先日、山田活性化センターに行くと、駐車場に香ばしい匂いが漂っていました。誘われるように厨房にお邪魔すると、地域の方々が集まって、かりんとうを作っていらっしゃいます。小麦粉やおから、卵などを捏ねて伸ばし、1センチほどの間隔で切った生地を油で揚げると、パリッと香ばしいかりんとうのできあがり。作っているメンバーは7人で、在庫を確認しながら、不定期で集まるそうです。最高齢は90歳の笑顔がかわいらしい方でした。
販売所を覗くと、コーヒーやカボチャ、ゆずなどの珍しい味のかりんとうが販売されていたので、早速購入。油っぽくなく、口の中に素朴で優しい味が広がります。山田活性化センターや道の駅うすいでも販売されているそうです。お忙しい中、突然お邪魔した私に、「みんなの時間を合わせるのは大変だけど、楽しいよ」と笑顔で教えてくださいました。顔なじみの方が集まって、冗談を言い合いながら作業をされる様子に、ほっこりした気持ちになりました。
投稿者: ogawa
生活にメリハリを
お伺いしたお宅で、「広報紙、いつも見てるよ」と声をかけてもらいました。
3年間、自宅で介護したご主人様を昨年亡くされ、しばらくは何もする気にならなかったけど、今は地域の行事に参加したり、役を持ったりと、元気に過ごされているそうです。「75歳を迎えて後期高齢者の仲間入り」と笑顔で話されましたが、お肌は艶々です。若さの秘訣を尋ねると、出かける用事がなくても、毎朝お化粧をすると気分が高揚し、気持ちがシャキッとするのよと教えてくださいました。見習いたいですね(o^^o)
法律相談のお知らせ
今日は雲が多く、せっかくの満月を観測できるか心配しましたが、外に出てみると澄み渡った空気の中、空高く白い満月が浮かんでいます。明日はぐんと冷え込み、天気予報では雪マークが出ていますので、みなさん風邪などひかないよう、温かくして出かけてください。
今日は、12月の法律相談の日程をお知らせします。7日(木)13~16時 山田ふれあいハウス、21日(木)13~16時 稲築住民センターで行います。予約が必要となりますので、お早めにお申し込みください。なお、相談時間は30分です。相談したい内容をまとめ、必要な資料等はお持ちください。
おしゃべりサロン
12月2日(土)、おしゃべりサロンを開催し、3組のご家族が参加されました。
今回はお正月を意識して、ホームベーカリーでお餅をついて丸めたり、CDとビー玉で独楽を作りました。小さな子が口の周りにきな粉をつけ、おいしそうにほおばる姿はなんともかわいらく、頬が緩みっぱなしでした。
最後は、みんなで新聞紙を輪っかにしてマスをたくさん作り、すごろくをしました。参加したお母さんが手作りのサイコロやカードを準備してくださいました。子ども達自身がコマとなり、出た目の数の輪を進みます。裏返しにしたカードには、「けんけんで進む」「犬になる」「1マス進む」などの指示が書いてあり、字の読めない小さな子には上級生が読んであげる姿が見られ、全身を使ったすごろくは盛り上がりました。せっかく1番で進んでいたのに「スタートに戻る」のカードが当たり悔しがる子が、一番でゴールしたらみんなで喜んだり、とても楽しかったようで、何度もゲームを繰り返していました。
普段は、テレビゲームやDSなどを好んでする子どもたちに、「身近にある物を工夫すると楽しく遊べるんだよ」ということを知ってもらえたようです。
出前講座~天神サロン~
11月30日(木)、今年も残すところあと1カ月となりました。午後から気温が下がり、ふと気づくと背中を丸めていたようで、体がこわばっています。
今日は、天神サロンからお声かけいただき、「社協ってなんしようと」の出前講座を行いました。12名の方が参加され、組織やお金、事業のことについて話しました。会費や地域福祉部、協議体について、みなさんから質問や意見をいただきました。温かな雰囲気の中で地域のことについてみなさんとたくさん話すことができ、楽しい時間となりました。
本会では、サロンや地域の集まり等で出前講座を行っています。いつでもお声かけください。
まずは、誰かに相談を
先日、ある市民の方から「訪問販売で高額な商品を契約したけれど、時間が経ってみると必要ないと思うようになった。取り消したいがどうしたらよいかわからない」との相談を受けました。
