水俣フィールドワーク2日目

今日は、水俣フィールドワーク2日目。いろんな場所に行きました。
最初に行った水俣湾埋立地には、慰霊碑とたくさんのお地蔵さんが海に向かっていて、あたたかな表情の中にせつなさを感じました。
それから、熊本県環境センター、市立水俣病資料館へ。患者さんに寄り添ってこられた医師、原田正純さんのパネルもたくさんあり、本質は現場にしかないとの言葉に考えさせられました。
その後、語り部杉本肇さんの講話を聞きました。水俣という地名がついているために受けた偏見や水俣病と戦ったご両親のエピソードを伺いました。
心が揺さぶられるお話を、ぜひ嘉麻市でも聞きたいと思い、講演の依頼をしました。11月18日の支えあいのまちづくりサポーター養成講座にに来ていただくとこを了承していただきました。
それから、胎児性水俣病患者さんのために作られた乙女塚に行きました。胎児性患者が多発した昭和30年代、流産を繰り返した方が多かったそうです。ひっそりとたたずむ乙女塚に心がしめつけられました。
2日間にわたるフィールドワークで、今の仕事にひきつけながら、たくさんのことを感じることができました。
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災害ボランティア情報

 栃木県鹿沼市では9月10日に鹿沼市社協が災害ボランティアセンターを開設し、災害復旧のためのボランティアを広く募集されています。
【受付時間】
 8時30分~9時00分まで
 直接又はお電話による受付。
【募集条件】
○ボランティア保険に加入していただける方(430円自己負担)
 ※保険の加入手続きは社協でできます
【服装・身の回りのものなど】
○衣服
・長そで、長ズボン(汚れてもよい活動着)
○長靴、作業時間以外に履く靴
○ヘルメットまたは帽子
○ゴーグル
○ゴム手袋
○マスク

小山市社協では小山市内在住の方を対象に9月10日からボランティアの募集されています。市内在住の方に限定して募集されていましたが、被害が甚大なため、広く市外の方からも募集されています。
場所 小山市役所
神鳥谷庁舎(小山市神鳥谷931番地3)
運営 小山市社会福祉協議会
連絡:0285(22)9501
募集範囲 高校生以上の方
受付 小山市福祉協議会地域福祉係
午前9時~午後5時
活動場所に直接行ってもらうことも想定しておりますので、必ず事前に電話連絡をお願いいたします。
活動日 9月12日(土)、13日(日)を予定 (受付:午前9:00~)
活動内容 浸水した家の畳揚げ、泥出し、清掃など(想定)
※その他ニーズに応じて異なる活動をお願いすることもあります。
用意・マスク、軍手、長靴等、怪我をしないような装備をご用意ください。
・スコップ、土嚢等片付けに必要と思われる器具をお持ちの方は持参ください。
・食料、水分その他体調管理に必要なものは、各自で持参ください。
・活動場所までの交通手段は、ご自身で確保していただきます。

茨城県常総市では、市街地が増水している状況でボランティアの受け入れが困難です。
必要になった場合はホームページでお知らせされるとのことです。

大雨被害状況に関する茨城県の状況

大雨被害に関して、茨城県内では、被災した市町社協において災害ボランティアセンターの置に向けた調整が行われているようです。ボランティアに関する問い合わせが非常に多く寄せられているようですが、茨城県社協及び被災地域の社協のホームページ等で情報がアップするまでお待ちくださいとのことです。

水俣でのフィールドワーク

今日は、10周年記念事業事前学習のフィールドワークを水俣で行いました。
初めに、水俣病原点の地である百間排水口を見学し、その後、水俣病歴史考証館に行きました。
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考証館では、たくさんの資料を見せていただき、水俣病の歴史を振り返りました。また、職員の永野さんから、水俣病の患者であることをなかなか言えなかったことや、今、なお、声に出せない複雑な思いを抱えておられる方が多いことも伺いました。
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次に、社会福祉法人さかえの杜「ほっとはうす」におじゃましました。ここは、水俣病の患者さんや障がいを持つ方が働き、集い、交流する場です。ちょうど宗像中学校の生徒さんが来られていて「水俣病から宝物を伝えるプログラム」で6名の方から話を伺いました。
水俣病の辛い経験だけではなく、今を生き生きと過ごしておられること、同じ病気で困っている方を思いやる気持ちも語られました。
人と人がつながることの大切さと支えあうことの尊さを教えていただいた貴重な時間となりました。

