南阿蘇村立野地区 災害ボランティア活動

7月23日、今日は嘉麻市の個人ボランティアさん2名と職員3名で南阿蘇村立野サテライトに行き、ボランティア活動を行いました。

立野サテライトは本日から活動が再開され、21名のボランティアの方が集まりました。
午前中は、土砂のかき出し、家具の運び出しや運搬を行いました。豪雨で裏の畑の土砂が大量に流れ込んだお宅で、土砂をかき出して軽トラに積み込み、集積所まで運びました。依頼された方も一緒に作業をされ、「1人でこの土砂をどうしようかと途方に暮れていた。本当に助かりました」と何度もお礼を言ってくださいました。もう一件のお宅では、依頼者の方から廃棄するものか現在住まわれている所へ移動させるものかを確認しながら家具等を分け、運搬しました。
午後からは午前中の作業を引き続き行ったほか、瓦の撤去等も行いました。
活動報告を終えたグループは作業中の所に行って手伝いをするという流れで、人数が増えるとスピードも一気にあがります。みなさん「人の数で作業が全然違うね」と話されていました。作業に慣れておられる方ばかりで、たくさんのことを教えていただきながら活動しました。熱中症に気を付けながらみなさんと協力し、無事に活動を完了させることができました。
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南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ87日目

7月23日、今日は竹田ベースキャンプより46名が参加され、南阿蘇ボランティアセンターの活動人数は計60名となりました。
受付、オリエンテーション、グルーピングを行い、ボランティアさんを送り出した後は、土砂撤去の依頼があった立野地区赤瀬にあるお宅を訪問しました。
地震のため緩んでいた地盤に雨が降り続き、山から滝のように土砂が流れてきたと言われていました。
数十センチも積もった土砂を38人のボランティアさんがスコップですくってはトラックへ運ぶを繰り返し、たくさんの土砂を取り除くことが出来ました。しかし、まだ多く残っているため翌日のニーズへと引き継ぎました。
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※竹田ベースキャンプが7月末で終了するため、8月からボランティアさんの受け入れを熊本県内から九州圏内に拡大することが決まりました。
引き続き、ご協力宜しくお願いします!

嘉麻認知症家族会初日

7月23日、今日は、山田ふれあいハウスで第一回認知症家族の集いを行いました。
ご家族の方だけでなく、ご家族を支えてくださる方々もお見えになり、認知症に関する意見交換をしました。
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その後は、ご家族の方だけで交流会をし、これから家族会として集いを月に一度していくことや家族会の活動内容、ルールが下記のとおり決まりました。

《目的》
認知症の方を介護しているご家族等が集まり、お互いの体験や情報交換をし、様々な問題解決のために励ましあう会です。

《活動内容》
①会員が集い、日ごろ言えない苦しみや悩みを打ち明け、介護に関する意見を交換する交流会を開催する。
②認知症の理解や福祉制度などについての学習会をする。

《ルール》
①この会で話し合った個人情報は話さない。
②立場や状況は人それぞれなので、個人の話の内容は否定しない。
③みんなで協力しあって活動する。

また、まだ始まったばかりですので、これからみなさんと一緒に悩みながらやっていくことも決まりました。

次回は8月27日土曜日13時30分から山田ふれあいハウスで開催します!

市民後見人フォローアップ講座 8日目

7月22日、今日は、市民後見人養成フォローアップ講座講義の8日目でした。
今回は、本会事務局長の木山が担当し、講座に入る前に熊本地震被災地支援について話をしました。被災地支援といっても特別なことではなく、日頃の社協活動に通じるものがあること、大雨による水害が加わり、今もなお、たくさんの支援の手が必要な状態であるとのことにふれ、支援の長期化を説明しました。
講座では、社会福祉基礎構造改革の流れを復習し、その中で誕生した地域福祉権利擁護事業や日常生活自立支援事業への改正やその内容、成年後見制度との違い等を再確認しました。
そして、制度の狭間の問題がたくさんあることや、虐待や悪質商法、詐欺など、複雑、多様化、深刻化する権利侵害があるという状況を視野にいれながら、支援をしていかなければいけないことを話すとみなさん真剣に聞き入っておられました。
最後に、これから2025年には高齢化率が30%を超え、認知症高齢者が700万人になるといわれていること、保護施設や矯正施設等を退所する障がいをもつ方も地域移行支援の対象になり、ますます権利擁護の重要性が増してくることの説明があり、市民後見人の役割もまた深まるものと思います。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ86日目

先月降り続いた豪雨のため、土砂が道路を遮断し、活動することが出来なかった立野サテライトが明日から活動を再開します。
今日はそのための準備を行いました。
必要な書類や資機材、立野は未だ断水状態であるため500リットルのタンクの運び込み等を行いました。

その後は、ニーズ調査で2件のお宅を訪問しました。
どちらのお宅も土砂撤去のニーズでしたが、山から水を含んだ重い土が敷地内にたくさん入り込んでいました。
今後、土砂撤去のニーズが多く上がってくることが予想されます。
ぜひ、ご協力宜しくお願いします!

