先日、ある施設に訪問したところ、駐車場の隅からとても良い香りがしてきました。近寄ってみると、1m程の高さの枝に、十字型の小さな花が毬のような塊になって咲いていました。
新型コロナウィルスの影響で外出機会が減っているため、入所中のみなさんは散歩を楽しみにされています。毎朝、花のそばで立ち止まり、香りで楽しむ春を満喫しているそうです。
投稿者: ogawa
登記されていないことの証明書
日常生活自立支援事業を利用しているAさんは、最近、認知症が進行し、判断能力が不十分な状態となってしまいました。Aさんには子どもがおらず、ご近所に住む妹さんが、様々な手続きを手伝っていますが、高齢になり負担になっていました。以前から、成年後見制度の申し立てを提案していましたが、書類の準備や家庭裁判所に対する敷居の高さから、なかなか申し立てには至りませんでした。最近、他の姉妹の協力が得られるようになり、申し立てに必要な書類の準備を進めています。今日は、「登記されていないことの証明書」を取り寄せるため、東京の法務局に郵送で申請書を送りました。
かま権利擁護センターでは、成年後見制度の申し立てについても相談に応じています。まずはお電話でお問い合わせください(0948-42-0751)
おしゃべりサロンを開催
3月15日、おしゃべりサロンを開催しました。新型コロナウィルスの影響でマスクがなかなか手に入らない状態が続いているため、マスクをつくりました。
アイロンでくっつくバイアステープなどを利用するため、針と糸を使うのは左右の直線のみです。小学校低学年のお子さんでも簡単に作ることができました。
協議体を中止します
毎月、地域のみなさんが集まって、自分たちの困りごとや心配なことを話し合い、解決できる仕組みをづくりをおこなってています。今月は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、全て中止することになっています。次回の開催につきましては、改めてご連絡いたします。
いざという時に
先日、1人暮らしのAさんが、体調を崩し受診したところ、治療が必要な病気が見つかり、急遽入院することになりました。貴重品以外は着の身着のままだったため、着替えやタオルなどが揃いませんでした。幸いなことにレンタルが可能な病院だったため、最低限のものは揃いましたが、いざというときのために日頃からの準備が大切だと痛感したそうです。
お一人暮らしの方は、2〜3日分の衣類や下着、タオルや歯ブラシなどをバックに入れて準備しておきましょう。また、日頃から使う眼鏡や携帯電話の充電器、保険証や薬などは、すぐに準備できるよう、メモに書き起こしておきましょう。
住い探しの難しさ
最近、市営住宅や賃貸アパートを強制退去になったとの相談を受けることが増えました。
住まいを見つけるとなると、保証人や緊急連絡先の確保、仕事が安定しているかなどを求められることがほとんどです。しかし、本会に相談に来られる方の中には、家族や親戚とのつながりが途絶え、収入も不安定で、すでに消費者金融の借り入れや携帯電話の未払い等があり、保証協会の審査に通らない方もおられます。
市内に空き家はたくさんありますが、家賃保証や万が一のトラブルも想定され、貸す側のリスク管理も重要視され、住まい探しのハードルはとても高いと感じています。
極限状態に陥る前に、相談につながることができるような方法を、考えていきたいと思います。
年金日までどう過ごす
数年前からセンターで相談を受けているAさんは、年金をうまく使うことができず、周囲の人へ助けてもらっていました。時にはお金を借りることもあり、少しずつ金額が嵩み、返済が難しくなっていきました。ついには、病気も重なり、どうして良いのか分からなくなったそうです。Aさんと一緒に何が原因なのかを考え、金銭の管理をサポートしてもらうことにしました。
今後は、次の年金まで、どうやって生活するのか、いろいろな方法を探っていきたいと思います。
3月の協議体について
3月に予定していた協議体は、新型コロナウイルスの感染予防対策のため、開催しないことになりました。4月以降の予定につきましては、改めてお知らせします。
振り返りから学ぶ
令和元年度 生活困窮者支援に関する研修会
に参加しました。
午前中は、大分大学福祉健康科学部講師の川村岳人さんが、「社協が生活困窮者支援を行う意義や役割」をテーマに話されました。
育ってきた環境や経験によって、人それぞれに価値観は変わるため、自分の価値観で善悪の判断をしてはいけないことや自己責任論を追求するのではなく相手に寄り添った支援が大切であること、さらには、社会の中に居場所や役割りを見つけ、生きていく意欲が持てるような支援が必要であることを学びました。
午後からは、「社協の強みを活かした生活困窮者支援のあり方について」をテーマに、本会のかま自立相談支援センターと福智町社会福祉協議会から事例を発表し、4つのグループごとに支援方針を話し合いました。
少ない情報の中から、様々な着眼点で課題が整理され、私自身が見えていなかった課題や援助方法に気づくことができました。複合的な課題を抱え切迫した状況で出会い、様々な機関の協力を得ながら、一つひとつの課題を解決したケースでしたが、今研修会を通して、客観的に振り返ることができました。