台風18号に伴う大雨災害に関する情報

台風18号に伴う大雨によって、栃木県、茨城県を中心に大きな被害が出ています。
栃木県庁によると、鹿沼市では全壊4棟、日光市で一部損壊2棟、床上浸水264棟、床下浸水32棟、
宇都宮市で床上浸水6棟、床下浸水30棟の被害が出ています(9月10日15時時点)。また、日光市では一部地域で孤立状態が発生しているほか、 小山市や野木町では現在も大きな被害がでています。
鹿沼市では、今日、災害ボランティアセンターを開設し、ボランティアの募集を開始されています。募集条件は、栃木県内在住の方、自力で移動ができる方となっています。また、小山市社協でも、今後のボランティア活動に向けて、小山市内在住の方を対象としてボランティアの募集を開始されています。

茨城県庁の発表によると、境町で床上浸水52棟、床下浸水210棟、筑西市で床上浸水30棟、床下浸水54棟、結城市町で床上浸水5棟、床下浸水100棟の被害が出ています。また、常総市では9月10日18時時点で、被害状況を確認中とのことです。
現時点での、災害ボランティアセンターの設置はないようです。茨城県社協が県内市町村社協から避難所設置等の情報把握をした状況は次のとおりです。(14時時点)
・筑西市社協:現在のところ災害VCは設置していない。
・常総市社協:現在のところ災害VCは設置していない。
・境町社協:現在のところ災害VCは設置していない。
・水戸市社協:現在のところ災害VCは設置していない。市が市内全域に避難所を開設した。
・桜川市社協:市が避難所を開設した。市社協管理の福祉センターには約5名避難している。災害VCの設置を検討中。
・城里町社協:町が避難所を開設した。避難者はまだいない。社協内部で対応を検討中。
・小美玉市社協:市内6カ所に避難所が設置された。現在のところ災害VCは設置していない。
・結城市社協:市内避難所が数カ所設置され,情報収集にあたっている。災害VC設置はしていないが,防災ボランティアが来所した場合は受付を行うこととした。避難所4カ所に,約2~3 千人が避難した模様。
・下妻市社協:社協サービス利用者の避難所への移動支援を行っている。災害VCの設置はしていない。
・古河市社協:社協入居「福祉の森会館」が避難所開設したが避難者はいない。災害VCの設置はしていない。
・龍ケ崎市社協:市内4カ所に避難所が設置された。災害VCの設置はしていない。

千葉県では、市川市や野田市、松戸市などで床上浸水・床下浸水の被害が発生しました。現時点で災害ボランティアセンターによる対応をする市町村はありません。

埼玉県では、幸手市や松伏町、越谷市、さいたま市などで床上浸水・床下浸水の被害が発生しました。現時点で災害ボランティアセンターによる対応をする市町村はありません。

今後も情報を収集し、このブログ、facebookで発信していきます。

在宅介護者の集い定例会

 今日は、午後1時から山田ふれあいハウスで在宅介護者の集い定例会を開催しました。
7名の方が参加され、最近抱えている介護についての悩みなどについて話をしました。
その中で、介護をしていてどこまでしてやるべきか、本人の意向をどこまで受け入れてあげるかなど、
お互いに自分の立場にあてはめながら話をされていました。
終わった後に、「みなさんに話を聞いてもらって少しスッキリした」と声をかけてもらいました。
自分で抱え込まずに、人に話すだけでも大切なことなんだなと、改めて思いました。

運動会のサポートボランティア

10月17日(土)に、福岡県立嘉穂特別支援学校で、運動会が開催されます。そのサポートをしていただけるボランティアを下記のとおり募集していますので、ぜひご参加ください。

1.日 時 平成27年10月17日(土) 8時45分~12時30分
      ※雨天時 10月18日(日)

2.場 所 本校運動場

3.内 容 各学部・グループのテント内で児童生徒の支援を行う。また、演技中の道具の出し入れの補助を行う。

4.その他 動きやすい服装でご参加ください。
      昼食は主催者で準備します。

5.お問い合せ先 嘉麻市社会福祉協議会 
         かまボランティア・市民活動センター 電話0948-42-0751

     

社協って何しようと?