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新道サロンにおじゃましました🎶

7月22日(金)、今日は新道公民館で開催された、ふれあい・いきいきサロンにて、地域のいいところや課題をみなさんに教えていただきました。                    新道には臼井駅があったこと、駅前通りには商店や娯楽施設などたくさんの店が連なり、活気に溢れていた地域だったということがわかりました。課題について、新道は高台なので水害のことは心配していないが、台風の風の影響を受けやすく突風が怖いという話がありました。またお祭りなどの行事が減り、世代間交流の場がなくなっていくことについて、子どもから大人までが集える盆踊り大会などがあったらいいなという意見がありました。今後の地域づくりを進めていく中で、今日出た意見を参考にしていきたいと思います。                 新道サロン4                      新道サロンのみなさん、今日はありがとうございました(^-^)

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ85日目


7月21日、今日の南阿蘇村は1日中晴れで、じりじりと照りつけるような暑さでした。

災害ボランティアセンターでは、41名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプ29名)が活動されました。

本会の職員1名は、昨日に引き続き、中松地区と東下田地区の再調査に行きました。

調査をする中で、ご自宅の敷地内に崩れ落ちた石垣を撤去してほしいというニーズが、新たに上がってきました。崩れた石垣とご自宅との幅が狭く、人力では難しいとの判断の上、重機で対応することになりました。

今週末の南阿蘇村は、晴れの予報が出ています。たくさんのボランティアさんのご協力をお願いいたします。

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足白の地域調べ♪

7月21日、今日は、足白公民館で行われたふれあい・いきいきサロンにおじゃましました。
いつもより少ない参加でしたが、みなさんから足白の地域のことを教えていただき、模造紙にまとめました。
足白は西馬見、東馬見、椎木、屏の4つのつの行政区が集まった地域です。主要な道をまず書き込み、馬見山、屏山、古処山という嘉穂アルプスの山、遠賀川源流から流れる川などを追加して基本的な地理を書き上げ、それからいろんな情報を落とし込んでいきました。バス停がどこにあるか、バスのルートはどうなっているか、お宮やお寺での行事、フルーツ村や商店など、いろんな情報を盛り込んだオリジナルの地図が出来上がりました(*^^*)
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みなさんに足白のいいところを伺うと、「とにかく人がいい、素朴で優しい」と話されました。いいところを生かしていけるようにこれからもみなさんと一緒に地域のことを考えていきたいと思いました。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ84日目

7月20日、今日は昼前に雨が降り、午後からの活動が心配されましたが、すぐに止み、1日通して活動することができました。

蒸し暑い中でしたが、40名のボランティアさん(うち竹田ベースキャンプ30名)が活動されました。

本会の職員は、以前 現地調査をしていた中松地区の再調査に行きました。19件のお宅を訪問し、そのうち10件の方にお会いすることができました。

住民の方から、家の中は自分たちで片付けたこと、地震では被害がほとんどなかったがその後の大雨で土砂崩れが起きたこと、大雨警報が発令されるとすぐに避難所に避難していることなど、たくさんのお話を伺うことができました。

また、何度も話を聞きに来てくれて嬉しいと言っていただき、改めて現地調査の大切さを実感しました。

再調査の結果を持ち帰り、今後に繋げていけたらと思います。

 

明日は、竹田ベースキャンプから25名のボランティアさんが参加される予定です。

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夢を語ると

今日は、ある調査のために、関係者以外は通行止めの道路を抜け、夜峰山の登山道を走り北側の地区に伺いました。

ここは、日頃見ている夜峰山の裏側になるところで、先月の豪雨による水害が最も大きかった所です。

路肩が緩んでいる所、今にも大きな岩が落ちてきそうな所を抜けながらの道中。また、初めて見る土砂災害の源の山の荒々しさに度肝を抜かれました。

大木が小枝に様に、岩石が小岩に様に流れ落ち、川の流れを変えてしまうほどに積もっており、どちらが道でどちらが川なのかわからない箇所もありました。

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現地に着き調査の依頼主の方のお話を伺ったのですが、被害の甚大さとは裏腹に将来に向けての前向きな計画や構想を語られる力強い口調に聴き入ってしまいました。

「現実は起きてしまったこと。希望や夢を語ることで力が湧き楽しくなってくる。だから、今がやれている。もっともっと、夢を見て語りたい。」という言葉には、「南阿蘇の人は決して負けていませんよ」のメッセージが込められているように思います。

「支援」などと簡単に口にする私のおこがましさが、いとも簡単にさらけ出された思いでした。

帰りの車窓から眺める夜峰山は、そんな私を笑っている様にも、また「お前も負けるな」と励ましてくれている様にも映りました。