令和元年度 福岡県日常生活自立支援事業 専門員研修会

6月25日、春日市クローバープラザで開催された、福岡県日常生活自立支援事業専門員研修会に参加しました。
ルーテル学院大学 総合人間学部 教授 福島喜代子さんから「判断能力が十分でない利用者に対する”本人の意思を尊重した支援”の在り方」について話を聞きました。日常生活自立支援事業とは、日常的金銭管理が主たるサービスではなく、福祉サービス等利用支援が主たるサービスであることを確認した上で、支援のポイントを共有しました。専門員の役割=「判断の手伝い」をするとき、もし、本人の言動の結果、生活状況が好転しなくても、失敗体験に付き合いながら、本人に寄り添うことが大事であると学びました。
午後からは、2つの事例をもとに演習を行いました。意見交換をする中で、自分では気づかなかった視点やものの考え方に気づくことができました。また、インフォーマルな社会資源が、長く地域で安定した生活をする上で欠かせないものであるということ、本人の理解を深めるとともに、誰に寄り添っているのかという立ち位置をしっかり把握することが重要だと学びました。

誰かのために

今日は、Aさんと一緒にお一人暮らしの高齢者Bさん宅に、草取りと雨どいの掃除に伺いました。
Bさんは、数年前からご主人が入院され、裏の斜面から伸びた草を切ることができず、枯れ草が雨どいに詰まり、雨が降るたびに不安を抱えていらっしゃいました。
Aさんは、最近まで体調を崩され、不安な日々を送っていらっしゃいましたが、体調の回復とともに誰かの役に立つ活動がしたいと考え、支えあい事業の協力会員に登録されました。
活動後にBさんの「梅雨入り前に間に合ってよかった。ありがとう」という言葉に、Aさんはとても嬉しそうにされていました。

グーの会で出前講座

6月19日(水)、ふれあい・いきいきサロン「グーの会」で介護保険や生活支援体制整備事業について出前講座を行い、約10名の参加されました。
最近、テレビやニュースで高齢者の運転事故がよく取り挙げられることから、高齢者講習や運転免許証の返納のことなど意見交換を行いました。免許証の返納後は市バスを利用したいが、実際に乗らないと路線や乗り継ぎの方法がイメージできないなどの意見が出ました。
みなさんは移動手段の関心が高く、移動について一緒に考えていくことになりました。

ふくおかライフレスキュー嘉麻市部会

第2回ふくおかライフレスキュー嘉麻市部会を開催し、8法人16名が参加しました。
嘉麻市での実績が1件しかないことから、近隣の市や町での会議や活動に参加された方から話を聞き、ライフレスキュー事業のイメージを膨らませました。また、ネットワーク委員会との違いや支援後のサポート体制づくりについても意見交換を行いました。
スピード感と柔軟性のある活動が可能である一方で、アフターフォローと再び同じ状況に陥った際のサポート体制の構築が課題に上がりました。
みなさんから頂いた貴重なご意見は、かま福祉ネットワーク委員会でも共有したいと思います。

夏野菜

私が住んでいる地域では、畑仕事を楽しんでいる高齢者の方がたくさんいらっしゃいます。家に帰ると、ご近所さんかが採れたての野菜を門にかけてくれており、最近は、胡瓜や茄子などの夏野菜を頂きます。
フルタイムで働いていると、手抜き料理になりがちですが、できるだけ野菜も食卓に並べたく、近所の90歳代の女性に教えてもらいました。
胡瓜をお好みの形に切り、ポリ袋に麺つゆと塩昆布を入れて30分くらい置くだけで、簡単にお漬物ができました。
本当に簡単で美味しくできました。みなさんもお試しください。

まずはご相談を

3年前にご家族の介護のことで相談を受けた方が、久しぶりに来所されました。
今回は、収入が減り家計が苦しくなったけれど、誰にも相談できず悩んでいたところ、ふとかま自立相談支援センターのチラシが目にとまり、センターのことを思い出してくださったそうです。
生活や家計のことをいろいろ聞きながら、ご本人さんと一緒に課題を整理し、優先順位を決めて、ひとつづつ解決できるよう支援していくことにしました。今日はハローワークに同行し、早速面接の日程が決まりました。

