南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ73日目

昨日からの雨は早朝まで降り続いていましたが、その後予報を覆し、良い天気となりました。
ボランティアさんの活動は当初の予定通りありませんでしたが、東下田地区、中松3区の2地区を6班に分けて、担当地区内を一軒一軒まわって困りごとや状況を聞いてまわるローラー調査を行いました。
本会職員は竹田ベースキャンプを通じて、岡山県から参加された企業のボランティアさんとともに中松3区の38軒のお宅を訪問しました。
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中松3区は倒壊している家屋は少ない状況で、ご自宅で生活されている方も多く、13名のかたから話を伺うことができました。
この地区では昭和28年に、川が決壊して、家が流されるなどの大きな水害が起きたことがあるそうで、先日の大雨によって、田畑の法面や畦道が崩れるなどの被害が生じたこと、そして今後大雨が降り、再び大きな被害がでるのではないかと不安を感じている方がたくさんおられることがわかりました。。
また、もうボランティア活動はしていないかと思ったと話される方や、他の被害の大きかった地区と比べると、被害は小さいので、ボランティアさんの力を借りずになんとかしようと思ったという方もおられました。あらためて、一軒一軒訪問して話を伺っていくことが大切であることを実感しました。
明日の予報はくもりとなっており、活動も再開される予定です。みなさまのご協力をお願いいたします。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ72日目

7月8日、今日の南阿蘇村は1日雨が降り続きました。 予定していたローラー調査(一軒一軒訪問して状況や困りごとを伺う)も雨による土砂災害の危険性を考慮して中止となりました。 そのため、本会職員は、これまでボランティアさんが活動したお宅を地図に落とし込んでいく作業を行いました。 また、今日唯一の活動にボランティアさん2名と他社協の職員の方たちとともに伺いました。動かなくなってしまった車を動かすというもので、5名で対応したこともあり、活動自体は15分程度で終わりました。 明日も雨の予報となっており、ボランティアさんの活動は中止となっています。
下の写真は、竹田ベースキャンプを通じて活動に参加されている嘉麻市のTさんが昨日持ってきてくださったものです。
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Tさんは全国を回って、各地の道の駅やお寺で、熊本・大分へのメッセージを書いてもらったそうです。「一日も早い復興を応援しています」「私たちも水害にあった時、いろんな人に助けてもらいました。できることで応援しています」など、心温まるメッセージがびっしりと書かれています。
この寄せ書きは、センターの事務所内に掲示されています。本当にありがとうございます。

下臼井東サロンにおじゃましました♪

7月8日、今日は下臼井東西部公民館で開催されたふれあい・いきいきサロンにおじゃまし、地域調べを行いました。
みなさんに、「下臼井東といえばなんですか?」と伺うと、伝統行事や炭鉱の歴史の話で盛り上がりました。下臼井は千手川と嘉麻川に挟まれた土地だったため昔は造り酒屋が多かったこと、学校関係や役場の職員が多く在住していたこと、牛まつりや千人祭りなどの行事があること、自然豊かでうぐいすの鳴く声が聞こえることなどを教えていただきました。課題については、若い人が減り伝統行事の維持ができないこと、買い物に行くために交通の便が悪いこと、避難場所がよくわからず不安があるという意見が出ました。みなさん「意外と行事やいいところがたくさんあるんだね」と話され、改めて地域を見つめ直し課題を共有できた時間となりました。下臼井東サロンのみなさん、ありがとうございました(^-^)
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南阿蘇支援竹田ベースキャンプ71日目

今日の南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターは予定どおり行われ、40人のボランティアさんにご協力いただき、5件のニーズに対応していただきました。そのうち、竹田ベースキャンプからのボランティアさんは、28人でした。

私は、阿蘇広域消防の職員さんに同行し、昨日からの継続作業のブルーシート張りのお手伝いをしました。

今日は、昨日終えることができなかった2階部分の屋根にかかっているブルーシートの張り直しだったのですが、業務の都合上、2名の職員さんしかくることができず、作業にも大変な苦労があったと察します。

それでも慎重かつ手際よく、お互いに声を掛け合いながら作業を進められ、若い二人の消防士さんがとても頼もしく思えました。IMG_0327

また、今日は、嘉麻市の方から南阿蘇にすてきな贈り物をもってきていただきました。詳しくは、明日のこのブログで紹介いたします。

市民後見人養成フォローアップ講座施設実習2日目

7月7日、今日は市民後見人養成フォローアップ講座受講者4名がミライステップ飯田での実習に参加しました。
初めに、理事長の村上さんから精神障害者施策の歴史や筑豊地区、嘉麻市の状況、NPO法人としての取り組みの概要等について説明を受けました。
さまざまなサービスや人の力を借りて、地域で自立した生活を送れるように支援していること、金銭の管理や行政手続きなどのサポートを必要とされている方が多いことを話されました。
その後、アパートタイプのグループホームや生活介護事業所などを見学し、利用者の方々と一緒に作業に参加しました。
次回は、12日に第二稲穂園で実習を行う予定です。

