総合相談のご案内

6月の総合相談をご案内します。
●法律相談(予約が必要です。先着順となりっていますのでお早めにお申し込みください)
6月6日(木)13時~16時 山田ふれあいハウス
●心配ごと相談(会場は、いずれも稲築住民センターです)
6月12日(水)13時~15時
3月26日(水)13時~15時

家族の思いやり

訪問途中に、らっきょの皮むきをしていた女性2人に、声をかけました。お母さんと娘さんかと思いお尋ねすると、「お嫁さんだよ。いいお嫁さんで料理も上手だよ」とお義母さんが話され、それをお嫁さんが照れ臭そうに聞かれていました。
核家族化が進み、お姑さんとお嫁さんが一緒に料理したり、食事をとる機会が減る中、2人のやり取りがとても微笑ましく感じました。また、家族の中でもいたわり思いやることが大切だと気付かされたひと時でした。

第2回稲築地区福祉推進員定例会

6月2日(日)、2019年度第2回福祉推進員定例会を開催し、18名が参加されました。

最初に、本年度の社協会員会費募集について、みなさんに協力のお願いをした後に、5月に行った児童遊具点検の報告を行いました。特に、破損などはありませんでしたが、塗装が剥げかけている遊具もあるため、みなさんで気にかけることになりました。
最後に、最近受けた相談の中で、1人暮らしの高齢者の方をふれあい・いきいきサロンへの参加に繋げた例を紹介しました。今後そういった相談があった時には、福祉推進員さんにも繋げて居場所づくりの支援ができたらと思っています。

田植え

今日から6月。そろそろ梅雨入りの時期が近づいています。例年であれば、田植えを終えた田んぼが広がり始めている時期ですが、今年はまだまだのようです。ご近所の方に話を聞くと、今年は水不足で田んぼに水が張れず、遅れているとのことでした。
毎年梅雨入りを鬱陶しく感じていましたが、災害が起きないことを願いつつ、恵の雨が降るといいなと思いました。

かま権利擁護センター

今日は、大牟田市社会福祉協議会から3名が、かま権利擁護センターの視察に来られました。
大牟田市では、50件の法人後見を受任し、70件ほどの日常生活自立支援事業の基幹社協として活躍されていらっしゃいます。
判断能力はあるものの、難病等の理由で銀行に行けない方からの相談を受けるようになり、本会が実施している独自事業の話を聞きに来られました。
身寄りがない方の支援やお亡くなりになった方の支払いなど、お互いどのように支援しているのかを情報交換しました。
複雑なケースは特に、担当者だけで抱え込んでしまうと、見えなくなることもあります。今後も、相談できる関係を続けていくことができればと思います。

今月の1冊

以前参加した研修会で、講師から紹介された1冊で、少し前にドラマ化され、テレビで放送された「健康で文化的な最低限度の生活」を読んでいます。福祉関係者や医療従事者であれば、誰もが知っている日本国憲法25条の一文がタイトルになっています。
大学を卒業した新人公務員が福祉事務所に配属され、生活保護を担当するケースワーカーとして、生活に困窮した方々を支援していく中で、「生活」に向き合う日々が綴られています。
生活保護には法律やルールに則って様々な義務があり、感情だけでは支援できないことや複合的な課題を抱える方への支援が思い通りにいかず、悩んだり焦ったりしながら、成長していくエピソードが描かれています。登場人物の発言に違和感を感じたり共感しながら、漫画なので読み進めやすいように感じます。最後のページには制度のポイントや豆知識がわかりやすく記載されています。7巻まで発行されており、まだ続くようです。ぜひ、ご一読ください。