消費者が訪問販売などの不意打ち的な取引で契約したり、マルチ商法などの複雑でリスクが高い取引で契約した場合には、一定期間であれば無条件で一方的に契約を解約できるクーリングオフ制度があります。しかし、この方の場合は、クーリングオフできる期間は過ぎており、契約書面にも不備がなくどうしたものかと思い、飯塚市の立岩公民館3階にある消費生活センターに行き相談しました。
窓口では、契約内容や契約時の状況確認など、丁寧に話を聞いてもらえ、契約が解除できないか、また、できなくてもご本人の負担が少しでも軽くなるような解決方法がないかなど、業者と交渉してもらえました。
みなさんも、思わず契約してしまったが...と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
出前講座 鴨生町サロン
11月24日(金)、鴨生町いきいきサロンで出前講座を行いました。
本会のかま権利擁護センターには、お金の管理や成年後見制度に関する相談は後を絶たず、日常生活自立支援事業や権利擁護事業の利用者は増え続けています。その中には、判断能力に不安を感じ、また判断能力が不十分となり相談に至るケースだけではなく、収入に応じてうまくお金を使えず生活に困窮しているケースや身寄りがなく、亡くなった後のことを心配するケースも増えています。
今日は、本会職員が作成した「かまこさんのお悩み解決~成年後見制度の利用~」と題した紙芝居をみなさんに紹介しました。「手続きが大変そう」「何だか難しそう」と思われがちな成年後見制度を、市民の方にわかりやすく理解してもらえるように作成したものです。私は、人前で初めて紙芝居をしたので、うまく伝えられたかな?と不安でしたが、参加した方から「わかりやすかったよ~」「上手やったよ~」と、声をかけていただきホッとしました。
みなさんの周りで、何らかの理由により判断能力に不安を感じている方や生活のし辛さを感じている方がいらっしゃいましたら、社協にご相談ください。
平山行政区出前講座
11月19日(日)、平山行政区で出前講座を行いました。今朝は、ぐっと冷え込み小雨も降っていましたが、21名の方が集まっていらっしゃいました。
区長さんから、認知症について話してほしいとのテーマをいただいたので、認知症を予防するために気をつけたいことや碓井地区で取り組んでいる協議体について話しました。
地域の役員さんだけでなく、実際に不安や悩みを抱えている方にも協議体に参加していただき、みなさんの声を地域づくりに生かしていきたいことや認知症になっても住み慣れた地域で生活していくために大切な取り組みであることを共有しました。
みなさんは頷いたり感心したり、興味を持って聞いてくださいましたので、来年度は、ぜひ平山行政区でも協議体を開催できたらいいなぁと思いました。
秋のひと時
先日、支えあい事業利用会員さんのお宅に、集金に伺いしました。Aさんは年齢を重ねるごとに足腰が不自由になられ、また、頼りにしていたご主人さんに先立たれて、一人暮らしです。
広い庭に草が生い茂ると、ムカデなどの虫に悩まされたり、鬱蒼とした雰囲気になるので防犯上不安に感じたりと心配は尽きませんが、ご自身ではどうすることもできず困っていらっしゃいました。
数年前から、協力会員さんの力をかりて、庭の草刈りを手伝っています。綺麗になり、誰かの支えがあれば歩けるようになった庭を一緒に歩きながら、夕日に照らされされた楓やもみじの赤や黄色の紅葉を楽しみました。
想い出
先日、ある相談者のご自宅に伺うと、駐車場に枝の低いイチジクの木がありました。イチジクの収穫時期は10月頃までと言われていますが、まだまだ、熟していない実もたくさんたくさんついていました。おうちの方に話を伺うと、亡くなった奥さんが手入れされていた木で、お子さんたちが小さい頃は、競い合うように実を取って食べていたそうです。
イチジクはどんな花が咲くのかな?と疑問に思い尋ねたところ、おうちの方も見たことがないと話されました。スマートフォンを使って一緒に調べると、花は実の中に隠れて咲くそうで、私達が食べているプチプチした部分は花嚢(かのう)といい、6月頃に花嚢の中で白い小花が咲くそうです。花が外側から見えない事から「無花果」の漢字があてられたようです。
イチジクは生命力が強いと信じられ、神話にも多く登場したり、1日に一つずつ実がなることから、一熟(いちじゅく)がイチジクと呼ばれるようになったなど、様々な諸説が書かれていました。
奥さんやお子さんたちとの思い出を振り返りながら、懐かしそうに、そして少し寂しそうに話される様子が、とても印象的でした。