かま権利擁護センター

本会では、高齢者や障がいを持った方々の権利を擁護することを目的に、かま権利擁護センターを設立しています。
①一人でいろいろなことを決めるのに自信がない方からの相談
 ・訪問販売で、高価なものを何度も買ってしまう。どうしたらいいか。
 ・成年後見制度を利用するようにすすめられたが、どうしたらいいか分からない。
 ・もの忘れがあり、通帳やはんこをどこに置いたか分からなくなる。
 ・年金や手当、給料をもらうと、すぐに使ってしまい、残らなくて困っている。
②これからのことを今のうちに考えておきたい方からの相談
 ・将来のことを考えると不安になる。今からできることはないだろうか。
 ・自分にもしものことがあった時の財産をどうするか、きちんと決めておかないで大丈夫かな。
 ・社会の役に立つようなことをしてみたい。
このような困りごとがある方や困っている人を知っていらっしゃる方は、かま権利擁護センターにご相談ください。
センターの職員がご自宅を訪問して、どんなことにお困りなのか、お話を伺います。そして、その困りごとの解決に向けて一緒に考えます。お気軽にお電話下さい。
お問い合わせ先い
かま権利擁護センター ☎0948-42-0751

れんぎょう

年度末の慌ただしい日々を癒してくれるように、沿道の桜は満開です。今日は週末の夜ということもあり、いくつかの行政区では、地域の方々が集まって、お花見が開催されています。地域のつながりが希薄化していると言われていますが、桜を通した繋がりの場も素敵ですね。
先日、お伺いしたお宅の庭先で、れんぎょうの花を見せてもらいました。弓なりに長く伸びて垂れ下がった枝に、鮮やかな黄色の小花が枝いっぱいに咲いています。緑と黄色のコントラストにわくわくした気持ちになりました。

出前講座(山野第一行政区)

 3月28日、山野第一行政区ふれあいいきいきサロンで出前講座を行い、協議体を中心に社協で行っている様々な事業や地域づくり、災害時の活動について話しました。
 住み慣れた地域で暮らしていくために、稲築西にお住いのみなさんに集まってもらい、住んでいるからこそ分かる困りごとを話し合い、必要な仕組みづくりを行う協議体の振り返りを紹介しました。山野第一行政区には、すでに見守りや声かけ活動の仕組みがあります。また、ご近所へのおすそ分けや井戸端会議のような繋がりもあります。誰かが気付いてあげられる強みを持った地域だからこそ、これらの取り組みが、更に広がっていけばいいなと感じました。

4月の総合相談

暖かな日が続き、桜もそろそろ満開の季節です。
今日は、4月の総合相談をご案内します。
●法律相談(予約が必要です。先着順となりっていますのでお早めにお申し込みください)
4月5日(木)13時~16時 山田ふれあいハウス
●心配ごと相談(会場は、いずれも稲築住民センターです)
4月11日(水)13時~15時
4月25日(水)13時~15時

避難訓練(下宮、大橋、中央、原町行政区)

3月25日(日)、山田地区の自主防災組織である「下宮を災害から守る会」と「地域防災組織コスモス」の避難訓練が行われました。福岡県や嘉麻市役所、地元の消防団の協力を得て、豪雨による土砂災害や山田川氾濫による浸水を想定し、避難準備の声かけや誘導を行い、実際に徒歩や車で下宮集会所や蛭子大橋集会所に避難しました。

下宮集会所では、AEDを使った心肺蘇生法の講習会が行われました。嘉麻市防災対策課の大場係長は、「発電機や投光器は、日頃から地域の行事で活用することで、いざという時にみなさんが使えるようにしてほしい」と話され、次回は、発電機の使い方を確認することになりました。初めて参加したという小学生の女の子は、「AEDはいろいろなところで見るけど、箱の中を見たのは初めてでした。心臓マッサージの力強さに驚きました」と、話してくれました。

蛭子大橋集会所には、大橋、中央、原町行政区のみなさんが避難されました。3行政区合同の自主防災組織なので、範囲も広く、要援護者への声かけはそれぞれの行政区で行うため、行政区ごとの連携や避難した方の情報集約も求められました。嘉麻赤十字病院の職員が受付や血圧測定などを担当され、また、実際に福祉車両を使って福祉避難所である山田ふれあいハウスに要援護者を搬送したり、水消化訓練を行いました。

具体的な災害を想定した訓練を地域のみなさんと行うことで、日頃から顔の見える関係ができ、いざという時に声をかけ合ったり、それぞれが自分にできる役割を理解し、組織としての機能が高まることを実感できました。

