今日は、上山田住民センターにて、上山田女性学級の開講式があり、嘉麻市社協が行っている『支えあいのまちづくり』についての出前講座をしてきました。
まずは、相談窓口をわかりやすくするために社協に6つのセンターができたこと、各センターにいろいろな相談が寄せられていること、だれにもSOSが言えなくて孤立している方がおられることを伝えました。また、介護保険が改正され介護予防がなくなることやひきこもりで悩んでいる方が多いことなどを話すと、みなさん真剣なまなざしでうなずきながら話を聞かれていました。
最後に、地域には、みなさんからのサポートが必要な方がおられるけれど、支えられるだけではつらいので、その方もだれかを支えるような取り組みが地域でできたらいいですねと話すと、「自分たちにできるちょっとしたことから考えていきたいね」と話されていました。
元気いっぱいに活動されている女性学級のみなさんと一緒にこれからいろいろなことを考えていきたいなと思いました。
フォローアップ講座2日目
今日は、2日目のフォローアップ講座を開催しました。
「あらためて支援について考える ~障害者が地域で生活するということはどういうことなのか?」というテーマで、NPO法人ちくほう共学舎「虫の家」事務局長の髙石伸人さんからお話いただきました。
最初に、「虫の家」は地域生活支援事業として行っているが、地域生活を支援するということがどれだけ難しいことなのか、いかに失敗しているかということについて、メンバーの方との関わり等を交えて話されました。
「虫の家」で生活をされていた重度の障がいをもつ方が、家族の関係もあり施設に入所され、帰りたいという気持ちをもちながら生きておられることの話があり、髙石さんはとても切ないと話されました。
そして現在の社会では、施設の介助する側(健常者)とされる側(障害者)の間に権力関係があり、それを相対化するためには、健常者が自らの健常者性(差別性)を日常の中で注意深く見つめていかなければならない、それはしっかり意識していないとできないけど、その意識が必要なんだということを強調されました。そして、地域で生活するためには当然に「介護受給権」の確立と制度の充実が欠かせないことも説明されました。

また、「自立」とは何かを説明され、重度障害をもつ人が地域で自立して生活するということは、人の手を借りながら生活するということを教わりました。その時に私たちは、常に助けられる側の切なさに、どこまで想像力を働かせることができるかが大切だということも学びました。「お互い様だよ」という言葉は、される側の人が言うことは決してなく、する側が言う言葉だというお話に、受講者のみなさんも頷きながら真剣に聞かれていました。
他にも、障害者運動の歴史についてのお話があり、脳性麻痺の方の団体「青い芝の会」や劇団「態変」の活動について、今当たり前にあるバリアフリーや公的なサービスは、こういった方々の一生懸命な社会への対抗、当然のことを求める取り組みがあったからこそ叶ったということを教えていただきました。
支援とはどうあるべきか考えさせられた時間でした。
次回の講座は25日(木)です。
遠賀川に彼岸花を
6月27日(土)午前9時から、稲築地区の遠賀川河川敷に彼岸花の球根を植える活動が行われます。
これは、嘉飯都市圏活性化推進会議主催で、嘉麻市遠賀川フラワー交流会が実施するもので、スポーツプラザ裏の稲築桜づつみ親水公園に9,000個を植える予定だそうです。
参加者を募集されていますので、関心のある方は、ぜひご参加ください。
○開催日 6月27日(土)午前9時集合(一時間程度で終了予定)
悪天候の場合は、翌日の28日(日)の同時刻に延期。その際は、午前8時に放送が流れます。
○集合場所 スポーツプラザ裏 東屋
○持参物 軍手・ケンスコ(自宅にあれば)
○お問い合わせ先 嘉麻市役所企画調整課企画調整係 0948-62-5661
平成27年度 山田地区会員募集世話人会
今日は山田ふれあいハウスにて、平成27年度 山田地区会員募集世話人会を行いました。
初めに、村上会長から挨拶があり、その後、領収書など配布資料の説明や会員募集に関する意見交換をしました。
意見交換では、会員加入の声かけをする際に嘉麻市社協のパンフレットを配布したらどうかなどの意見がありました。また、今度、老人会で会員のお願いをするという地区がありましたので、職員も一緒に伺い、会費が何に使われているかを説明させていただくことになりました。
嘉麻市社協は、市民のみなさんとともに福祉のまちづくりを推進していくため、会員を募集しています。ぜひ、ご協力お願いします。
在宅介護者日帰り旅行のご案内
在宅で介護されている方同士の交流と、心身のリフレッシュを図ることを目的に日帰り旅行を開催します。
また、在宅介護を続けるうえで役立つ情報や介護用品について学ぶこともできます。ぜひ、ご参加ください。
☆日時☆ 平成27年7月9日(木) 午前9時45分~午後3時15分
☆参加対象者☆ 市内在住で、現在在宅で介護をされている方
☆定員☆ 15名程度
☆参加費☆ 1,000円
☆行き先☆ ➀春日市クローバープラザ内福祉用具展示室 ⓶九州国立博物館(昼食、館内見学)
☆申込締め切り☆ 平成27年6月30日(火)
☆お問い合わせ・お申し込み先☆ 嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751
第3回 支えあいのまちづくりサポーター養成講座のご案内
今年度は、合併して嘉麻市社協ができ、10周年の節目にあたります。そこで、「孤から個へ 個から地域へ」をテーマに、支えあいのまりづくりサポーター養成講座(全10回)開催しています。
第3回目の講座のテーマは、「新しい地域支援を考える」です。平成27年度の介護保険制度改正により、介護予防訪問介護と通所介護が地域支援事業に移行することになりましたが、これからどうなるのだろうと不安な方が少なくありません。
そこで、この改正によりどんな困りごとがでてくるのか、またそのためには、どのような支えあう関係づくりが必要なのかについて、みなさまとともに学びたいと思いますので、ぜひご参加ください。
●テーマ 「新しい地域支援を考える」
●講師 公益財団法人 さわやか福祉財団 さわやかインストラクター 石井義恭氏
●日時 平成27年6月26日(金) 13時30分~15時30分
●場所 稲築公民館(嘉麻市岩崎1141番地)
●お問い合わせ 嘉麻市社会福祉協議会 電話番号:0948-42-0751
広報紙の取材で
広報紙の炭鉱の記憶の取材で、山田地区の上山田にある常盤館におじゃましました。
明治10年くらいからされている旅館で、室内にはとても珍しいものがたくさんありました。
一つ目は電話です。

なんと、線をつなぐと、まだ今でも使用できるのだそうです。
受話器を持つとどっしりとした重量感がありました。
二つ目は、相撲の木戸御免です。

地方の世話人に相撲協会から交付されていたもので、木戸(入口)での入場料の支払いを免除されるのだそうです。
上山田にも大相撲が巡業にも来ていたそうで、上山田小学校には今も相撲体操が受け継がれていることも教えてくださいました。このほかにも、江戸時代、徳川家光将軍の時から35代目くらいまでの、歴代の横綱の手形もあるそうで、また伺ったときに見せていただくことになりました。
炭鉱のことだけでなく、知らなかったことをたくさん教えていただき、とてもワクワク、ドキドキする取材でした。







