今日の益城町は朝から雨が降り続きました。そのため、活動は避難所の支援などの屋内の作業に限定して、マッチングを行い、171名のボランティアさんが活動しました。
今回派遣された福岡県内社協職員の第4クール3名は、今日が最終日ということで、到着した第5クールのメンバーと引き継ぎを行いました。
連休を過ぎた後、ボランティアさんの人数が大幅に減ることが予想されています。しかし被災された方たちの困りごとはまだまだたくさんあります。
日常を取り戻すためには、一時的な支援ではなく、長期的な支援が必要だと感じました。
投稿者: kamasyakyo
第二回協議体の勉強会
今日は、夢サイトかほで協議体についての勉強会を行いました。
講師に公益財団法人さわやか福祉財団の阿部かおりさんと竹下順一さんを迎え、グループでゲームを行い、地域にある困りごとや社会資源について参加されたみなさんで話し合いながら考えていきました。
まず初めに公益財団法人さわやか福祉財団の阿部かおりさんから、今回の勉強会の趣旨を話していただきました。
次に5つの地区ごとに分かれてグループを作っていたので、それぞれのグループで自己紹介をした後でグループリーダーを決め、カードを使い「助けられ助け上手ゲーム」を行いました。まずは、1人1人がカードの中で誰かに手伝ってほしいことを3枚選びました。カードの内容は、「庭の掃除」や「家電修理」、「イベントの紹介、参加」や「冠婚葬祭のアドバイス」など色分けされていて、内容もさまざまでした。次に個々人で選んだカードを、グループ内で手伝ってもいいよという人を見つけて、助けてもらえる人と助ける人が握手をしてカードを渡す作業を3回繰り返しました。もしグループ内で個人が選んだカードが誰も手伝ってもらえる人が見つからなかった場合、カードは一旦リーダーに預けることになりました。リーダーの元に預かったカードについては、他のグループの中で手伝ってくれる人を探していきました。

講師の阿部さんより、ただ手伝ってほしいことの項目だけを相手に伝えるのではなく、どの程度手伝ってほしいのかなどを具体的に相手に伝えることで、相手も引き受けてくれる可能性が高くなると話がありました。
また、各地区で行っている見守りについて、現在行っていること、困りごと、今後も活動を継続させるために必要なことをそれぞれ意見を出し合い、発表してもらいました。
困りごととしては、個人情報の保護があり、どこまで踏み込んでいいかわからないといった意見が多くあり、継続するために必要なこととしては近所の方と顔見知りになり、信頼関係を築いていくことが大切であることを阿部さんが話されていました。みんなで楽しく考えていくことも大切であることも学んだ勉強会となりました。
次回は6月6日にうすい人権啓発センターあかつきで開催します。ぜひご参加ください。
益城町災害ボランティアセンター運営支援4日目
益城町は今日も良い天気となり、昨日と同じくらいの人数のボランティアさんが来られるだろうと思っていましたが、実際には100名ほど減りました。
そのため、予定の活動に対してボランティアさんの人数が足りない状況になったため、私も一緒に活動してきました。
私が活動した地区は、築年数が経過している大きな家が多いところで、上から見るとブルーシートで屋根を覆っている家屋が半分くらいありました。それ以外の家はあまり被害はなかったのかなと思っていました。しかし、実際に近づいていくと、ブルーシートのない家は大きく傾いていたり、倒壊しかけている家がほとんどでした。
私たちが活動したお宅は、高齢のご夫婦の世帯で、息子さんが帰省されて、片づけをされていました。8名で、倒れたブロック塀や落ちた瓦を息子さんが用意したトラックに積み込んでいきました。余震は大丈夫だろうかと不安になりながら作業を進め、1時間半程度で活動を終えました。
センターの中での活動だけでは感じることができない、活動中のボランティアさんの気持ちを少し感じ取ることができました。
今回の益城町への派遣は明日が最終日で、県内の他社協の職員の方と交代となります。
明日は残念ながら雨の予報ですが、最後までしっかりと与えられた役割を果たし、次の方にバトンを渡してきたいと思います。
益城町災害ボランティアセンター運営支援3日目
今日の益城町は、風は強かったものの、とても良い天気の一日でした。
災害ボランティアセンターには、開始前からたくさんのボランティアさんが来所され、開始の8時30分から10分もしないうちに駐車場がいっぱいとなり、受け付けは終了となりました。
昨日、雨のためにできなかった、がれきの撤去やブロック塀の解体などの屋外の活動を中心に74件に、695名のボランティアさんが活動されました。
そのような中、トマトの収穫に関するニーズ(困りごと)が寄せられていました。農家の方が自宅が被災したことによって、ちょうど収穫時期を迎えていたトマトを収穫できず、商品にはできないので、収穫して、益城町のために頑張ってくれているボランティアさんに食べてもらいたいというものでした。
6名のボランティアさんが収穫に伺い、およそ100㎏のトマトがセンターに運び込まれました。

