市内に住むBさんのご自宅は、小高い丘の上にあり、車が通る道までは舗装されていない細い小道を通らなければなりません。周りは竹と雑木林に囲まれ、裏庭は草が伸び放題でした。
Bさんが元気な頃は、草を刈ったり、枝を間引いたりしていましたが、年齢を重ねるごとに億劫になり、誰にも迷惑はかけないからと諦めていました。
先日、その状況に気づいたご近所さんが、休みの日に切ってくれたそうです。Bさんは、家族とは疎遠で、親しく知っていた友人も亡くなり、最近は「とても寂しい」と口にすることが増えていましたが、近所に気にかけてくれる人がいたことをとても喜んでおられました。