熱海市の土砂災害について

連日報道されている通り、静岡県熱海市伊豆山地区にて大規模な土砂災害が発生し、現在も自衛隊等による捜索活動が続いている状況です。
7月5日よりボランティア登録が開始され、8日時点で2,000名以上の方が登録されていますが、依然として危険な状態が続いているということで、活動は規制の解除を待ってからとのことです。物質についても全国から届いており、保存場所等の状況から、現在は受け入れを中断している状況のようです。

また、今災害を受けて義援金等の募集が始まっています。遠方からの支援は直接振込の他、ふるさと納税としても受け付けているようです。
詳しくは下記ページにてご確認ください。↓
災害義援金の受付について

今週末は、九州の一部地域でも大雨の予報が出ている状況です。もしもの時に備え、避難等の準備をするとともに、不要な外出を控え、命を最優先する行動を心掛けるようにしてください。

 先日、静岡県熱海市で大規模な土石流の発生がありました。熱海市は別荘が多く、居住実態の把握がなかなかできずに、安否確認が難航したというニュースを聞きました。
 学生時代に防災についての講演会に行った際、講師の方から「最近は近所付き合いが希薄になってきている。でも、せめて隣の家にどんな人が住んでいるのか、家族構成はどうかなどは知っておいてほしい。それだけでも災害後の対応が全然違ってくる」という話がありました。今回のニュースで、その話の意味を痛感しました。
 社協職員として、住民同士のつながりを増やし、顔の見える関係をつくっていくことに努めていきたいと感じます。また、自分自身も一住民として、近所の人たちの状況を把握しておきたいと思います。

7月心配ごと相談のご案内

7月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。相談は無料で、事前予約の必要はありませんが、コロナウイルス感染拡大防止のため変更・中止となる場合がございますので、事前にお問い合わせをいただけると幸いです。

開催日時
7月14日(水)13:00〜15:00
7月28日(水)13:00〜15:00

※開催場所については、いずれも山田ふれあいハウスです。

日常生活自立支援事業と死後事務について学ぶ

7月2日(金)、春日市クローバープラザで開催された「福岡県日常生活自立支援事業専門員研修Ⅰ」に参加しました。
 はじめに、福岡県社会福祉協議会権利擁護センターから、本事業は「相談・助言・情報提供」「連絡調整」が基本であり、必要に応じて「代行」を行い、代理ではなく、本人の意思に沿って代わって行うことが大事であるとの話がありました。また、解約理由の25%が死亡によるものという説明があり、契約時から解約までの流れも想定した上で手続きを進めることが重要であることを学びました。
次に弓・柴尾法律事務所の柴尾知成弁護士から「死後事務について」の講義があり、2018年の民法改正で、葬儀費用や施設利用料に関しては相続手続きを経なくても凍結された口座から一定金額引き出しが可能となったと説明がありました。
今回の研修を通して、事業を行う際には利用者の利用の意思確認がもっとも重要であることを再確認しました。また、死後事務については法律の知識も必要だということを感じたため、相続について理解を深めていきたいと思います。 

出前講座

下宮行政区で行われたふれあいいきいきサロンで、「災害に備えて」と題した出前講座を行い、6名が参加しました。
警戒レベルが変わったことや分散避難、ハザードマップの確認、持ち出し品や備蓄品について話した後に、いざという時にご近所同士で助け合うために、どのような活動が必要なのかを、みなさんで考えました。
これからの時期は、大雨が心配されます。メモを取りながら話を聞いたり、ご自身の経験を紹介するなど、積極的な発言がたくさん聞かれ、関心の高さが伺えました。

新発見

広報紙の取材のためAさん宅を訪問しました。電話で住所を伺った際に、「わかりにくいところだから迷うかもしれませんよ」とおっしゃっていました。確かに、誰ともすれ違うことのない初めて通る道でしたが、100メートル以上にわたって桜の木が植えられている場所を発見しました。横に立つと枝が顔に当たるほど伸びていて、とても立派です。まだ夏を迎えたばかりですが、ピンクの花びらが満開になる春が楽しみです。

災害ボランティア養成講座③

 6月27日(日)、災害ボランティア養成講座3日目を開催し、9名が参加しました。最終日となる今回は、実際の家屋を使った畳上げや養生シートの貼り方について、一般社団法人 螢火のみなさんに講義をしてもらいました。前半は、まず家屋の基本構造や支援に入る際の準備等について確認しました。

