランティアさんのご協力をお願いいたします。

在宅介護者リフレッシュ事業

7月14日、在宅介護者リフレッシュ事業を開催しました。この事業は年に一度、在宅で介護をされている方同士の交流や心身のリフレッシュを図ることを目的に開催しています。今年は、12名の方が参加され、筑紫野市の天拝の郷に行きました。この施設は、天然温泉のほか、ビュッフェ形式の食事が人気です。オープンして間もなく店内に入り、それぞれが自分の食べたいものを取りに行っている間に、満席になるほど、とても賑わっていました。
制限時間がないことから、参加者のみなさんは、自分の食べたいものをじっくりと探して、皿に盛り、談笑しながら、食事を楽しまれていました。ある程度食事を終えると、入浴される方、家族などへのお土産を探す方、そして、席に残って、デザートを食べ続ける方、コーヒーを飲みながらおしゃべりされる方など、帰りの時間ぎりぎりまで満喫されていました。
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参加者のお一人は、「家で介護をしていると、なかなか外に出る機会もなくて、毎年このリフレッシュ事業を楽しみにしている。今日はいっぱい食べて、いっぱい笑って、たくさん元気をもらいました。」と話されていました。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ77日目

今朝は南阿蘇村総務課が午前2時47分に配信した土砂災害警戒情報メールで飛び起きました。午前3時34分には村内全域に避難指示、避難勧告が発令され、その後は叩きつけるような強い雨音に、不安で眠ることができませんでした。朝礼がはじまる午前8時の段階でも、滝のような雨が激しく降っていました。ボランティアさんの活動は、今日の大雨を予想していましたのでありませんでした。そのため、今日は外出することもままならず、終日センター内で昨日のローラーの調査票の入力、まだ訪問できていない地区の地図作成等を行いました。明日は少し天気は回復する見込みですが、ボランティアさんの受け入れは中止となっています。

 

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ76日目

今日の、南阿蘇村は風は少し強かったですが久しぶりに雲の切れ間から青空が見える気持ちのよい朝をむかえました。ボランティアさんの活動は火曜日のためお休みでしたが、竹田ベースキャンプからは今日も岡山県にある自動車会社のラグビー部の7人が活動にこられローラー調査等に参加しました。この方々は今後も5泊6日のクールで竹田ベースキャンプを通じて活動に入るそうです。私はこの中の1人の方とペアを組み川後田地区にローラー調査に入りました。ここは過去にも大きな水害にあったことがある地区で防災無線で避難指示が何度も出るため、老親を自宅に連れて帰ることはいざというとき動けないので難しいとの話しがありました。また、この地区で毎月10日に開催される老人会の集まりには毎回参加してお喋りや食事、掃除を楽しんでいるとのことでした。避難している娘の家には誰も訪ねてこないので昼間だけでも畑仕事や片付けのために家に帰ると友達や知人が訪ねて来てくれるので、嬉しいとの話しもありました。今日のローラー調査を終えて今後の支援は分断されてしまった地域の繋がりをいかに保っていけるかが大切だと感じました。明日は大雨警報が発令されているため活動はありません。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ75日目

今日は天候次第でボランティアさんの受け入れを行うことにしていましたが、朝8時の時点で雨足が強くなり、断続的に降り続くという予報であったため、受け入れは急遽中止となりました。竹田ベースキャンプからはすでに出発していたため、車中で中止を伝えることとなりました。悪天候のため、当初の予定が変更となり、私は、レントハウスのビニールシートの張り替えニーズをRQ 九州さんの協力を得て解決できるように、依頼者の日程を伝えるなどの調整を行いました。このニーズは、天候がよければ7月15日にセンターからお願いするボランティアさんとRQ 九州さんとで役割分担し対応します。その後は、午前、午後と高森町社協の方と2人でニーズ調査に行きました。内容は、倒壊したブロック塀の解体と運搬、敷地内に流入した土砂の撤去と運搬などでした。調査を終えてからは、昨日ローラー調査で訪問した際に尋ねられた震災関連死に関する弔慰金等の情報をお伝えするため、その方のお宅を訪問しました。南阿蘇村が作成している生活再建に向けた被災者支援に関するお知らせを手渡しました。明日は、火曜日のためボランティアの受け入れはありません。水曜日は天候もよくなりそうなので、多くボランティアさんのご協力をお願いします。

第4回協議体についての勉強会

7月11日、今日は山田市民センターにて第4回協議体についての勉強会を行いました。講師に公益財団法人さわやか福祉財団の阿部かおりさんと竹下順一さんを迎え、〜地域の良いところ(強み)を発見しよう〜をテーマに話していただきました。協議体は地域の困り事を自由に話せる場であり、子どもや孫の世代まで、無理なく継続できる解決の仕組みを、考える場にしましょうと話されました。

グループワークでは、第3回目の勉強会で出し合った地区の良いところを更に深めました。良いところを出し合う中で、 ほとんどの地区に、買い物や移動、居場所などの共通した課題があることがわかりました。また認知症の方を地域で支える仕組みや、盆踊りや祭りなどの地域の行事が世代を超えた交流の場となっており、続けていくためにどうしたら良いのかなど、たくさんの意見が出ました。

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次回は8月5日(金)に中学校区ごとに分かれて、お住いの地区にある社会資源をみなさんで見つけていきたいと思います。ぜひ、勉強会にご参加ください。

  • 稲築西、東地区→稲築地区公民館(13:30~)
  • 碓井地区→碓井地区公民館(10:00~)
  • 山田地区→山田生涯学習館(13:30~)
  • 嘉穂地区→夢サイトかほ(10:00~)

会場は上記の4つの会場で開催します。地区ごとに時間も異なりますので、お気をつけください。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ74日目

今日の南阿蘇村は、朝から小雨が降り続くあいにくの天候でしたが、ボランティアさんの受け入れと活動は、予定通り行われました。竹田ベースキャンプからは、18人が活動しました。朝は、マッチングを担当し、ボランティアさんを送り出してから、私は竹田ベースキャンプから入った方とペアを組み、長野地区のローラー調査に入り、27軒を訪問しました。長野地区は今回の水害でもっとも被害が大きかったところで、地震で出なくなった水がようやく復旧した矢先の水害でまた水が出なくなり、本当に困っていると、お会いできた12人全ての方が言われました。お会いできた方には、ペットボトルの水を手渡しました。センターに戻り、訪問票の整理、地図への落とし込みを行いました。明日も南阿蘇村は雨が降る見込みですか、予定通りボランティアさんの受け入れは行います。雨が降らないことを願っています。