やり方次第でお金は残せることを再確認~くらしとお金の研修会を開催~

9月10日(土)、夢サイトかほにて、「家計の見直しや債務返済など、くらしとお金の研修会」を開催し、財務省 福岡財務支局 専門調査員 八崎美姫さんを講師に①お金の使い方(家計管理)➁キャッシュレス決済③金融トラブルの事例④多重債務について学びました。生活に困窮する方や多額の債務を抱える方々の相談を受ける中で、支出を見える化し、どう収支バランスを整えるか、どうやって貯金するかを話す場面がありますが、残ったお金を貯蓄にあてるのではなく、収入から無理のない範囲で先に貯蓄し、残ったお金を支出するという話は、新たな気づきとなりました。 また、名義貸しとは、「お金は自分が払うから」などと言われて、自分名義のクレジットカードや通帳、携帯電話などを他人に貸すことであり、この場合、貸した側が詐欺罪に問われる可能性があることを学びました。リボ払いの仕組みは、あらかじめ設定した一定額分だけを毎月支払うもので、計画的な返済ができるというメリットはありますが、利息は月々の返済額に対してではなく、元本に対して発生するため、元本が大きくなるほど利息が高額になって返済できなくなる可能性があるので注意が必要との説明を受けました。アンケートには、「貸付自粛依頼制度」を初めて知ったという記述もあり、参加されたみなさんにとっても自分自身の家計管理を見直す機会となったのではないかと思います。

嘉飯桂地区社協職員が水害を想定した訓練で災害ボランティアセンター運営の基本を学ぶ

 令和4年9月3日(土)、桂川町住民センターにおいて、飯塚市・嘉麻市・桂川町社会福祉協議会の職員を対象に災害ボランティアセンター設置運営訓練が行われ(福岡県社会福祉協議会主催)、総勢44名が集い、本会からは9名が参加しました。
 今回の訓練は豪雨により広範囲で土砂災害や床上浸水等が発生したとの想定で、NPO法人にいがた災害ボランティアネットワークの理事長である李仁鉄さんから、大規模災害時における災害ボランティアセンターの設置や運営に必要なノウハウを学びました。
 午前中の演習では、センターの一連の流れを確認するため受付やオリエンテーション、マッチングや資機材、活動報告などの班に分かれて、実際に体験してみました。その中で、受付には朝の時間帯に多くのボランティアが来られるため、人員を増やす等の対策が必要なこと、オリエンテーションで注意事項等を伝える際、淡々と説明するのではなく、自分なりに言葉を言い換え、具体的に説明すること、マッチングでは他地区から来られた方もいるため、活動場所までのルートを丁寧に説明すること、資機材を渡す際はスムーズに渡せるよう事前に活動場所ごとにまとめておく等、それぞれの班のポイントを学ぶことができました。
 午後の座学では、李さんから、支援の基本は「被災者中心」「地元主体」「協働」であること、支援や方針に迷った際は、被災者の立場に立って最善の方法を考えること、平常時から他機関との関係性を構築しておくことが災害時には力を発揮すること、また、近年のセンター運営ではICTの活用が進んでおり、ボランティアの方が事前にQRコードから翌日以降のボランティア登録を済ませることで、当日受付の簡略化が可能である点やセンター側もリアルタイムでボランティア登録者数を把握できるメリットなどについて話がありました。
 今回は本会のマニュアルを基にした訓練であったことから、改善点も見つかりましたので、早急に見直していきたいと思います。

シニアのためのしごと・ボランティア相談セミナー開催のお知らせ

令和4年9月28日(水)に稲築地区公民館で、おおむね60歳以上のシニアを対象とした就業やボランティア活動に関する相談セミナーが開催されます。参加申し込み等の詳細については下記チラシかホームページをご確認ください。

セミナーチラシ(表面)
セミナーチラシ(裏面)

生涯現役チャレンジセンターのホームページはこちら