南阿蘇支援竹田ベースキャンプ93日目

7月29日、今日は、ゴミ集積所が休みのため活動はなく、センターで訪問表の入力等の事務作業を行ったほか、現地調査に行きました。
垂玉温泉山口旅館の調査に行ったのですが、行く道のりは斜面上の岩塊が今にも落ちてきそうなところや道路に亀裂が入っているところなど危険な場所がいくつかありました。
到着し、旅館の専務、重機を扱う団体オープンジャパンの方と社協とで今後の作業等の打ち合わせを行いました。旅館内を案内していただきながら、まずは必要な物と処分する物の分別から始められることとなりました。南阿蘇村災害ボランティアセンターは、往復の道のりが安全になるまで、ここでの活動はできないため、オープンジャパンの方々が対応されることとなっています。
露天風呂があった場所も崖崩れで被害に遭っています。その横に滝があるのですが、地震の前は半分しか見えておらず、崩れ落ちたために上の方から見えるようになったそうです。温泉で働かれている方が、「滝も上の方から姿を見せて、私たちを励ましてくれている」と話されたのが印象的でした。
隣にある地獄温泉の方も来られていて、これから3年ぐらいかけて復興に向けて頑張ろうと話されていました。
今後、作業が進んでいく中で、ボランティアセンターが対応できることも出てくるのではないかと思います。
image
明日は、南阿蘇村災害ボランティアセンターだけでなく、立野サテライトの活動もあります。ニーズも多く、たくさんボランティアさんの力が必要です。明日も暑い1日になりそうですが、どうかご協力お願いいたします。

市民後見人養成フォローアップ講座最終日

7月28日、6月8日から始まった市民後見人養成フォローアップ講座は、今日で最終日を迎えました。
今日は初めに、本会が熊本地震発生以降活動している南阿蘇支援竹田ベースキャンプの取り組みについて、本会事務局長の木山より、報告を行いました。
地震に加え、6月20日の大雨による水害でさらに被害が拡大していること、また特に被害の大きかった立野地区では、これから復興に向けて、たくさんの人の力が必要であることなどを写真を交えて説明し、受講者の皆さんは真剣な表情で聞き入っておられました。

その後、引き続き、事務局長の木山を講師に、「自分の価値観を知る」というテーマで、4人ずつの班に分かれて二つのグループワークを行いました。
h2807282
このグループワークを通じて、それぞれの価値観が違うことを学びました。
最後に糸賀一雄さんの「この子らを世の光に」という言葉のように、障がいのある方や認知症のある方などが地域の中心的な存在となるような地域づくりを進めていきたいという言葉で、最後の講義が締めくくられました。

その後に行った閉講式では、嘉麻市福祉事務所長の山田昌郎さんよりご挨拶をいただき、本会の村上会長が9名の方に修了証を手渡し、平成28年度のフォローアップ講座は幕を閉じました。
修了された皆さま、本当に長い期間受講いただき、ありがとうございます。そしてお疲れさまでした。
これからも皆様とともに、市民のみなさんの権利を擁護する取り組み、誰も排除されないまちづくりへの取り組みを進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

フリースペースからまた一歩

7月28日、今日は、フリースペースに参加しているメンバー8名で障がい者支援施設 清浄学園へお出かけしました。
以前から、ぜひ利用してくださいねと声をかけていただいていたので、お言葉に甘え、施設を見学し、その後はカラオケルームを貸していただきました。
image
久しぶりに歌うという方もおられましたが、熱心に曲を選ばれ、ステキな歌声を聴かせていただき、盛り上がりました。
フリースペースとしては、初めての外出でしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました^_^

