今日は、復興支援ボランティアセンターと立野サテライトで活動が行われました。復興支援センターでは、土砂撤去・瓦の運搬・土のう設置等、4件のニーズに22人のボランティアさんが活動され2件が完了しました。立野サテライトには、嘉麻市社協からのボランティアバスで参加した方々11名を含めた32名が活動され、5件のうち3件を完了することができました。本会職員2名は、ボランティア受付・ニーズ班とローラ班に分かれて活動しました。ニーズ調査を担当した職員は、河陽長野地区の3軒のお宅に伺いました。母屋を補修するために、床下の木材を引き出してほしいというものと、離れにある家財等を運び出し整理してほしいというニーズは、日・月曜日に対応することにしました。ローラ調査を担当した職員は、河陽東下田地区のお宅21軒を訪問し、5人の方と会うことができました。お会いした方の中には、お盆に自宅に戻って来たばかりでやっぱり家が一番と言われていました。明日も、立野サテライトを含めて、60名のボランティアさんを必要としています。土砂撤去や家財の運搬等のニーズが、まだまだ残っていますので多くの皆さんのご協力をお願いします。
カテゴリー: 地域係
南阿蘇村災害復興支援センター14日目
今日は、15名のボランティアさんがセンターに来られました。集積所が休みだったので、土砂の片付けや土のう作りなどの活動をしていただきました。
今日も暑かったので、クーラーボックスに冷たい飲み物を準備し、それぞれの現場に持って行ってもらいました。
私はニーズ調査に午前1件、午後7件行ってきました。沢津野地区にあるお宅でボランティアさんにお願いしたいことを伺うなかで、まだ断水中で特に料理や洗濯が不便であるとの話がありました。大きなタンクを準備し、毎日水をもらいに行かれているそうです。生活に欠かせない水がない状態が4ヶ月も続いていることを嘆いておられ、いたたまれない気持ちになりました。
明日は31名のボランティアさんを募集しております。ぜひ、よろしくお願いいたします。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター13日目
今日は、土砂撤去や家の中の片付け、割れたガラスの分別、運搬などの困りごとに28人のボランティアさんが活動されました。
ニーズ調査では、立野地区に行きました。たくさんの土砂が床下にも入り込んでいて、ボランティアさんの協力がないととても片付きそうにはありませんでした。20日土曜日に活動できるように調整しましたので、週末のボランティアを考えている方はぜひ立野サテライトへお越しください。
また、今日は、何人かのボランティアさんから、来週の活動はあるかなと聞かれました。今の時点で来週の予定は何とも言えないのですが、困りごとの相談は日々入っています。前日には翌日の予定がわかります。このブログでもお届けしていきますし、本会の職員は8月までセンターにいますので、嘉麻市社協まで気軽にお問い合わせください。
明日の南阿蘇村災害ボランティアセンターは31人のボランティアさんのお力が必要です。暑い中の活動になりますが、ぜひご協力ください。
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター12日目
今日も南阿蘇村は快晴でした。センターは休みでしたが、ボランティアさんが何かできることないですかと7名もお見えになったので、継続してお願いされていた土砂の片付け、運搬のお手伝いをしていただきました。資材が足りないと連絡があり、持って伺ったのですが、汗だくになりながら声をかけ合い活動されていて、本当に頭が下がります。
ボランティアさんから、南阿蘇村の状況が知りたくて嘉麻市社協のブログを読んでるよと声をかけてもらいました。職員が交代で書いていますので、こんな風に言ってもらえると本当に嬉しくて、暑さがすーっと消えたような気がしました(*^‧^*)
現場から帰る途中、通行止めになっている地区を歩いてまわりました。4ヶ月、時が止まっているかのように、地震の爪痕がしっかりと残っていました。南阿蘇村は、未だに通行止めになっている道が多く、いろんな地区に行くのに本当に不便です。早く道の整備をしてほしい、阿蘇大橋を作ってほしい、みなさん良く言われます。なかなか声が届かない苛立たしさを改めて感じました。
明日は、集積所への運搬や土砂の片付けができるボランティアさんをお待ちしています。
地域支えあい事業 協力会員募集
地域支えあい事業は、市民の方のちょっとした困りごとを同じ市民の方の協力によって解決していく事業です。 現在、ちょっとした困りごとに対応していただける協力会員を募集しています。この季節は、「草取りができずに困っている」「庭木の剪定をお願いしたい」といった相談が増えています。なお、協力していただける方には、協力手数料をお支払いします。協力会員の方を随時募集していますので、関心のある方はご連絡ください。
●主なサービス内容
快適日常サービス ごみ出し、話し相手など
いきいき家事サービス 住居の掃除、洗濯など
快適専門サービス 低木の剪定や草取りなど
すくすく育児サービス 産前産後の手伝い、家事援助など
●お問い合わせ
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751
今月の一冊
8月15日.社協だよりNo.126『今月の一冊』で紹介した本をこのブログでも紹介します。
この本には、10名の水俣病患者の方の体験や想いが語られています。
1959年に水俣病が公式に確認された後も、原因であるチッソ水俣工場からの有機水銀を含む排水のたれ流しが続きました。1968年に水銀流出が止まり、公害病として認められます。しかし水俣病は、行政の審査で認定されなければ患者と認められないため、申請しても棄却となり、治療を満足に受けることができない人も多くいました。本の中では認定患者、未認定患者の間に隔たりができ、地域の人のふれあいがなくなったという被害が一番大きいと語られています。未認定患者の問題に立ち向かうため、自らチッソ水俣工場前に座りこみをして交渉するなどしてたくさんの人が闘われます。しかし、みなさんの心からの叫びは届かず、1996年には裁判や認定申請などを取り下げることを条件に一時金等を支給するという和解案が出され、身を切る思いで和解案の受託という決断をされたそうです。病状が悪く体もいうことをきかなくなってきたため泣く泣く受託をしたこの時のみなさんの心の苦しみは想像ができません。