講義のあとはいよいよ演習です。
養生シートを始め、マスカーテープや虎テープといった専用の道具が紹介され、受講生のみなさんの関心を集めていました。


▲最初に講師が貼り方を解説し、続いて受講生も挑戦しました。

 支援に入る際に忘れてはならない点は、いかに支援のためとは言え、人様の家にお邪魔する立場であるということ。活動の過程で家屋を傷つけたり、汚してしまうことを避けるためにも、くまなく貼って回ることが大切であるとわかりました。
 後半は、床下に潜る演習です。講師が先に潜り、受講生が続きます。床下はかなり狭く、行動を制限された中で、泥出しや乾燥、消毒など多くの作業を要求されます。移動はほふく前進、体勢を変えるのも大変とのことでした。


▲カビの発生等を防止するため、床裏を洗浄しています。

最後は壁についての解説です。床上まで及ぶ浸水だった場合、壁の補修も視野に入れなければなりません。また、最近の家屋は断熱材を引いていることが多いため、場合によっては、壁を剥がして断熱材の状態を確認する必要があるとのことです。

 

3日間にわたる講座を通して、様々なことを学ぶ機会となり、主催の立場ながら、一受講生としても貴重な経験をさせていただきました。また、講座を通してたくさんの方と関われたことで、地域のつながりづくりという所期の目的に向けて、大きく前進することができたと感じています。その一方で、今回得たことを単体で完結させないためにも、活動の間口を広げ、より多くの方に関心をもってもらいたいと考えています。その一歩として、8月発行の広報紙「えがお」に本講座の記事を掲載する予定なので、手にとっていただけると幸いです。

6月20日は父の日でした。私は2日遅れで、プレゼントを渡しました。皆さんはお父さんに感謝を伝えましたか?普段はなかなか恥ずかしくて、感謝の気持ちを言えないという人もいるのではないでしょうか。こういったイベントをきっかけにしてみるといいかもしれません。
 そして、全国のお父さん、毎日お疲れ様です。コロナが収束せず、油断できない状況が続きますが、健康第一で過ごしてください。

ひきこもりの家族支援について考える

 6月24日(木)、福岡県精神保健福祉センターが主催した「ひきこもり支援関係者研修会」のオンライン研修会に参加しました。オンラインでの開催であったため、会場29名・ウェブ220名と多くの方が参加されていました。
 はじめに、福岡県精神保健福祉センターから「福岡県のひきこもり対策」についての説明がありました。令和2年度から3年間、集中的に厚生労働省就職氷河期世代活躍プログラムが進められ、「相談窓口の明確化・周知」「支援対象者の実態やニーズの把握」「市町村プラットフォームの設置・運営」に取り組んでいくとのことで、相談窓口が明確化され、広く知れ渡れば、悩んでいる方々が相談しやすくなり、実態が分かることで取り組むべき方向性がつきやすいのではないかと思いました。
 次に、山口大学大学院医学系研究科教授で、NPO法人ふらっとコミュニティ理事長の山根俊恵さんから、ひきこもり支援に携わってきた経験に基づいた家族支援の在り方について話があり、「ひきこもりは病気ではなく現象であること。本人の生きづらさを理解しなければ心は閉ざされるため、まずは家族と支援者が傷ついた心の手当をし、自尊感情を高める支援が必要である」と話されました。支援者として、決して解決を焦らないことが大切であり、生きづらさやひきこもらざるを得なかった気持ちを理解しなければ、支援方法を間違ってしまうという話がとても印象的でした。私たちは、ついつい支援を焦ってしまうことがありがちですが、本人の思いを一番に考えなければうまくいかないと改めて学びました。
 今回の研修を通して学んだことや山根モデルを参考にしながら、かまひきこもり相談支援センターの取り組みを見直し、本人や家族の方々が相談しやすい環境づくりを行っていきたいと思います。
 

定時評議員会及び理事会を開催

6月24日(木)午前中に、山田ふれあいハウスホールにて第5回定時評議員会を開催し、以下の議案について決議されました。
・議案第104号 次期理事の選任について
・議案第105号 次期監事の選任について
・議案第106号 令和2年度事業報告及び収支決算書について 監査報告
・議案第107号 令和3年度第一次補正予算について
また、以下の事項を報告しました。
・報告第26号 登記手続きの完了について

午後からは、新役員による第75回理事会を開催し、引き続き坂田会長、野見山副会長、坂口副会長が選定されました。