今日は、3日目のフォローアップ講座を開催しました。
地域移行型グループホームぼくらの家施設長の山本真理子さんから、「障害者の権利擁護」についてお話を伺いました。

山本さんは、まず人権についてしっかり理解をしておくことが大切だと話され、事例を交えて、身近にある権利侵害について説明されました。精神障がいをもつ方は一般病院での治療を断られることが多く医療を受ける権利が侵害されていること、そのために精神障がいをもち透析の治療を受けるのが難しい状況であること、トラブルがあるとすぐグループホームへの入所を拒まれたりすること、一人暮らしをしたいという希望をなかなか聞いてもらえないこと等、まだまだ権利についての理解が広まっていないことの話がありました。そしてこれらは、切迫した問題であることを強調されました。
他にも、日本の精神保健福祉の歴史や今も遅れをとっていることを伺いました。
また、生活のしづらさについての話があり、それらを理解して、そして本人の考え方や性格を知って、どんな希望を持っているのか把握したうえで関わることが大切であると言われました。
他にも、分かろうとする姿勢が大切であること、言葉じりではなく、相手の感情をつかむことが必要であることを教わりました。
今日で講義は終わりです。来週からは、グループワークそして来月は実習も始まります☆
スタッフミーティング
今日は、障がい児日中一時支援事業のスタッフミーティングを北事業所で行いました。
月に1回、担当職員2名とスタッフで、子ども達のことや、事業所のこと等、話をするめの時間を作っています。
今日は、8月8日に開催する予定の夏の交流会の計画を皆で話し合いました。
昨年とはちょっと違ったものにしようか♪地域の方やボランティアの方など、たくさんの方に来てもらえるようにしたいですね♪等といろんな意見が出て、楽しくなりそうな予感がしています(*^_^*)またこのブログでも案内をしたいと思います。
職員一体となって
今日は、業務終了後に、職員自主勉強会を行いました。
6月11日に開催されたさわやか福祉財団主催の「生活支援・介護予防の体制整備に向けた研修会」に職員4名が参加して、いち早く社協全体で同じ目標に向かって進めていくことが必要と感じ、そのためにはまず社協職員みんなが一枚岩になることが必要ではないかということで、企画したものです(^O^)

本会木山事務局長から、まず最初に、昭和38年の老人福祉法制定に始まる様々な高齢者をめぐる動向について、皆で話をしながら学びました。どういう流れで法律が制定されていったか、年代ごとの国の方針はどういったものであったか、みんななかなか思い出すのに苦労しましたが、きちんと復習することができました。これから取り組んでいくうえで、まずこれまでの時代の流れや背景をきちんと押さえることが大切だということを感じました。そして、団塊の世代がすべて65歳以上になるという2015年問題と言われた今、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年問題を考えて、社協はどうしなければならないのかを木山事務局長から問いかけられ、一人ひとり真剣に考えていました。
それから、地域包括ケアシステムの構築についてや新しい介護予防事業についてを学びました。新しく始まる介護予防・生活支援サービス事業に加えて、協議体を設置したり、コーディネーターを配置すること、そのために社協はすでに一歩進んでいること、また、通所型サービスは、社協がすでに取り組んでいることを発展させたり足りないこものを補っていくことで対応できることをおさえました。
他にも、ボランティアは、する・されるの関係ではなく、一人ひとりにできることがあり、みんながボランティアという考え方を学びました。
その後は、4つのグループで、どんな地域にしたいか、協議体にはどんな人に参加してもらいたいかを話し、それぞれが発表しました。

普段なかなか話す時間もとれない違う職種のメンバーと、いろんな意見交換ができ、有意義な時間となりました。
最後に木山事務局長が、今、個別支援、集団支援、地域支援に加えて、『地域生活支援』という概念が求められていて、相談を、聞き捨てず、諦めず、援助していくために社協職員全員が取り組まなければならないということで、まとめをしました。
これからもみんなで学ぶこのような勉強会を、定期的に開催していきたいと思います(*^_^*)
伝えること
今日は、小竹町の虫の家で開催された、「6・22『らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日』講演会」に行ってきました。朝日新聞大阪本社編集委員の高木智子さんが、「『隔離の記憶』の先に ~共感ジャーナリズムから考える」というテーマで講演されました。

高木さんは、ハンセン病のこと、隔離や差別のことについて知った時から、「何がこうさせたのか」「どんな事実があったのか」ということを全国の療養所での取材をとおして追い求められています。「知らない人にどれだけボールを投げることができるか」ということを常に大切にし、興味をひくような言葉を使い、押し付けるのではなく浸透させるというお話を伺い、「読んでもらいたい」という強く熱い思いを感じました。
また、誰のために何のために報道するのかということを常に自分に問いかけ、被害者の方の名誉の回復のためだと言われたことがとても心に残りました。その思いから、できるだけ笑っている写真を使ったり、辛い暗いイメージだけでなく、ふるさとで受け入れる家族もいることを記事にしたり、療養所でたくさんの友人と楽しく過ごされている方のことも伝えられています。
全国の療養所で出会ったお一人お一人の想いを大切しながら取材されている高木さんのこだわりや「伝えたい」という強い気持ちから学ばせていただいたことはとても多く、ハンセン病について学んで伝えていきたいと思っている自分にとって、とても貴重なお話でした。
詐欺について
年金の情報流出に伴い、個人情報を聞き出す電話がかかっているそうです。
平成26年の特殊詐欺認知件数・被害額は、ともに前年を大幅に上回り、特に被害額は初めて500億円を超え、過去最悪でした。
高齢の方が被害にあわれているケースが多く、今まで働いて貯めてこられたお金をだまし取っていることに心が痛みます。
日頃から電話で話をする、オレオレ詐欺等について気をつけるようにメモを貼るなどしてお気をつけください。相手はとてもうまくいろいろな話をしてきますので、急な電話やご家族の話でもおかしいなと思ったら警察や家族などに相談してくださいね。
社会福祉法人の地域貢献活動について
今日は、市内の社会福祉法人職員のみなさんと意見交換会を行いました。
平成29年度から、社会福祉法人には、地域貢献の計画策定と実施が義務化されますので、これからこの活動をどのように考えていくのかについて意見を伺いました。
初めての取り組みでしたので、まずは自己紹介を行い、現在実施している活動を教えていただきました。
その後は、本会のセンターに寄せられている事例をもとに、市内には、孤立やひきこもり、ごみ屋敷、DV,ネグレクトなど様々な困りごと抱えた方の解決方法を一緒に考えました。早速解決への一歩につながるのではと期待される意見もありました。
これから定期的に集い、情報交換をしながら横のつながりを深め、嘉麻市でしかできない活動を一緒に考えていきます。
ひきこもり勉強会
今日、寄ってこハウスでひきこもり勉強会を開催しました。
不登校の親の会「ほっとケーキ」の支援者である湯越さんに講師として来ていただきました。
湯越さんは、子どもと夫との間でつらかったことや、どうやって乗り越えてきたのか、これからのことなどについて話してくださり、それぞれの家族の悩みに対して親身にあたたかい言葉で一緒に考えて下さいました。ひきこもり家族の会の方も「同じ悩みを持つ方の話を聞いて、自分の気持ちを話すことができたし、勇気がもらえた。」と話されました。
最後に「要するに、元気でいれば何とかなりまります。」と笑顔で話され、たくさん悩んで乗り越えてこられた方の言葉のあたたかさと重みを感じました。
お話を伺い、本人が一番つらいということ、家族の悩み、世間からの目や家庭内での関係など沢山のことを知り、少しでも気持ちに寄り添おうとすることが大事だと改めて思いました.