緒方正人さんは、水俣病患者として生きているわけではない、人として生き、一人の「個」に帰りたいと語られています。病気、差別に苦しめられ、和解案を受託せざるを得なかった方がたくさんいた水俣病事件という事実だけでなく、魂を持った一人の人間として生きていく中で救われたいと願い続ける方がおられることを知り、公式確認から60年がたった今、改めてこの問題は終わることはなく、ずっと考え、学んでいかなければならないことだと感じました。(みぞくち)
夏休みボランティア情報
8月14日、夏休みも折り返し地点に入りました。夏休み期間中のボランティア活動はまだまだあります。ボランティア活動に関心はあるけど、「きっかけ」が無いという方もぜひご参加ください。
子どもたちの遊び相手
~嘉麻北日中一時支援事業所~
日時:平成28年7月20日(水)~8月31日(水) 午前8時30分~午後5時
※日曜日を除きます。またご都合のよい時間帯だけで構いません。
場所:嘉麻北日中一時支援事業所(嘉麻市鴨生339)
備考:動きやすい服装でお願いします。時間帯によってはお弁当、飲み物をご準備ください
子どもたちの遊び相手
~障がい者支援施設 つばさ学園~
日時:平成28年8月1日(月)~8月31日(水) 午前9時00分~午後4時
※活動可能な日、ご都合のよい時間帯で構いません。
場所:障がい者支援施設 つばさ学園(嘉麻市下臼井1012-3)
備考:時間が昼をまたぐ場合には食事を準備します。
作業補助
~指定障がい者福祉サービス事業所 山田学園~
日時:平成28年8月1日(月)~8月31日(水) 午前9時00分~午後4時
※活動可能な日、ご都合のよい時間帯だけで構いません。
募集人数:6名程度
場所:指定障がい者福祉サービス事業所 山田学園(嘉麻市上山田1094-116)
備考:上履きの準備をお願いします。
《お問い合わせ先・お申し込み先》
かまボランティア・市民活動センター ☎0948-42-0751
第6回協議体勉強会のご案内
8月13日.介護保険制度改正により、要支援者に対する訪問介護及び通所介護が、新しい地域支援事業に移行されることになりました。嘉麻市では、平成29年度のスタートに向けて体制整備に取り組んでおり、5つの中学校区に協議体を設置するため、勉強会を開催しています。私たちが暮らし続ける地域を、私たちが暮らしやすいようにするために、地域の特性を生かした協議体を作っていきたいと思いますので、ぜひ勉強会にご参加ください☆
★日時 平成28年9月2日(金)13時30分~15時30分
★場所 夢サイトかほ文化ホール(嘉麻市大隈町1228-1)
★内容 「地域の資源を地図にまとめよう」
★講師 さわやか福祉財団 阿部かおりさん、竹下順一さん
地域の方を誘ってぜひご参加ください(*^^*)よろしくお願いいたします。
どなたでも参加できますが、準備の都合上、事前にご連絡いただけると助かります。
《参加申し込み、問い合わせ先》
嘉麻市社会福祉協議会 ☎0948-42-0751
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター11日目
8月12日(金)、今日はボランティアさんを送り出した後、加勢地区へローラー調査へ行きました。加勢地区は比較的被害が少ない方で、一部損壊のお宅がほとんどでした。
この地区では、昔からお住まいの方同士でコミュニティができており、日頃からよく声を掛け合っているとのことでした。訪問したご高齢世帯の方からは『身体が不自由だけど、よく配達に来る配達業者や近所の方が分かってくれているから、安心して暮らせる』といったお話をお聞きしました。
今まで何度かローラー調査をさせていただきましたが、安心して生活されている方の地域は、ご近所付き合いが豊かであるように感じます。
今回の調査でも『地域のつながり』は一つの防災なのだと改めて考えさせられました。
南阿蘇村ボランティアセンターは、明日からお盆休みとなります。
17日から活動を再開しますので、ぜひ、みなさまのご協力をお願いいたします!
南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター10日目
今日は、立野サテライトの開設日でした。
職員1名は、サテライトでボランティアさんの受け付けの準備作業を行なった後、以前、立野地区の世帯を調査で回ったときに、不在だった要援護者の世帯を、桂川町社協職員の方とともに回りました。立野地区はまだ水が通っていないこと、また再び雨が降ると、土砂災害の危険性が高いことから、家に戻られている方は少なく、1日かけて20以上の世帯を回りましたが、直接お会いできたのは、4世帯でした。不在だったお宅も、片づけに戻ってこられているご近所の方に、対象の方がどうされているのかなどを尋ねてまわりました。
話を聞くことができた方からは、「自分はずっと受け継がれてきた田畑を守るために、落ち着けばまたこの場所で生活したい」と話される方、「今後ここで生活していけるのかわからず、家の大掛かりな補修工事もためらっている」という方、「もしここで生活するとしても、近所の人はほとんどいなくなるんじゃないか」と不安を感じられている方など、みなさんが様々な気持ちや思いを抱えながら、生活されているのだと感じました。
もう一名の職員は、ボランティアの受付、3件のマッチング、グルーピングを終えた後、土砂撤去の活動をされている赤瀬地区のお宅を訪問しました。流木や大きな石が混じっていると捨てることが出来ないため、仕分けをする班、土砂を土嚢袋に入れる班、捨てる班に分かれて効率よく作業をされていました。
午後からは、訪問調査を行い、お盆が明けてから活動出来るように調整を行いました。
明日はゴミ集積所がお休みであるため、加勢地区のローラー調査に出る予定になっています。