南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援7日目

8月8日、今日はローラー調査を予定していましたが、以前から相談を受けたまま連絡がとれないお宅や調査に再確認が必要なお宅が4件あったため訪問しました。
離れて住むお子さん宅に避難したり、他県で働かれていたりと、お会いすることはできませんでした。
image
現在、南阿蘇村では、仮設住宅が数カ所で建設中です。震災を機に住まいを離れて避難生活を送っていらっしゃる方々は、1日も早い完成を待ち望んでおられます。
まずは、プライバシーの確保された空間で一息つくと同時に、これからの生活を考え、準備していかなければなりません。また、新しいコミュニティとしての関係づくりも必要となります。
センターでは南阿蘇村社会福祉協議会と連携して、従来のボランティアさんたちによる震災や水害の片づけだけでなく、サロン活動や避難生活をされている高齢者の訪問活動も行っています。
生活復興支援のあり方は、地域のみなさんの困りごとや悩みによって変わっていくものだと思います。
今後は、ローラー調査などで出会った方々や要援護者台帳をもとに、訪問できるように準備を進めています。

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援6日目

8月7日、本会職員は、受付ニーズ班と資機材班で活動しました。
震災から4カ月近くが経過し、センターに寄せられる新規の相談は減っていますが、今までに受けた相談で、調査や活動が終わっていない相談は80件以上あります。屋根にブルーシートを張ったり、危険度判定で危険や要注意の判定を受けた、一般のボランティアさんでは対応できないニーズがほとんどです。
専門の団体につないだり、連携を図りながら、一緒に活動する事も増えています。
image
また、竹田ベースキャンプを通じて、南阿蘇に来られていたボランティアさんの中には、車中泊やボランティアさん対象の割引サービスを利用して宿泊しながら、引き続き活動して下さっている方々がいらっしゃいます。
顔見知りになったボランティアさん同士が、以前から親しかった友人のように言葉を交わしあっておられる姿や、お互いの体調を気づかう姿に、心が温かくなります。
明日は、ローラー調査を実施する予定です。

南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンター支援5日目

8月6日、本会職員2名と筑豊ブロックから1名が、ニーズ・ボランティア受付、ローラー、訪問票の整理、資機材の管理表の作成等を行いました。
午後から、雷が鳴り響いていましたが、雨が降ることはなく、18名のボランティアさんが活動されました。自宅のかたづけやゴミの運搬、仮設住宅への引越しなど、6件の活動が完了し1件が継続になりました。
今日に続いて、明日も立野サテライトでの活動がありますが、多くのボランティアさんが予約して下さっており、無事に活動できそうです。
image

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ80日目

7月16日、朝から雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、76名(竹田ベースキャンプは59名)のボランティアさん協力のもと、15件の活動を行うことができました(延べ106人)
ボランティアさんの、晴れ間を有効に活用したいとの気持ちが、ひしひしと伝わり、活動を終えてからもなお、センターで土のうの詰めなおし作業に励まれていました。
image
熊本地震発生から3カ月が経過しましたが、地震に加えて大雨の影響で、新たなニーズも増えています。1日でも多く活動できるよう、雨が降らないことを祈るばかりです。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ79日目

7月15日、昨夜は気温が下がり、肌寒さを感じる朝となりましたが、センターが始まる8時頃には、強い日差しが照りつけ、日中はとても暑くなりました。
金曜日はゴミ集積所が休みのため、仮設住宅への引っ越しや土砂の移動などに、延べ22名のボランティアさんが活動され、竹田ベースキャンプからは、先日から引き続き、岡山県にある自動車会社の方が7名でした。
image
今日から、立野地区に通じる道路の規制が解除され、南阿蘇村の社協職員さんが様子を見に行きましたが、地盤が緩み、新たな土砂崩れが発生していたそうです。まだ活動できていないニーズに加えて、今後は、仮設住宅への引っ越しや土砂の撤去などのお手伝いが必要となるため、立野サテライトの早期再開が望まれます。
明日は、14件の活動を予定しており、ボランティアさん80名のお力が必要となりますので、ご協力をお願いします。