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ92日目

7月28日(木)、今日も南阿蘇村は快晴で、とても暑い1日でした。竹田ベースキャンプからは30名のボランティアさんが参加され、南阿蘇村災害ボラセンターの活動人数は40名でした。
7件のニーズがあり、ボランティアの方ほとんどが15時過ぎまで帰ってこられず、活動報告の時に伺うと、とても大変な作業ばかりだったということでした。みなさん日焼けされ、土砂などで洋服も汚されお疲れになっておられても、笑顔で「少しでも役に立てたらと思って」と話されたり、東京から竹田ベースキャンプを通して来られた方は「私は1日だけど、依頼された方はこれからが大変だと思う」などと言われていました。
今日は、マッチングやグルーピングの他、実績入力等の事務作業、これまでローラー班が調査した訪問表の入力、整理等も行いました。
明日はゴミ集積所が休みのため活動は限られたものとなりますが、自分にできることを精一杯行いたいと思います。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ91日目

7月27日(水)、今日は竹田ベースキャンプから18名のボランティアさんが参加され、南阿蘇村ボランティアセンターの活動人数は29名でした。
本会職員は、受付、マッチングを行い、ボランティアさんを送り出したあとに、午後から1件の現地調査に行きました。避難所から仮設住宅に移るため、引っ越しを手伝ってほしいという依頼内容でした。依頼された方が、「避難所から仮設住宅に移ることに不安がある」「食事のことなど今から心配で夜も寝られない」と今のお気持ちを話して下さいました。不安な気持ちを、一緒にひとつひとつ解決してきましょうと伝えました。
今度の30(土)31(日)は、立野サテライトが開所します。数多くのボランティアさんのご協力をお願いいたします。

※もうすぐ8月に入り、日差しも強くなり気温も上がっていきます。ボランティアに参加される際は、熱中症対策をしっかりと行ってさい!

2016_072717_5450_327

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ90日目

7月26日(火)、今日の南阿蘇村は山に少し雲がかかり雨が心配されましたが、1日中青空が広がりました。ゴミ集積所が休みのため、竹田ベースキャンプからのボランティアさんの受け入れはなく、水田のがれきと流木の撤去の活動に8名のボランティアの方が参加されました。

ボランティアの方を送り出してから本会職員は、午前に2件、午後に1件の現地調査に行きました。そのうち2件は土砂の撤去の依頼でしたが、重機を使用した方がよいと判断されたため、別のボランティア団体にも依頼することになりました。

また今日は、現在避難所を中心に活動を行っているサロンカーが、ボランティアの方にもゆっくりしてほしいということでセンターに来ました。車内は8名ほどがゆったりと座れるスペースで、飲み物を飲んだりお菓子を食べながら過ごすことができます。サロンカーを運営するスタッフの方の話によると、車なので移動することもでき、南阿蘇村では名水100選に選ばれた場所を訪れ、避難所にいた方も久しぶりに来ることができたと、嬉しそうにしていたそうです。被災された方々を支える方法は、まだまだたくさんあるのだと考えることができた出来事でした。

2016_072622_3146_048

 

口春サロンにお邪魔しました♪

 7月26日(火)、今日は口春サロンにお邪魔し、口春のいいところについて教えていただきマインドマップにまとめていきました。毎週サロンが行われおり、お料理教室や体操、おしゃべりサロンなど様々な工夫がなされていること、総合病院があるので安心であること、土地が少し高い場所にあるため水害がないことなど、色々教えていただきました。
また、今日のサロンは鴨生地区にある軽食喫茶「さくらんぼ」で、花器づくり教室が行われており、行政区関係なくたくさんの方が参加されていました。身近にある物で可愛くお洒落な花器を作ることが出来、とても感動しました。次回は、空き缶を使った花器を作る予定になっているそうです。口春サロンのみなさん、今日はありがとうございました(^^)
image

嘉麻市社協災害ボランティアセンターからのお知らせ(H28.7.26)

嘉麻市社協災害ボランティアセンターからのお知らせ(H28.7.26)

