鳥取県中部を震源とする地震に関する災害ボランティア情報②

10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする地震に関する災害ボランティア情報をお知らせします。
なお、4市町で災害ボランティアセンターが開設されていますが、いずれも募集範囲は鳥取県内の方となっております。

〔倉吉市災害ボランティアセンター〕
 家屋の片付けを中心とした活動が行われており、24日(月)は98名の方が活動に参加されました。屋根にブルーシートをはることができる方を募集しています。

〔湯梨浜町災害ボランティアセンター〕
 1人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯など、自力での作業が困難な方を対象に、家屋の片づけ、屋根へのブルーシート張りなどの活動が行われており、24日(月)は20名の方が活動に参加されました。センターの開設時間は、当分の間、平日、休日を問わず、午前9時から午後5時までとなっています。

〔北栄町災害ボランティアセンター〕
 家屋の片づけなどの活動が行われていて、30名の方が屋外の片付けの活動に参加されました。

〔三朝町生活支え愛センター〕
 今日(25日)、三朝町社会福祉協議会が三朝町生活支え愛センターを開設しました。活動内容は、家屋の片づけ、ゴミ出し等を中心に行う予定です。

 (全社協被災地支援 災害ボランティア情報 平成28年度 被災地支援・災害ボランティア情報(71号)、鳥取県社会福祉協議会災害救援情報、倉敷市社会福祉協議会ホームページ、湯梨浜町ホームページ、北栄町ホームページ、三朝町ホームページより)

嘉麻市全域に避難準備情報が発令されました

台風12号が接近してきています。
福岡県では5日未明に風速15メートル以上の強風域に入って、5日朝から昼前にかけて最接近が予想されています。そのため、5日にかけて強風が吹き、5日未明から明け方にかけて、非常に激しい雨が降るところがあると予想されています。
嘉麻市では、先ほど(4日午後4時)に全域に避難準備情報が発令されました。
避難準備情報とは、高齢な方や障がいを持つ方など、特に避難行動に時間を要する方は早めの段階で避難行動を開始して、その他の方には避難の準備を呼びかけるものです。
嘉麻市防災対策課に確認したところ、午後4時40分現在で、24世帯25名の方が市内の自主避難所に避難されているそうです。
自主避難所は下記のとおりとなっています。なお、自主避難所に避難される場合は、食料と毛布をお持ちください。
【自主避難所】
 稲築地区  ・稲築保健センター ・なつき文化ホール ・稲築文化ふれあい伝承館 ・稲築武道館 ・ふるさと交流館「なつきの湯」
 山田地区  ・下山田小学校白馬ホール ・山田市民センター ・上山田住民ホール ・熊ヶ畑分館(憩いの家白雲荘)
 碓井地区  ・碓井住民センター ・うすい人権センターあかつき 
 嘉穂地区  ・牛隈小学校体育館 ・嘉穂隣保館 ・嘉穂総合体育館 ・泉河内体育館 ・千手分館(千手いこいの家)
       ・足白分館(足白公民館) ・宮野分館(宮野公民館)
 

台風10号災害ボランティア情報③

9月3日
【北海道】
北海道の南富良野町社会福祉協議会は、9月1日(木)に災害ボランティアセンターを開設され、本日(3日)から、南富良野町近郊の方に限ってボランティアさんの募集を開始されています。
なお、他の北海道内の災害ボランティアセンターの設置状況は以下のとおりです。
 芽室町→設置は行わず、防災対策本部に社協が協力する形で検討中。3・4日には、汚泥を処理するボランティアさんを町内の方     に限定して募集されています。
 清水町→設置については、行政と協議、検討中。
 新得町→設置については、行政と協議、検討中。
 幕別町→災害対策本部によるボランティアの受け入れを検討中。
【岩手県】
 宮古市災害ボランティアセンターでは、ボランティアの受け入れ、活動を始められています。内容は家財道具の搬出、家の中の洗浄、拭き上げなどです。ボランティアさんが不足しており、県外からも受け入れを行われています。
 久慈市災害ボランティアセンターでも県外からもボランティアさんを募集されています。内容は泥出しや片づけなどです。
 岩泉町災害ボランティアセンターでは、町民会館に避難している中学生や高校生中心の町内のボランティアさんが、泥出しなどの活動を行われています。
なお、他の岩手県内の災害ボランティアセンターの設置状況は以下のとおりです。
 釜石市→設置せず、通常の体制で対応。
 田野畑村→設置せず通常の体制で対応。岩泉町災害ボランティアセンターの支援を行う。

台風10号による災害ボランティア情報②

北海道社会福祉協議会に、災害救援本部が設置されました。被害の大きい上川地区、十勝地区の状況確認が行われていますが、水が引いていない地域もあり、全容の把握に時間を要している状況であり、ボランティアの受け入れには至っていないところが大半のようです。
なお、南富良野町では、本日(9月1日)災害ボランティアセンターを設置されましたが、ニーズ調査中でボランティアの受け入れは行われていません。

岩手県内では、宮古市、久慈市に加え、岩泉町においても、災害ボランティアセンターが開設されましたが、中心部への道路がない状態であり、状況把握を進められています。
田野畑村においても、災害ボランティアセンターの設置を検討されていますが、釜石市、大船渡市、陸前高田市、大槌町、山田町、普代村、野田村、洋野町の各社協においては、災害ボランティアセンターは設置せずに、通常の体制の中で対応を行う予定とのことです。

