京築地区社協連絡協議会地域担当職員研修会

6月17日、今日は、行橋市総合福祉センターウィズゆくはしで開催された、京築地区社協職員連絡協議会地域担当職員研修会に出席しました。
本会事務局長の木山が、新しい地域支援事業について、『今、私たちがやらなければならないこと 〜自覚できているだろうか〜』というテーマで話をしました。
困りごとを抱えた方に寄り添って、解決に向けて悩み、苦しむことがソーシャルワーカーの基本であり、そのことを常に大切にしながら地域づくりをしていかなければならないこと、地域づくりの第一歩は『地域を知ること』で、地域の特性を把握しながら個人のニーズにも着目することが大切であることを学びました。嘉麻市社協が取り組んでいる、サロンや会合などでのマインドマップ作りについて、地域のいいところを出し合ってもらいながら、その地区のことを教えていただき、みんなで共有していることの紹介もありました。
このような地域アセスメントを進める中で、積極的に出会うことが大切であり、SOSを発信できずに困ったり悩んだりしている方と出会えるかどうかにかかっているという話があり、社協職員としての力量が問われることを感じました。
社協職員として、新しい地域支援事業をどう考えるか、地域づくりにどう取り組むのかということを京築地区のみなさんと共有することができました。
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南阿蘇支援竹田ベースキャンプ51日目

6月17日、本会職員は、直方市社協、竹田市社協、豊後大野市社協、日向市消防職員の方々と1班2名ずつ4班に分かれて、黒川地区のニーズ調査に全世帯を回りました。

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黒川地区は、東海大学農学部のキャンパスや学生寮、アパートがたくさんあり、学生の方々が多く生活されていた地区です。しかし、発災により甚大な被害を受け、ほとんどの方が避難されている状況であるため、私たちの班が会って話をきくことができたのは、2名でした。お一人の方は、学生さん向けのアパートを経営されていたけれど、解体する予定であること、自宅の家財などを処分するための分別が厳しく、なかなか片付けが進まないと話をされていました。片付けを手伝うことができることを伝え、調整することとしました。
午後6時からは南阿蘇村復興支援団体情報共有会議の準備会が開催されました。行政や区長会、民生委員児童委員協議会など地元の関係機関や外部から支援に入っているNPO団体など20近くの団体が出席されました。がれきの撤去などの活動から生活支援に移行する時期に来ており、今後外部団体の活動は徐々に縮小し、地元の機関、団体の活動が主になってくることから、そこを意識した支援が必要であること。そのためにも今、関わっている機関や地元の団体が、情報や課題を共有していくことが大切であることなどの話があり、参加団体の活動状況等の報告がありました。
また、課題については、復興のためには農業や観光業への支援が必要であること。また黒川地区の学生アパートではまだ必要なものを家屋から取り出すことができておらず、取り出したとしても、保管する場所がないこと。梅雨に入り、集中豪雨が発生する危険性が高まるなかで、これ以上被害者を増やさないためにも、在宅の被災者の状況把握が必要ではないかなどたくさんの意見が出されました。
そして最後にはこの会議を定期的に行っていくことが確認されました。
明日は天気も良く、集積所が開いていることから、屋外の活動も行われる予定です。

上臼井サロンでマインドマップ♪

6月16日、今日は上臼井サロンにおじゃまし、マインドマップをつくりました。
まず上臼井には、庁舎や美術館、お店、学校、金融機関などたくさんの社会資源があることがわかりました。交通量の多い道路があり、西鉄バスと福祉バスが運行していますが、住民の方からは時間の利便が悪いということ、一人で暮らしている方は買い物が大変という声もあるとのことで、課題も少し見えてきました。最初はいいところがあるのかわからないと言われていた方も、みんなで話し合う中で、地域のことを改めて知る事ができたと話していました。
次回のサロンはカラオケ大会をするそうで、みなさんとても楽しみにされていました。
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上臼井のみなさん、今日はありがとうございました(*^^*)

