災害ボランティア養成講座1日目

6月13日(日)、山田ふれあいハウス会議室にて、令和3年度災害ボランティア養成講座を開催し、10名が参加しました。初日となる今回は、九州防災パートナーズの藤澤健児さんに、災害ボランティアの目的・役割についてご講義いただきました。
 被災経験は、恐怖や不安につながる他、家を失ったり、コミュニティとの断絶による孤立を生んだりと様々な影響を与える可能性があります。そのため、災害ボランティアと一口にいっても、現場支援や避難所支援など多岐にわたり、各機関が得意な分野を担うことで、総合的に支援に取り組むことが重要であると学びました。
 一方で、外部の支援団体や公的な機関では対応できない、地域ならではの困りごとに直面することもあり、そういった点で、本講座のメインテーマである地域ボランティアの重要性を再確認するきっかけになりました。
 今回の講義を通して、個人的に特に印象に残ったのは、被災による関連死は、事後、時間が経過して増加する傾向にあるということです。このことから、災害は乗り越えて終わりではなく、むしろ、そこからの支援をどう展開していくかが重要なのだと感じました。支援を求めている人に必要な支援が届くように、災害ボランティアセンターとしての役割を整理し、有事に備えたいと思います。