【1】竹田ベースキャンプの閉所について

センターで紹介をさせていただいていました竹田ベースキャンプは、当初の予定どおり7月31日をもって、閉所することとなりました。
8月からは、南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター(南阿蘇村災害ボランティアセンター)でのボランティアの受け入れが九州圏内まで拡大されます。
地震発生から3ヶ月過ぎましたが、地震の被害に加え、水害が発生したため、みなさんのお力が必要です。ぜひ、災害ボランティア活動にご協力ください。
 
下記は、南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター情報より転載しています。
【休館日およびボランティア受入れの変更について】
①ボランティア受入れの変更について
竹田ベースキャンプの閉所に伴い、8月1日よりボランティアの受入れを九州圏内に変更致します。活動当日にボランティアセンターへ来ていただき、直接受付となります。翌日雨天の場合には、前日夕方以降に活動中止を決定する場合があります。その際にはFacebookまたはTwitterにて通知致しますのでご確認いただいた上でお越しいただければと思います。
②休館日について
8月1日より、毎週火曜日が休館日となります。加えて、8月は13日~15日はお休みです。ボランティア活動に係る手続き等(災害従事車両証明書およびボランティア活動証明書の発行など)もお早目にお願い致します。
センター運営日の電話対応の時間帯には変更ありません。午前8時半~午後5時までとなっております。

【2】福岡県内社協職員のみなさまへ
センター運営スタッフのご協力(お願い)

上記の事情により、8月におきましては、現在のスタッフでは対応できないことが予測されます。そこで、福岡県内の社協職員のみなさまの中で、スタッフとしてお手伝いできる方がおられましたら、ぜひ、ご連絡ください。
なお、本会の職員もこれまで同様お手伝いに伺う予定ですので、ぜひ一緒に熱心に活動されているボランティアさんを支えてください。

日にち 平成28年8月1日~31日の連続する3日間
①水~金曜日 ②土~月曜日
8時集合~17時30分頃(ミーティング終了まで)
※前泊も可能です。
※職務上、上記日程での調整が難しい方は別途連絡ください
場所 南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター(南阿蘇村災害ボランティアセンター)
   熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字久石2705 南阿蘇村社会福祉協議会
問い合わせ 嘉麻市災害ボランティアセンター(木原)
E-mail tiiki@kama.syakyo.com

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ89日目

7月25日、今日は竹田ベースキャンプからは20名の方が参加され、南阿蘇村災害ボランティアセンターの活動人数は計26名でした。
本会職員は、受付、マッチング、グルーピングを行いボランティアさんを送り出したあと、午前中に1件、午後2件の現地調査を行いました。屋根のブルーシート張り、荷物の運搬などの2件の新規ニーズがあり、明日以降に活動を行うことになりました。
本日の活動は、夕方から突然の大雨が降ったりと不安定な天気で、1件の活動を完了、4件の活動が継続となりました。
調査で訪問したお宅の方は飲食店を経営されており「夏に入り、昨年はたくさんの人が南阿蘇村を訪れていたが、今年はどうなるかわからない。とても寂しくなった」と、涙ながらに話して下さいました。南阿蘇村も少しずつ復旧し、飲食店や観光施設も規模は縮小しつつも経営しているお店があります。被災地に行くまでに時間はかかりますが、 一度、南阿蘇村へ観光に訪れてみてはいかがでしょうか。ご協力よろしくお願いします!

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ88日目

7月24日、今日は竹田ベースキャンプから45名の方が参加され、南阿蘇村ボランティアセンターの活動人数は計61名となりました。
今日はボランティアさんを送り出した後、長陽にある仮設住宅を訪問しました。立野、沢津野、長野地区など被害の大きかったお宅の方が多くいらっしゃいました。お困りごとやボランティアセンターに依頼したいことなどあれば、いつでもご相談くださいとお話させていただく中で、『他に何もいらない、ただ家に戻りたい』『何もやる気が起きない』『仮設を出なければならない二年後が既に気掛かり』と不安なお気持ちをお聞きしました。
衣食住は少しずつ整ってきていますが、被災された方のお気持ちに寄り添った支援がまだまだ必要です。
image