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ47日目

6月13日、南阿蘇村は朝のうちは雨がしとしとと降り続いていましたが、予報では次第に天気が回復するとのことだったため、センターを開設し、たくさんのボランティアさんが来られました。
嘉麻市社協職員2名は、ボランティアの受け付け、必要資器材の準備などを担当しました。
その後、資器材を積んで、ボランティアさんが活動されているお宅を訪問しました。
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その中でお会いしたMさんは、本震のあと、外でたき火をして夜が明けるのを待っていたこと、今も断水が続いていて全自動の洗濯機では洗濯もできないこと、周囲の家も被害が大きく、みんな避難所で生活していて寂しさを感じること、日中一人で片づけをしているけれどなかなか進まないことに苛立ちや焦り、不安を感じて、気分が落ち込んでいたこと、ボランティアさんが来てくれて話を聞いてくれることがとてもうれしいことなどを話してくださいました。
また、雨がまとまって降った時に土砂崩れが起きるのではないかという不安を抱えながら生活されていることなども伺いました。
Yさんはボランティアの方々の協力によって、ある程度片付けることはできたことを喜びつつも、これからの生活のことを考えると不安でたまらないと涙を流しながら話していただきました。それに対してかける言葉も見つからず、ただ話を聞くことしかできませんでした。日常生活を取り戻していく支援を進めていくためには、まずMさんやYさんのように、抱えている不安や悩みをしっかりと受けとめることが必要であると強く感じました。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ45日目

6月11日、午前中はマッチングとグルーピングをして、午後からはボランティア活動をされている現場に調査に行きました。
長野地区のボランティア活動場所では、竹田市から参加されているボランティアさんがガレキの搬出・運搬をされていました。
活動を頼まれた方は、「地震時はすごい音と揺れにびっくりして裸足で外に飛び出した。あたりは真っ暗で何が起こったかわからず本当に怖かった」と、話してくださいました。
また、「水道などのライフラインが止まり、やっと2週間前に復旧できました。」とも話されました。
ずっと山積みとなったままになっていたガレキをボランティアさんの協力できれいに片付いたことに、とても喜ばれていました。
今日の活動で、依頼された内容はすべて完了しましたが、庭を見ると壊れたブロック塀が、他の住民の方が所有する畑に落ちていたので、その片付けもできることを伝えると、自分たちではどうしてもできないので、協力してもらえるのであれば、お願いしたいとの話があったため、今後対応させてもらうことをお伝えしました。
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また、今日から入った職員2名は、午前中に益城町災害ボランティアセンター、西原村災害ボランティアセンターを訪問しました。
益城町では、マッチングなどの手伝いを行った後、それぞれのセンターのボランティアの受け入れ状況等の話を伺いました。
明日は、雨の予報のため、南阿蘇村のボランティアの受け入れは中止となりました。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ44日目

今日はゴミ集積場が閉鎖しているため、ゴミの分別のニーズだけに限られており、5名のボランティアの方が活動されました。
私たち嘉麻市社協職員2名は、ローラー班として長野地区の調査をしました。2人1組の4班で、95件を訪問しました。そのうち47件のお宅の方とお会いして話を伺うことができました。瓦やブロックを片付けてまとめるところまではしたけど運搬ができていないという方がいらっしゃり、ボランティアセンターで対応できることをお伝えしました。お願いするのは申し訳ないと言われましたが、片付けを一生懸命されてあり、少しでもお手伝いできればと話をすると、ありがとうございますと言ってくださいました。今日あがった新しいニーズは明日からまたボランティアさんに協力していただけるよう、センターに戻りニーズ表、マッチングシートの整理を行いました。
長野地区を歩いていると、田植えされている所も多かったのですが、田んぼに亀裂が入り水が張れないという方もいらっしゃいました。今後、どう解決するか行政と検討していくこととなりました。
一日とても天気が良く、たくさんの方とお話をすることができた貴重な時間でした。
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ミニ運動会でハッスル!