かま自立相談支援センターでは、生活に窮する方々の相談をお受けしています。生活上の悩みや経済的な困りごとなどについて、相談支援員が一緒に課題を整理し、どうしたらいいか考え、解決に向けてサポートしていきます。
・病気になりこれからの生活が心配
・仕事をしたいけど働けるか不安。仕事がなかなか決まらない。
・家計のやりくりができず、公共料金などが支払えない
・借金があって生活が苦しい。収入がないので家賃が払えない。
・悩みがあるが相談先が分からない。・子どもがひきこもっている。自分も高齢で、将来が不安。
など、生活上のさまざまな悩みを抱える方は、一人で悩まずに、まずはセンターにご相談ください。電話での相談は、24時間365日対応しています。
TEL 0948-43-4751(直通)かま自立相談支援センター

出前講座

6月13日(木)、平第一ふれあいサロンで、エンディングノートの出前講座を行いました。
エンディングノートの作成方法や使い方について説明すると、みなさん頷きながら熱心に聞かれました。また、エンディングノートの見本をお見せしたところ、参加された女性達から「私も書いてみようかな」という声があがりました。
出前講座が終わった後には、サロンの参加者全員で、婦人部のみなさんが作られたちらし寿司やポテトサラダを美味しそうに食べられていました。みなさんが持ち寄ったお漬け物を食べながら、「このたくあん美味しいね」「こっちのおしんこも美味しいよ」と飛び交う声がとても印象的でした。

買い物移動支援

最近、協議体「なつきちゃんにし」から生まれたしくみである、買い物の移動支援を利用したいという相談を受けることが多くなりました。
「リハビリも兼ねて、できることは自分でしたい」「参加者同士でおしゃべりを楽しみたい」と、移動支援の利用を希望されるきっかけはさまざまです。
移動支援の概要は、以下をご参照ください。

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初回相談の方については、生活支援コーディネーターが自宅に伺い、生活の様子を聞かせていただくことになります。
まずは、本会までお問い合せください。

2019年度 社協会員会費を募集します

嘉麻市社会福祉協議会は、地域に暮らすみなさまが住み慣れたまちで安心して生活できる地域の実現のため、会員を募集します。みなさんから納めていただく会員会費は、様々な困りごとを抱える方を支えるための事業や住民による支え合い活動を推進するための財源として活用させていただきます。会員は、年間を通じて募集しておりますので、ぜひ、加入していただき、地域福祉活動にご参加ください。

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●会員の種別
個人会員 1口1,000円   法人・団体 1口1,000円
●入会方法
社協窓口にお越しいただける方…窓口で入会申込書をご記入いただき、今年度分の会費をお支払いいただきます。
集金をご希望される方…社協までご連絡をお願いします。地区によって集金方法が違いますので、ご案内いたします。
市外の方…氏名、住所、連絡先を記入の上、現金書留、もしくは郵便小為替で本会まで郵送ください。
●お問い合わせ先
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

生活支援コーディネーター初任者研修

6月5日(水)、令和元年度福岡県生活支援コーディネーター初任者研修に参加しました。

主に、生活支援コーディネーターや協議体の役割や機能、地域アセスメントの方法などについて、九州厚生局地域共生社会推進室の山内強次長、福岡市社協の藤田博久さん、うきは市社会の中川史高さん、さわやか福祉財団の阿部かおりさん、本会の木山淳一局長による講義がありました。

その中でも特に印象に残ったことは、生活支援コーディネーターの役割についてです。

昨年から、生活支援コーディネーターとして協議体に参加するようになりましたが、自分が何をすべきなのかわからず、模索をしていました。講義の中で、うきは市社協の中川さんは、「話合いの中で出てきた強みや弱み、得意なことや苦手なことなどを、それぞれの地域の持っているアイデアや課題解決力などにつなぎ合わせることが生活支援コーディネーターの役割なのではないか」と話されました。

今回の講義を受けて、まずは、協議体の中で出た強みや弱み、ニーズ、それぞれの地域の持つ社会資源やアイデア、課題解決力に焦点を当てて、きちんと理解をし、つなぎ合わせることができるように心掛けたいと思いました。