ゴールデンウィーク中も窓口を開設します

新型コロナウィルス感染症の影響による休業や失業等により生活資金でお悩みの方へ、特例貸付を実施しています。貸付には審査があります。まずは、下記へお電話ください。
相談受付は、平日8時30分から17時までですが、5月4日(月)から6日(水)の連休中も窓口を開設しています。
         記
嘉麻市社会福祉協議会 0948-43-3511

わかりやすい目標を持つ

生活に困窮する方の相談を受けるかま自立相談支援センターの同僚から、「強制退去寸前だった方の家賃や生活費を、ふくおかライフレスキュー事業やかま福祉ネットワーク委員会の協力を得て支払い、急場をしのぐことができたが、今後支払いがうまくいかなければ、住まいを失う可能性がある」との相談を受けました。家計改善支援員と一緒に自宅を訪問し、収支の見直しや支払いの優先順位を決めるなどし、今後は、かま権利擁護センターで金銭管理をサポートすることになりました。
今日は、ご本人と一緒に、滞納状態を解消して自分で家計を回すことができるようになることと、実家の近くで生活するための転居費用を貯めるという2つの目標を決めました。
食べるものもないという究極の困窮状態からは脱却し、気持ちの余裕ができたためか、今後の生活に向けて、前向きな発言が聞かれるようになりました。
様々な機関が連携することの大切さはもちろんですが、ご本人のペースやタイミングに合わせて支援方針を変更したり、伝え方や方法を変えることで、気持ちが大きく変わるんだなと感じる瞬間でした。

休校の間

今日、相談に来られたお母さんには、小学生と中学生のお子さんがいらっしゃいます。3月上旬から小中学校が休校になり、ご両親が仕事に行っている間、子どもたちは2人で過ごしています。
毎朝、昼食の準備をして出かけ、帰ってくると部屋は散らかり、食事の後片付けもしていない状態。宿題をしたかどうか聞いてもはっきりせず、イライラが募ると話されました。
休みが長期化し、いつまで続くかわからない状態の毎日。子どもたちだけで過ごしている家庭のほとんどが、似たような状態で過ごしているのではないでしょうか。この時期をどう過ごすのか、とても大切な時間のような気がします。この思いが、子どもたちに伝わると良いのですが。

懐かしさ

Aさん宅の近所にある大きな桜の木の下を通ると、花びらが風にのってひらひらと舞い、とても綺麗でした。Aさんは、私たちが伺うと、帰りは必ず駐車場まで見送りに来てくれます。携帯電話の中に、1年前に桜の木の下で猫と一緒に撮った写真が入っていたので一緒に眺めていると、その猫がやってきました。
この1年間、家の中でちょっと難しい話をした後に、駐車場までの道すがら、たわいもない話をして、桜の木の下を歩いています。Aさんの後ろから猫がついてくると、Aさんが子どもに話しかけるように猫に話しかけます。
その様子を見て、微笑ましい気持ちになりました。

入学式

今日は、市内のほとんどの小学校で、昨日は中学校で、入学式が行われました。コロナウイルス感染拡大予防の影響で、短時間の式でしたが、真新しいランドセルや制服に身を包んだ子どもたちの姿に、元気を分けてもらいました。
せっかく入学しても、すぐに休校になってしまいましたが、1日も早く通常の学校生活が送れるようになることを願っています。

かま福祉ネットワーク委員会監査を実施

先日、かま福祉ネットワーク委員会の監査を行いました。
この会は、市内の社会福祉法人が集まり、嘉麻市ならではの地域貢献を行うことを目的とする委員会で、各法人からの会費で、市民の困りごとに寄り添った柔軟な活動を行っています。
会計担当者の報告を聞き、監事2名が通帳や領収書をチェックし、適切に処理されていることを確認しました。
役員が所属する施設でもコロナウイルスの感染予防対策をしていますが、最近はいつどこで誰が感染するかわからない状況になっているため、施設内で感染者が出た場合を想定した対応を考えているそうです。

新型コロナウイルス感染拡大における事業者・労働者向け法律相談

最近、新型コロナウイルス感染予防により、「仕事に行くことができず収入が減った」「客が少なく事業が赤字になった」などの理由により、生活が苦しいとの相談を受けることが増えています。生活福祉資金の相談を受ける際は、目先のことだけではなく、以前はどうだったのか、貸付をすることで生活が変わるのか、償還の見込みはあるのか、生活が苦しくなった原因はどこにあるのかなど、詳しく話を聞いています。
相談の内容によっては、他機関の窓口を紹介することがあります。福岡県弁護士会では、新型コロナウイルス感染拡大による事業等への影響に関する事業者・労働者向け法律相談が下記の通り開設されています。契約不履行や損害賠償、イベントの中止、解雇や休業、賃金の未払い等に関することなど、電話でご相談ください。
            記
連絡先 : 092-573-6364
開催日 : 4月2、7、9、14、16日
事業者向けは10〜13時、個人向け13〜16時

地域アセスメントから

コロナウィルスの影響で、3月の協議体に続いて4月も中止することになりました。山田校区では、地域アセスメントのやり直しを始めたばかりでしたが、一旦仕切り直しとなります。
そこで、地域のみなさんと話した内容をまとめたり、課題の整理を行なっていますが、これからどう評価したら良いのか悩んでいました。
そのことを、他の市町村の生活支援コーディネーターに相談したところ、実践していることを教えてくれました。ひらめきや発想力にとても感心します。この2つは協議体の中でも大切にしていることです。
山田校区でも参考にさせてもらい、オリジナルの評価ができたらいいなと思います。

新しい住まい

住んでいた住宅の家賃を滞納し、強制退去になったAさん。
怪我をしたため入院していましたが、その間になんとか住まいを見つけ、今日鍵を受け取ることができました。退院日も決まり、新しい生活を迎える準備が着々と進んでいます。
入院した当初は口数が少なく、「任せます」と繰り返していたAさんの表情が、とても明るくなり、新生活に向けて前向きな発言が聞かれるようになりました。