収穫したボランティアさんに話を伺うと、「まだまだたくさんあったけれども、地震によって茎が折れてしまったものには、充分に栄養が届いていないので、折れてないものばかりをとってほしい」と言われたそうです。
この100㎏の完熟トマトを親子でボランティアに参加していた小学生の男の子がセンター内を箱に入れて配って回ると、皆さん笑顔で受け取られ、とてもよい雰囲気を感じました。
本当にありがたいなと感じるとともに、地震によって、これまで生計を立ててきた農作業ができないという現状があることを知りました。また、これから他の野菜の苗の植え付けなども大幅に遅れているという話も他の方から伺いました。
被災された方々が「日常」を取り戻すためには、そうしたところへの支援も必要なのだと感じました
益城町災害ボランティアセンター運営支援2日目
今日は一日中雨の予報が出ていたため、ボランティアさんの数は少ないかなと思っていましたが、連休中ということもあって、400名を超える方が来られました。
今日の活動は、家具の搬出や食器の片付け、避難所の支援などの屋内のニーズへの対応を中心にマッチングを進めていきましたが、依頼者の方からのキャンセルなども多かったため、天気の様子を見ながら、落ちてきた瓦の撤去や倒れたブロックの片付けなどの屋外の作業も行ってもらいました。
センターを運営されている益城町社協職員の中には、自宅が被災しながらも、毎日業務を続けられている方もおられます。
そうした職員の方たちを含め、被災されたみなさんが一日も早く「日常」を取り戻すことができるよう、残り3日間、自分のできることを精いっぱいやってきたいと思っています。
対応ニーズ数:26件 ボランティア人数:422名

上の写真は、センターの会場となっているグラウンドが大雨で水浸しになってしまったため、スタッフやボランティアさんなどで整備を行っている様子です。
上大隈地区で出前講座
今日は、上大隈公民館で行われた集会におじゃまさせていただき、出前講座を行いました。
ふれあい・いきいきサロンを始めてみようかという話をされていたそうで、サロンについてやその活動から発展する地域づくりについて話をしました。
『みんなで話を聞いて一歩踏み出せたね』という声や近所で気になる方についてなど、みなさんといろんなお話ができてよかったです。これから取り組みを進めていけるように上大隈のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ支援4日目
今日も竹田市は快晴です。
いよいよ竹田ベースキャンプ開設の日を迎えました。

午前8時くらいからボランティアさんが続々と訪れ、嘉麻市社協職員は、来られたボランティアさんに注意事項等を伝える「オリエンテーション」を担当しました。オリエンテーションを終えたボランティアさんは、午前8時45分からの開所式に参加されたのち、午前9時15分ごろ、集まった皆さんに見送られながら、第一便(30名)を乗せたバスが南阿蘇に向かって出発しました。午前10時には第二便(10名)も出発し、2便合わせて40名の方がお寺での片付けの活動、家屋の清掃や家財道具の運び出しの活動を行われました。
午後2時30分過ぎには第1便の方々が活動を終えて戻ってこられました。
今日が初日ということもあって、オリエンテーション班では他班との連携や人数把握の方法など様々な課題も出てきましたが、メンバーで話し合いながらよりよい方法を考えました。
私たち職員3名は今日で活動終了となることから、明日から支援に入る職員3名と引き継ぎ、竹田市を後にしました。