かま福祉ネットワーク委員会役員会

6月21日、かま福祉ネットワーク委員会の役員さんと事務局が集まって、8月31日に予定しているネットワーク会議の打ち合わせを行いました。
限られた時間の中で、かま福祉ネットワーク委員会としての方向性や目標、実際に行う活動を明確にできるように、どのように進行したら良いのかを話し合いました。
まずは、地域にどのような課題があるのかを整理することにし、会議の前に、各法人が今までに受けた相談の中で解決できなかったケースを集め、個別ケースの中から地域の課題を整理することと、グループワークで事例検討する中で、制度の狭間にある課題や複合的な課題を整理することにしました。その上で、かま福祉ネットワーク委員会として出来ることをみなさんで考えます。
image
ネットワーク委員会が、地域の新たな支え手として活動していけるよう、市内の社会福祉法人が連携して取り組んでいきたいと思います。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ50日目

6月16日、今日の南阿蘇は雨天のためボランティアさんの受け入れは中止となり、本会職員は5件のニーズ調査を行いました。
午後から伺った黒川地区には、倒壊した家屋や土砂が道を塞ぎ通行止めとなっている道路が多くあり、地区によって被害の違いを実感しました。
また、新たに相談を受けたお宅は、震災後の応急危険度判定で、危険と判定されたそうですが、日中はお宅で過ごしておられ、片付けを手伝ってほしいとの相談でした。週末に1級建築士さんが、ボランティアセンターに来られるため、診ていただいてから判断することになりました。ボランティアさんで対応できない場合は、きちんと専門の団体につなぐことを伝えると、とても安心されました。
日々行っている相談を聞く姿勢や対応のについて、改めて振り返る事ができました。
明日はゴミ集積所が休みのため、ボランティアさんの活動は室内ニーズの1件のみとなり、本会職員はローラー班で活動を予定しています。
image

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ49日目

6月15日、今日の南阿蘇は天候にも恵まれ、爽やかな風が吹いていました。56名のボランティアさん(竹田ベースキャンプからは37名)が、12件のお宅や施設で活動され、そのほとんどが瓦礫の撤去や運搬などの力仕事でした。
午後からは、河陽地区の個人宅に行かれるボランティアさんに同行しました。
河陽地区には、トロッコ列車で有名な南阿蘇鉄道高森線が通っており、阿蘇下田城温泉駅がありますが、地震後から不通となり復旧のめども立っておらず、電車を利用されていた住民のみなさんは、1日も早い復旧を願っておられます。電車が通らなくなった線路内の草は伸び、地震発生から2カ月という時間の経過を感じました。
お伺いしたTさんは、82歳でお一人暮らしでしたが、現在は避難所で生活しておられます。体調を崩し入院していたため、今日、初めてボランティアさんに手伝ってもらったそうです。どこから片づけたら良いのかわからないとおっしゃるTさんに聞きながら、タンス等の大きな家具を元の位置に戻し床に散らばった本を片づけたり、庭のブロックの搬出作業などを行いました。
image
明日の天気予報は雨で、センターはお休みとなりますが、本会職員2名はニーズ調査班で活動する予定です。

協議体についての勉強会を開催します

介護保険制度の改正により、嘉麻市では体制整備に取り組んでおり、平成28年4月から、協議体についての勉強会を開催しています。協議体では、地域にお住いの方が集まり、顔なじみやおたがいさまの関係だからこそ分かる困りごとを話し合いながら、その地域に良いところや足りないものを考えていきます。皆さんのご意見やそれぞれの地域の特性を生かした協議体をつくっていきたいと考えていますので、ぜひ、勉強会にご参加ください!
6月は、地域のいいところを探す視点や情報発信の仕方について、市民の皆さんと一緒に学びたいと思います。
・日 時  平成28年6月6日(月)
       13:30~15:30
・会 場  うすい人権啓発センターあかつき(嘉麻市下臼井1012番地2)
・内 容  「活動の記録や情報発信について」
        ~地域のいいところを探そう~
・講 師  CHIKUSKI 編集部 小野田隆太朗さん

※勉強会には、どなたでも参加できます。ぜひ、お申込みください。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ18日目

5月15日、126名のボランティアさんが活動され、竹田ベースキャンプからは40名でした。
竹田ベースキャンプの方々は、袴野集落の12件のお宅で、室内の片づけや瓦礫の搬出、運搬を、片づけ班と運搬班に分かれて行いました。
1軒目の作業が終わったらグループを組み直し、複数のお宅で活動していただいたため、予定していた必要人数よりも少ない人数で活動でき、屋内の作業は全て完了し、6件の運搬作業を残すのみとなりました。
image
袴野地区には古いお宅も多く、被害状況を目の当たりにし、地震の凄まじさを実感しました。今後、まだまだ潜在的ニーズはあると思います。