筑豊ブロック市町村社協連絡協議会総会

5月29日(水)、マリーホール宮田にて開催された筑豊ブロック市町村社協連絡協議会総会に参加しました。

筑紫女学園大学准教授の大西良さんが、「子ども・若者の貧困について考える」をテーマに講演されました。

相対的貧困とは、世帯の総収入が等価可処分所得の中央値(2015年は245万円)の50%に満たない世帯のことを言います。大西さんは、「虐待はひとり親家庭で、経済的に困難な課題を抱えている家庭に多い傾向がある」と話されました。その中でも最近は、デンタルネグレクト(虫歯の治療をさせずに子どもの口腔崩壊が進行した虐待)が増えてきていると、映像を交えて紹介されました。仕事が忙しくて子どもを歯医者に連れていく事ができず、虫歯の発見が遅れるケースも多く見受けられるそうです。

仕事をかけもち、生活を支えるために頑張っている方々がたくさんいらっしゃる中、困難な課題を抱える方に何ができるのか、社協の役割は何なのかを考えさせられました。

最後に大西さんは、大人の貧困そのものが、子どもの貧困に直結しているため、まずは貧困を社会全体の問題として捉え、考えていくことが大切だと話されました。

困ったときはお互い様

私が定期的に訪問している方で、とても助けられ上手な方がいらっしゃいます。
Aさんは、高齢なこともあり、日常生活の中で自分でできないことも増えてきたそうですが「通院時の送迎は、世話好きなBさんが、昔可愛がっていたCさんが、エアコンのフィルター掃除や電球の交換をしてくれる。困ったときは、周りの人が助けてくれるから、安心して楽しく生活しているよ」と、いつもとびっきりの笑顔で話してくださいます。
そんな明るいAさんの周りにいる方も、いつも楽しそうに笑っている様子を見て、みんなに助けられているAさん自身が、自然と周りの人を元気にしているんだなと感じました。
地域には、「本当は助けてほしいけど、人に頼ることは申し訳なくてできない」という気持ちをお持ちな方がいらっしゃる一方で、「誰かが困っていれば手伝いたいけど、突然話しかけると不審がられるかな」という気持ちをお持ちな方もいらっしゃいます。
「助ける、助けられる」という関係だけではなく、感謝をされることで嬉しい気持ちになったり、会話を交わすことで元気づけられたりと、「お互い様」という関係が広まっていくと、困った時に自然と助け合うことができるのかな、と感じました。

嘉麻市認知症家族の会 こころ音の会5月

5月25日(土)、山田ふれあいハウスにて認知症家族の集い「こころ音(ね)の会」を開催し、3名が参加されました。
前回初めて参加された方が今回も続けて参加されました。前回は、奥さんが認知症の症状が進行していることについて、悩みや不安を話してもらい、みなさんで気づいたことや経験したからわかる方法を提案しました。
日常生活の中で何か役割を持つことが大切という話を聞いて、食器洗いを奥さんにしてもらったら、いつもより少し症状が良くなった気がすると話されました。
また、他の参加者からは、「1ヶ月に1回だけの集まりだけれども、この場所でみんなと話すことが、とてもリフレッシュになっています。」と話されました。お互いの近況などを今後も共有していけたらと思います。
嘉麻市認知症家族の集い「こころ音の会」は認知症の方を介護しているご家族が集まり、今か抱えている悩みや不安を話して、解決に向けてお互い考えていく場です。事前申し込みは必要ありません。お菓子やお茶を飲みながら、お話ししてみませんか。

次回の日時は以下の通りです。
日時:6月22日(土)13:30~15:00
場所:山田ふれあいハウス

庭の草

最近、庭の木の剪定や草取りの相談が増えています。
本会には、地域に住む協力会員さんが、お互い様の気持ちで、ちょっとした困りごとを手伝ってくれる支えあい事業がありますが、相談を受けたワーカーによって、聞き取り方やコミュニケーションの取り方、価値観が異なり、判断に迷う事が多々あります。
相談する方々は、一番困っていることや目の前にある困りごとだけを相談されますが、実際には他にも課題があったり、本当は周囲の人だけが困っていたりれすることもあり、相談を受ける側の技量が問われているのだと思います。
また、支えあい事業だけでなく、地域のみなさんが自分の困りごととして考える協議体でも考えていく必要もあります。
解決するための仕組みづくりは簡単ではありませんが、考えることが大切さに気付かされました。