今日は、鴨生第一ふれあい・いきいきサロンにお邪魔しました。
同サロンでは、毎年6月にミニ運動会を開かれています。
今日も、鴨生第一公民館の駐車場に停めて、車から降りると、ピーッというホイッスルの音と笑い声が聞こえてきました。
中に入ると、紅白に分かれて、既に熱戦が繰り広げられていました。
ペットボトルの中に割りばしを出し入れする個人戦や仲間と協力し合ってボールを渡していく競技、定番のパン食い競争など8つの種目にチャレンジし、最後は炭坑節。
みなさん最後まで笑顔で、元気に楽しまれていました。
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南阿蘇村竹田ベースキャンプ支援43日目

6月9日、今日は竹田ベースキャンプから32名が参加され、南阿蘇ボランティアセンターの参加人数は計52名となりました。
本日もボランティアさんを送り出した後、活動先のお宅を訪問しました。
依頼主の方とお話をしていると「ボランティアさんにいくらお支払いすればいいでしょうか?」と尋ねられ、ボランティアセンターについて、有料ではないことについて説明をしましたが、まだしっかりとお伝えできておらず、遠慮されている方もおられるということを感じました。今後も地域に出た際には、たくさんの方とお話し、困り事がないかお尋ねするのと同時に、ボランティアセンターの役割についてもお伝えしていかなければならないと考えさせられた1日になりました。
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南阿蘇村竹田ベースキャンプ支援43日目立野サテライト

6月9日、今日も立野サテライトでの活動を予定していたため、ミルクロードを通り車を走らせていましたが、途中から大雨が降り、到着する頃にはゴミ集積所の閉鎖が決まってしまいましたので、活動を中止せざるを得ませんでした。朝早く県外から来られたボランティアの方もいらっしゃり、中止となったことをお伝えするのがとても心苦しかったです。10名ぐらいの方が来られており、土日晴れたらまた来るよと快くおっしゃってくださいました。
今日活動予定であったお宅にも連絡し、また土曜日に晴れたら伺うことを伝えました。それから、現地調査で立野地区をまわりました。一件だけご本人とお会いすることができ、活動内容を確認しました。息子さんが県外から休みのたびに片付けてくださるそうですが、なかなか追いつかず困っておられるとのことでした。また、地震が起きた時に近所の方と助け合って家を出て逃げたこと、とてもこわかった当日の様子も話してくださいました。これからボランティアセンターで対応できることはさせていただくことをお伝えしました。
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活動を依頼された方が、立野サテライトまで、あじさいを摘んできたよと持ってきてくださいました。鮮やかなお花があるだけで、気持ちも明るくなり、何よりそのお心遣いがとても嬉しかったです。ありがとうございます。

市民後見人養成フォローアップ講座1日目

午後1時から、平成28年度市民後見人養成フォローアップ講座を開催しました。
この講座は、昨年度開催した市民後見人養成講座基礎編を修了された方を対象として、7月28日まで福祉施設での実習を含めた9日間の日程で開催することとしています。
初日は、開講式を行った後、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート福岡支部の司法書士加藤丈雄さんを講師に、「必要な法律の知識について」というテーマで講義をしていただきました。
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加藤さんは、後見人として活動するうえでは常に法律が関わってくること、特に相続、借金、不動産、交通事故、悪徳商法などが多く、これらの問題を複合的に抱えている場合も多いことを話されました。
そして、被後見人が高額商品を購入した際の取消権の行使に関すること、債権回収会社からの未払い債務の請求への対応など、実際に加藤さんが活動中に経験された事例を通して、後見人としてどのような視点を持って対応する必要があるのかなどを考えていきました。
受講者からは意見や質問などがたくさん出され、学びを深めていくことができました。
次回は6月15日に開催する予定です。