嘉穂・鞍手地域のひきこもり支援者と情報交換しました

1月28日(火)、飯塚総合庁舎で開催された、令和元年度ひきこもり支援者等ネットワーク会議に参加しました。
 嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所のひきこもり相談会で家族支援アドバイザーをされている元当事者の方からは、平成14年から相談会で家族に生の声を届けてきたことや家族から質問を受けてきたことなどの取り組みが発表されました。今年度で相談会が終わることになり、今後は当事者の声を伝えていく方策を模索されているそうです。
 福岡県立大学准教授の四戸智昭さんからは「ひきこもり家族支援再考」というテーマの中で、「人は他者から褒められたいと思う承認依存がある。その欲求を満たすにはあるがままに認めることが大事」との話があり、家族だから当たり前に思ってしまうこともあるけれど、お互いに褒めたり認め合うことの大切さについて気づきました。四戸さんのブログでは、元当事者の方がひきこもりサバイバーとして書いたエッセイを紹介しているそうです。
 最後に、市役所健康福祉課や自立相談支援機関、障がい者基幹相談支援センター、若者サポートステーションから取り組みの発表があり、ひきこもり支援には丁寧にかかわることが必要だという声があがりました。
 今回、嘉穂・鞍手地域のひきこもり支援に関わる関係機関の参加があり、ひきこもりの相談窓口が増加していることを実感しました。一方で、ご本人やご家族だけで悩んでいるのではないかとの思いもあり、その方々とつながっていくにはどのようにしたらよいのかなあと改めて考える機会になりました。
 

嘉穂ますます会⑨

1月20日(月)第9回協議体「嘉穂ますます会」を下牛隈公民館で開催し、10名が参加しました。
はじめに、デマンド運行型バスの説明会に参加されていない方がいたので、利用方法などを確認しました。メンバーからは、サロンで出前講座を行って10名程度が利用登録をしたと話があり、今後は利用した方の話を聞き、良かったことや困ったことなどをまとめていきたいとの声があがりました。
また、来年度は、困っている方と出会えていないため、地域アセスメントに取り組んでいこうということになりました。次回、アセスメントの方法などを話し合いたいと思います。

(次回のお知らせ)
日時2月17日(月)13:30~
場所:足白公民館
どなたでも参加できます。お気軽にお越しください。

嘉麻い隊うすい⑨

1月17日(金)、笹原公民館で嘉麻い隊うすいを開催し、3名が参加しました。
7月に笹原行政区で協議体を行った際に、公民館で集まりたいという話を聞き、メンバーのみなさんとサロンの立ち上げに向けて取り組みました。11月にサロンを立ち上げ、月1~2回、5~6人が集まり、市の出前講座を受け健康に関する話などを聞いているそうです。
また、笹原行政区では、福祉バスや市バスの利用している方が多く、デマンド運行型バスについても知りたいとの声を受けて話をしました。今後は、デマンド運利用登録をしたいとの意見が出ました。
最近、Aさんが転んだ時に、Bさんに連絡があり、家に様子を見に行ったとの話やCさんに草取りや電球換えのことを相談しているとの話がありました。ご近所に、相談できる人がいることは心強く感じているとの話もありました。
来年度は地域のアセスメントしながら、困り事を抱えている方と協力してくれる人とをつなぐ仕組みづくりに取り組んでいきたいと思います。
<次回>
2月21日(金)13:30~
碓井公民館
どなたでも参加できます。

フリースペースを開催しました

先日、今年初めてのフリースペースを開催し、4名が参加しました。みなさんと年末年始の過ごし方や最近の気になるニュースなどを話し、思い思いに過ごしました。
ご家族からフリースペースでは笑って過ごしているけど、家では張りつめていると話されたことがあります。みなさんに穏やかに過ごしてもらえたらと思うとともに、フリースペースの意義を改めて考えました。
寄ってこハウスで、毎週木曜日の13時30分から開催してます。ひきこもりで悩んでいるご本人やご家族の方など、参加希望の方は下記までご連絡下さい。