市民後見人養成フォローアップ講座施設実習スタート

7月6日、市民後見人養成フォローアップ講座の施設実習がスタートしました。
今日は、障害者支援施設三愛園に3名の方が参加されました。
はじめに、職員の方から施設の概要や入所されている方の状況等について、説明を受けました。
現在、高齢化が進んできていること、また身寄りのない方もおられ、数名の方が成年後見制度を利用されているが、今後その必要性はもっと増えてくることなどの話がありました。
施設内を見学させてもらい、プライバシーへの配慮やその方の状況にあった環境や設備の設定など様々な部分に配慮されていることを知りました。
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その後、入所されている方々とお話をしました。入所者の方から積極的に声をかけていただき、少しずつ距離感を縮めながら、趣味のことや普段の生活のことなどを話題にコミュニケーションを図られていました。
明日は4名の方がミライステップ飯田で実習を行う予定です。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ70日目

南阿蘇村に来るようになって、今日で70日目となりました。長いようでアッと言う間の日々であったと感じます。村内から周囲を見渡すと雄大な山並みに囲まれ、豊富な水源と清流、まさに自然との共存、共生の地だと思います。image

中でも標高913メートルの夜峰山は、南阿蘇村河陽に位置し村の人たちにも馴染みの山ですが、今般の地震と水害で爪でかいた様に山肌が削り取られています。

今日活動したお宅は、豪雨時に床下一面に流入した土砂の撤去でした。家の方の話だと大雨が降るたびに夜峰山の土砂崩れを警戒して避難指示が出されるそうで、シンボルの様な山に対する複雑な心境が察せられました。

15人のボランティアさんが床下に入り土砂を掻き出す人、出された土砂を運搬、廃棄する人、土砂で汚れた床を拭く人などに分かれ、狭所での作業にもかかわらず手際よく進められていました。

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その他、明日入所説明会が行われる長陽地区の仮設住宅56軒の清掃や使えなくなった家財、家電の処分など7件の活動ニーズに対して41人のボランティアさんにご協力をいただき、その内26人が竹田ベースキャンプからのボランティアさんでした。

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また、阿蘇広域消防によるブルーシート張りの活動など、予定していた全てのニーズに対応することができました。ありがとうございます。

明日もボランティアセンターは予定どおり行います。ご協力をお願いいたします。

下臼井西サロンでマインドマップ🎶

7月6日、今日は下臼井西いきいきサロンにおじゃまし、マインドマップをつくりました。
まず下臼井西には、昔から行われている盆綱ひきや水神祭など、たくさんの行事があることやリサイクル活動にみなさんで取り組まれていることなど、地域の方が集まる場をたくさん知ることができました。買い物をする商店が下臼井西にはないということでしたが、車やバスを利用して他の地区のスーパーなどに行くことが楽しみだと話される方もいらっしゃいました。また一人暮らしの方や高齢者世帯をみなさん把握されていて、野菜や料理のおすそ分けなど、隣近所の関わりも盛んに行われていることを教えていただきました。今あるみなさんの集いの場や、取り組まれていることを大切に、困った時に支えあえる地域づくりにつなげていけたらいいなと思いました。下臼井西サロンのみなさん、今日はありがとうございました(*^_^*)
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社協だより発行しました

ブログやフェイスブックでの報告が遅くなりましたが、社協だよりえがおを7月1日に発行しました。
ぜひ、ご覧ください。

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http://kama.syakyo.com/egao125.pdf

表紙・・鴨生第一いきいきサロンミニ運動会
p2・・・協議体についての勉強会、今月のブログ
p3・・法人運営information、平成27年度主な事業報告・収支決算報告
p4・・平成27年度主な事業報告・収支決算報告
p5・・平成27年度主な事業報告・収支決算報告
p6・・夏休みボランティア募集情報
p7・・・今月の一冊、炭鉱の記憶、8月の総合相談
p8・・・コラム交差点、今月のえがお、山田ふれあいハウス休館日のお知らせ、指定葬祭場紹介
p9・・・寄付・香典返し、会員会費のお礼
p10・・・ふるさとへの手紙、社協だよりクイズ、編集後記

中間市社協さんとひきこもりについて考える

7月6日(水)、中間市社協の職員4名が、かまひきこもり相談支援センターの視察に来られました。中間市社協では、今年の4月からひきこもり支援を行っているそうです。今日は、実際にフリースペースを行っている寄ってこハウスで、ひきこもり支援事業の経緯や現在行っている支援の内容について下記のようなお話をさせていただきました。

「本会のひきこもり支援事業は、平成22年にひきこもりの子どもを持つ親御さんから悩みをお聞きしたことがきっかけで始まりました。研修会への参加や視察を行いながら、ひきこもり支援をどうすすめていくかを模索する中で、家族の集いを行ったり、ひきこもりについて市民のみなさんと一緒に考える勉強会などを開催してきました。
平成26年度からは、家族会つながりとともに、フリースペースを行っていて、今では平均8~10名程参加される居場所となっています。また、昨年度からは、相談しやすいようにと、かまひきこもり相談支援センターを開設し、「ご本人、ご家族がSOSを言えるようになること」をゴールに支援を行っています。無理に押し出そうとはせずに、ひきこもっているご本人の気持ちを大切にしたいと考えています。」

このように説明した後は、意見交換をしました。
中間市社協の職員さんともお話をする中で、ひきこもりで悩んでいるけれど、誰にも相談できずに苦しんでいる方とどう出会っていくか考えることや、ひきこもりの方に対する社会の厳しい見方を変えることも必要であると、考えを共有できた貴重な時間となりました。

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