平成29年度 みんなの力で地域を支え合うフォーラム

3月19日(月)、夢サイトかほにて「みんなの力で地域を支え合うフォーラム」を開催し、市内外から60名が参加しました。
第1部は、福岡家庭裁判所飯塚支部の横溝良幸さんに、「成年後見制度利用促進法と市民後見人の役割について」話してもらいました。
今後、認知症高齢者の増加が想定される中、その数と比較して成年後見制度を利用する方は少なく、預貯金の管理等での困りごとが生じない限り、申し立てが進んでいない現状があります。
また、親族後見人より専門職後見人の割合が増え、専門職数に限りがあるため、受け皿が不足することも危惧されており、市民後見人の活躍が求められています。
しかし、一方では、財産管理や不正防止が重視されるあまり、利用する側がメリットを感じられず、利用しづらくなっています。
そこで、平成29年3月に成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定され、踏み込んだ権利擁護支援が重視されるようになり、権利擁護支援の地域連携ネットワークづくりの充実が図られるようになりました。
市民支援員に期待されるのは、同じ地域に住む、より身近な存在であるという安心感です。
実際に本会で市民支援員として活動されている伊藤英亟さんと有吉直子さんに、支援員として活動する中で、感じたことや思いを発表してもらいました。

第2部は、法人後見を受託している社協と今後受託を考えている社協に分かれ、意見交換会を行いました。
複雑な課題を抱える方々からの相談も多く、支援に悩んだり迷ったりすることもあります。社協職員同士で顔見知りになり、今後も相談し合える関係を築いていければと思います。

今月の一冊

本会の社協だより「えがおNo.145」今月の一冊で紹介した「老後破産 長寿という悪夢」を紹介します。

 生活困窮者自立支援法がスタートした平成27年4月、本会に生活に困窮する方の相談窓口が開設されました。他人に自分の収入が少ないことや困っていることを打ち明けるには大きな勇気がいる中、センターには「今日食べるものもない」「ライフラインが止まっている」といった相談が多く寄せられています。
 私自身が今まで目を向けてこなかった「お金」という困りごととどう向き合うのか、伴奏型支援の難しさを突きつけられる中、「老後破産」というショッキングなタイトルが目にとまりました。
 この本には、年金だけでは暮らしていけない高齢者のリアルな生活や社会との「つながり」を失い、誰のために、何のために、生きているのかわからないという厳しい現実が書かれています。3世代同居が珍しくない昭和30年代。国民皆年金の基礎ができた当時は、今のように核家族化することは予測されていなかったのかもしれません。
 老後破産は、高齢者だけに起きている現象ではなく、働く世代にも「連鎖」や「共倒れ」の形で表れ始めており、若い世代にもそのリスクは続いています。こうした事態を打開するために何が必要なのだろうかと、考えさせられる一冊です。

権利擁護フォーラムを開催します

平成28年に施行された成年後見制度利用促進法について、市民のみなさんと学び、支え合うまちづくりのために、私たちにできることは何なのかを見つけていきたいと思います。ぜひご参加ください。
開催日時 : 平成30年3月19日(月) 13:30〜
会場 : 夢サイトかほ(嘉麻市大隈町1228-1)
参加費 : 無料
第1部
・「成年後見制度利用促進法と市民後見人の役割」福岡家庭裁判所飯塚支部 主任家庭裁判所調査官 横溝良幸さん
・後見市民支援員リポート
第2部は社協職員の連絡会を行います。
参加には申込みが必要です。下記までご連絡ください。
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

総合相談のご案内

2月も最後の日曜日になりました。3月がくると思うと、やっと春の訪れを感じられます。
今日は、3月の総合相談をご案内します。
●法律相談(予約が必要です。先着順となりっていますのでお早めにお申し込みください)
3月1日(木)13時~16時 山田ふれあいハウス
3月15日(木)13時~16時 稲築住民センター
●心配ごと相談(会場は、いずれも稲築住民センターです)
3月14日(水)13時~15時
3月28日(水)13時~15時

1カ月ぶりの梅の木に

1月23日に紹介したお宅の梅の木の近くを通りかかり、どれくらい咲いたかな?と思いのぞいてみると、1割も咲いていなかった花が、6割ほど咲いていました。今週はお天気の良い日が続き、待ち遠しかった春が一段と近づいてきたように感じます。

本会の広報紙「えがお」で紹介している炭鉱の記憶では、地域の方から寄せられた情報をもとに、炭鉱が栄えた時代のエピソードや遺構を紹介してます。今日は、市民の方が「嘉麻市の人が新聞に掲載されてたよ」と、コピーを持ってきてくださいました。本会では、みなさんに興味をもって楽しく読んでもらえる広報紙を目指し、地域の様々な活動や人を紹介しています。「こんな集まりがあるよ」「こんな場所があるよ」などなどの情報を、ぜひお寄せください。