今日は、嘉穂地区千手のいこいの家で開催された千手大学におじゃまし、『社協って何しようと?』の出前講座を行いました。
千手大学は、千手区域の老人会のメンバー等が集まり、いろいろな出前講座等で2ヵ月に1回勉強されています。
社協についてよく知らないという方が多かったので、今回は社協の基本的なことをメインにお話させていただきました。
見守り活動を老人会と一緒に連携して行いたいといった声や、せっかくいこいの家という場があるので活用できたらとの声をいただいたので、この出会いを大切に、千手で支え合える地域づくりを進めていきたいと思いました(*^^*)今日はまず、社協のことを少しでも知っていただくことができてよかったです。貴重なお時間をいただきありがとうございます。

山田地区行政区長会で戸別募金のお願いをしました。

今日、山田地区行政区長会が開催されました。

初めに、山田地区行政区長会会長からあいさつがありました。
その後、事務局から平成27年度赤い羽根共同募金 戸別募金のお願いと嘉麻市社協が行っている出前講座の案内をしました。区長さん方は、「今年も、もうこの時期が来たんだね。」と時の流れの速さを感じておられました。

赤い羽根共同募金は、市民のみなさん一人ひとりの「助け合い」や「思いやり」に支えられた運動です。民間の社会福祉施設や地域福祉の発展拡充、さらには、災害時のボランティア活動を支える財源として活用され、大きな成果をあげています。 今年度も10月1日〜12月31日までの3ヶ月間、募金運動(戸別募金、街頭募金、法人募金、職域募金)に取り組みます。 私たちのまち(嘉麻市)の福祉をよくすることにつながるものですので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

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今月の一冊

広報紙えがおNo.115の今月の一冊について紹介します(^^)
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あの日生まれた命
NHKスペシャル「あの日生まれた命」取材班・編
ポプラ社

東日本大震災が発生した平成23年3月11日、ごく当たり前の生活を送っていた人たちが突然、命を奪われ、何とか避難した人たちも大切な家族や友人を奪われました。NHK取材班はこの悲劇をきちんと伝えなければならないという思いで、取材を続けていました。その中で、3月11日に生まれた新しい命にスポットをあて、18人の子ども達とその家族のドラマが描かれています。
阿部一花ちゃんのお母さんは、我が子が生まれたその日に、祖母を失い、周囲でもたくさんの命が奪われたことで、3月11日が我が子の誕生日だということを明かせなくなったといいます。そのような思いを抱えて迎えた1歳の誕生日に遠く離れた北海道から小さな椅子が送られてきました。この椅子は、旭川大学大学院のゼミが行っている「君の椅子」プロジェクトによるものです。「生まれてくれてありがとう。君の居場所はここにあるよ。」という思いが込められています。その思いが、母親が抱えてきた複雑な気持ちを、「素直に喜んでいいのだな」と思えるように変えていきました。
山﨑りらちゃんの家族は、産後に過ごすはずだった実家には住むことができなくなり、自宅に戻ることにしました。赤ちゃんを育てる準備も、暖房のための灯油も何もかもが足りませんでした。ところが数日後、自宅に大きな段ボールが続々と届き、中には、おむつやティッシュ・カイロなどがぎっしり詰まっていました。それらは、同級生がインターネットで呼びかけた「友人が産まれたばかりの赤ちゃんを抱えて困っています。何でも良いので送ってあげて下さい」のメッセージを見た全国の人たちから贈られたものでした。段ボールの中には、手書きの手紙が何通も入っていました。
東日本大震災ではたくさんの命が奪われてしまいました。そんな過酷な状況で生まれてきた小さな命は、その場にいた人々に生きる勇気を与えていたのではないかと思います。命のはかなさと尊さを現地の方の言葉を通じて感じることのできる本でした。