台風10号による災害ボランティア情報①

台風10号によって、北海道、岩手県を中心に甚大な被害が発生しました。
被害にあわれたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
岩手県では、岩手県社会福祉協議会が昨日(8月31日)に、岩手県災害ボランティアセンターを設置されました。
また、宮古市、久慈市においても災害ボランティアセンターを設置し、ニーズ調査を開始されているそうです。久慈市においては、今日(9月1日)からボランティアの受け付けを開始され、明日(9月2日)から泥出しや片づけなどの活動を始めることを予定されているそうです。しかし、ボランティアの募集に関しては、第一段階として久慈市内に限定されているようです。
今後、情報を収集し、このブログでもお伝えしていきます。

大雨に警戒してください

6月22日、今日は、朝から雨となり、時折非常に激しく降っています。
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午後1時過ぎには、土砂災害警戒情報が、またその直後には、熊ヶ畑地区、宮野地区、足白地区に避難準備情報が出されました。
市防災対策課の方の話では、午後4時の時点で、市内で被害は出ていないとのことです。
しかし大雨、洪水警報は継続中で、今後も激しく降ることも予想されます。
不必要な外出は控えていただき、今後の気象情報に十分にご注意ください。

益城町災害ボランティアセンター支援5日目

今日の益城町は朝から雨が降り続きました。そのため、活動は避難所の支援などの屋内の作業に限定して、マッチングを行い、171名のボランティアさんが活動しました。
今回派遣された福岡県内社協職員の第4クール3名は、今日が最終日ということで、到着した第5クールのメンバーと引き継ぎを行いました。
連休を過ぎた後、ボランティアさんの人数が大幅に減ることが予想されています。しかし被災された方たちの困りごとはまだまだたくさんあります。
日常を取り戻すためには、一時的な支援ではなく、長期的な支援が必要だと感じました。

益城町災害ボランティアセンター運営支援3日目

今日の益城町は、風は強かったものの、とても良い天気の一日でした。
災害ボランティアセンターには、開始前からたくさんのボランティアさんが来所され、開始の8時30分から10分もしないうちに駐車場がいっぱいとなり、受け付けは終了となりました。
昨日、雨のためにできなかった、がれきの撤去やブロック塀の解体などの屋外の活動を中心に74件に、695名のボランティアさんが活動されました。
そのような中、トマトの収穫に関するニーズ(困りごと)が寄せられていました。農家の方が自宅が被災したことによって、ちょうど収穫時期を迎えていたトマトを収穫できず、商品にはできないので、収穫して、益城町のために頑張ってくれているボランティアさんに食べてもらいたいというものでした。
6名のボランティアさんが収穫に伺い、およそ100㎏のトマトがセンターに運び込まれました。
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収穫したボランティアさんに話を伺うと、「まだまだたくさんあったけれども、地震によって茎が折れてしまったものには、充分に栄養が届いていないので、折れてないものばかりをとってほしい」と言われたそうです。
この100㎏の完熟トマトを親子でボランティアに参加していた小学生の男の子がセンター内を箱に入れて配って回ると、皆さん笑顔で受け取られ、とてもよい雰囲気を感じました。
本当にありがたいなと感じるとともに、地震によって、これまで生計を立ててきた農作業ができないという現状があることを知りました。また、これから他の野菜の苗の植え付けなども大幅に遅れているという話も他の方から伺いました。
被災された方々が「日常」を取り戻すためには、そうしたところへの支援も必要なのだと感じました

益城町災害ボランティアセンター運営支援2日目

今日は一日中雨の予報が出ていたため、ボランティアさんの数は少ないかなと思っていましたが、連休中ということもあって、400名を超える方が来られました。
今日の活動は、家具の搬出や食器の片付け、避難所の支援などの屋内のニーズへの対応を中心にマッチングを進めていきましたが、依頼者の方からのキャンセルなども多かったため、天気の様子を見ながら、落ちてきた瓦の撤去や倒れたブロックの片付けなどの屋外の作業も行ってもらいました。
センターを運営されている益城町社協職員の中には、自宅が被災しながらも、毎日業務を続けられている方もおられます。
そうした職員の方たちを含め、被災されたみなさんが一日も早く「日常」を取り戻すことができるよう、残り3日間、自分のできることを精いっぱいやってきたいと思っています。
対応ニーズ数:26件 ボランティア人数:422名
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上の写真は、センターの会場となっているグラウンドが大雨で水浸しになってしまったため、スタッフやボランティアさんなどで整備を行っている様子です。

災害ボランティアセンター連携研修会

11月1日は、九州ビルで開催された災害ボランティアセンター連携研修会に参加しました。
この研修会は、各地域の青年会議所と市町村社協とが、災害時に円滑な連携が図れるよう推進することを目的として開催されたものです。
第一部は、「災害ボランティアセンターが担っていく事とは?」をテーマにパネルディスカッションがあり、新潟からお越しになった長岡青年会議所の水澤元博さん、中越防災安全推進機構の河内毅さん、にいがた災害ボランティアネットワークの李仁鉄さんがパネリストでした。
中越大震災からの振り返りやそれぞれの団体の強みと弱み、災害ボランティアセンター内での協動などの話があり、平常時からのつながりが災害時に大きな力を発揮することを学びました。
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第二部は、日本青年会議所九州地区福岡ブロック協議会の弘中國太郎氏から、青年会議所の活動の紹介や、社協と青年会議所の協定締結に向けた取り組みについて話がありました。
第三部は、福岡防災研究会の宮崎祐輔さんとパネリストをされていた李仁鉄さんが講師をされ、水害を想定したワークショップを行いました。
今回の研修会に参加し、被災地、被災者の支援ニーズが年々多様化している中、いざというときのために、違うノウハウを持った人が連携し、お互いに助け合える関係づくりをしていくことが大切だと感じました。