かまひきこもり相談支援センター
0948ー42ー0751

令和元年台風第19号災害義援金を募集しています

 昨年は、台風第19号により、17都県で甚大な被害がもたらされました。本会では、被災された方々を支援する義援金箱を各総合庁舎及び市内のスーパ―など12ヵ所に設置しています。
 被災地では復興へ向けた取り組みが進められていますが、被災者の生活再建は道半ばで、今後も継続した支援が求められています。そのため、募集期間が令和2年3月31日まで延長されました。
 設置場所については、下記のとおりです。みなさまの引き続きのご支援ご協力をお願いいたします。
                  記
1.設置場所  ・市各総合庁舎内(稲築・碓井・山田・嘉穂)
       ・foodway稲築店、スーパーASO稲築店、
        トライウェル稲築店、
        スーパーASO碓井店、道の駅うすい、
        スーパーASO大隈店、カッホー馬古屏
       ・嘉麻市社会福祉協議会
2.お問い合わせ先 福岡県共同募金会嘉麻市支会 電話番号0948-20-5225      
       

100年を超える家

先日、Aさんのお宅を訪問した時に、大きな梁があったため、話を伺うと明治時代に建てられたお家とのことでした。
冬は、隙間風が入って寒いため、サッシとサッシの間にスポンジを張ったり、工夫しているそうです。特に、コタツホース(ファンヒータから温風をコタツに取り込むホース)は、暖かくて電気代の節約にもなっているとのことでした。
Aさんは、子どもさんたちは他に家を建てているため、この家も自分の代で終わりかなと少し寂しそうに話されました。

嘉麻い隊うすい⑧

12月20日(金)、昭嘉公民館で嘉麻い隊うすいを開催し、12名が参加しました。
昭嘉行政区には、子ども会はありませんが、区長や隣組長、老人会で年に2回夏祭りとクリスマス会を行っています。子どもも高齢者も顔が見える関係づくりにつなげたいと思い、取り組んでいるそうです。メンバーからは、今後は、協力してくれる人探しや若い担い手を育てたいとの声があがりました。
また、メンバーの一人から「高いところでの作業は一人で行うのは怖い」、「手伝ってくれる人がいたら、いいなー」と意見が出たため、支え合いの仕組みづくりのイメージ図を、みなさんと確認しながら、イメージを膨らませました。
(次回のお知らせ)
日時1月17日(金)13:30~
場所:笹原公民館
どなたでも参加できます。お気軽にお越しください。

嘉穂ますます会⑧

12月16日(月)第8回協議体「嘉穂ますます会」を千手いこいの家で開催し、11名が参加しました。
 デマンド運行型バスについて、嘉穂校区のふれあい・いきいきサロンで出た意見などをメンバーに報告しました。メンバーからは、旧千手小学校区は碓井校区に近く、買い物や病院は碓井方面に行くことが多いとの声が聞かれました。明日以降、開催される説明会に参加して、イメージを膨らませようということになりました。また、市バスに乗ったことがないためルートが分からない、フリー乗降区間はどうなっているのとの意見が出たため、ルートの確認なども含めて、移動について話し合っていきたいと思います。
メンバーのみなさんと来年度の開催について話し合うと、もっと地域の方が参加してもらいたい、老人会に声をかけてみてはどうかなどの声があがりました。

(次回のお知らせ)
日時1月20日(月)10:00~
場所:下牛隈公民館
どなたでも参加できます。お気軽にお越しください。

令和元年度ひきこもり支援者等ネットワーク会議に参加しました

 12月12日(木)、福岡県精神保健福祉センターで開催された、令和元年度ひきこもり支援者等ネットワーク会議に職員1名が参加しました
 はじめに、「ひきこもりという生きかたを『精神科診療所で』支援する」と題して、医療法人富田醫院の富田伸先生から講演がありました。富田先生から「目の前にいる人が本来持っている能力を発揮できるようにサポートすることが大事」と話され、基本的な姿勢を再確認することができました。
 次に、福岡県ひきこもり地域支援センターひきこもり支援コーディネータ―の梅本大地さんから事例報告があり、その後グループワークを行いました。同じ筑豊圏域のひきこもり支援に関わっている方々と、両親や本人への支援、具体的な支援方法や連携先などを話し合いながら、事例を通して支援の方向性についてイメージを膨らませました。