南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ34日目立野サテライト

image今日は、活動予定日ではなかったのですが、先週の土日が雨で中止となったため、ニーズがたまっていることから、実施した立野サテライトに職員1名が入りました。立野地区は、阿蘇大橋の崩落のために南阿蘇村の他の地域と分断され、移動に約1時間を要します。

本日のニーズ約90人に対し、開始の段階で来られたボランティアさんが3人。圧倒的に不足の状態でした。

明日に延期していただける方には、電話でお願いしましたが、自家のブロック塀がご近所の敷地内に倒れこんでいて、1日も早く撤去したいと言われる方がありました。

ご迷惑をおかけしていることに、心苦しく思われておることが切々と伝わってきたことから、ボランティアセンタースタッフ3人で行くことにしました。

長さ約20メートルにわたるブロック塀が、1メートル位の家との隙間に崩れ落ちていて、それを依頼主の方と4人で運び出して、トラックで集積所に廃棄する作業を行いました。

その後、3時から竹田ベースキャンプの運営委員会に出席して、南阿蘇村ボランティアセンターの現状とこれから求められるものなどを私なりに報告させてもらいました。

今後、梅雨入りまでにメドをつけなければならない作業ニーズと今後の生活を支えていかなければならない視点を長中期的に整理する必要があるという旨を委員の皆さんにお伝えしました。

明日も早朝から立野地区に移動し、ボランティアさんと一緒に汗を流したいと思います。今週の晴れ続きの天候を利用して、作業ニーズの解消ができればと考えます。続きを読む →

益城町災害ボランティアセンター11クール1日目

今日から5日間、熊本県益城町災害ボランティアセンターへ福岡県社協からの派遣で運営スタッフとして活動します。
福岡県内の社協職員が4月末から交代で運営支援にあたっていて、今回は11クール目になります。本会の他に、筑紫野市社協、行橋市社協の職員さんと同じチームです。
今日は、初日ということで引継ぎを受けるため、7時に益城町災害ボランティアセンターへ到着し、マッチング・グルーピング班の引継ぎを受けました。
また、ボランティアさんと行うニーズ調査にも同行しました。惣領地区には、活断層が通っていて、その筋が今でもはっきりわかるくらいご自宅や道路に甚大な被害が出ていました。
ご自宅におられた5名の方にお話を伺うと、仮設住宅への引越しや、これからどうしたらいいのかなどみなさん今後の生活に不安を抱えていることを話してくださいました。
「住み慣れた地域で暮らしたい」という思いを大切にしながら何ができるのかを考えていかなければと感じた初日でした。
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益城町災害ボランティアセンターは、県外のボランティアさんの受入をしています。
わからないことなどありましたら、本会のボランティアセンターの職員にお問い合わせください。
かまボランティア・市民活動センター
0948-42-0751

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ33日目

5月30日、今日は晴天に恵まれましたが、ゴミ集積場がお休みのため、前日に引き続き、グループホーム南阿蘇での作業と久木野中学校での救援物資の仕分けの二件のニーズに対し、活動を行いました。本日参加されたボランティアさんは南阿蘇ボランティアセンターから参加の4名と延岡市から来られた消防士の方7名の計11名でした。

連日降り続いた雨やゴミ集積場の稼働状況等でここ数日、本格的な活動が出来なかったため、たくさんのニーズが溜まっている状況です。天気予報では明日から数日間晴れの予想ですので、たくさんのボランティアさんが必要です。

また、立野サテライトでもニーズが溜まっている状況で、通常水曜、土曜、日曜の活動ですが、今週は明日からの火曜、水曜、木曜に変更しています。

梅雨に入ると、土砂や水害等の二次被害が予想されます。その前に、少しでもいろいろなお手伝いができればと思っています。

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南阿蘇支援竹田ベースキャンプ32日目

5月29日、今日は、雨天であること、ゴミ集積場が閉鎖していることで、南阿蘇村ボランティアセンター自体が1日中止でした。しかし、久木野中学校での物資の仕分けや受け渡しと、グループホーム南阿蘇での介助等の活動は毎日行われますので、その2件に限りボランティアを受け付け、マッチング、送り出し等をしました。10名の方が久木野中学校、6名の方がグループホームで活動されました。他にも連絡対応や事務作業、今後の体制整備などのため、センターでは9名のスタッフが活動しました。地元社協の方にとって、地震発生後、今日が初めての休みとなりました。
今日は1日雨で激しく降ることもありましたが、昨日に引き続き熱心に参加されるボランティアの方、「土日は仕事が休みなので毎週来ています」と言われる方などもいらっしゃいました。熊本大学からボランティアグループの学生の方も来られ、グループホームで一生懸命活動されていました。みなさんの熱い想いを感じ、こちらがパワーをもらいました。
また、下野地区の現地調査が1件あり、同行して訪問しました。その時に東海大学農学部の近くのアパートがたくさんある所を通ったのですが、倒壊している学生寮や被害が大きい家が多く、歩きなながら改めて地震の怖さを感じました。このアパートの荷物の運び出し等の支援を今後センターとして対応していくように検討されています。
夕方、次のクールの職員に引き継ぎをし、南阿蘇を後にしました。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ31日目

5月28日、今日は、雨のためボランティア受け付け、竹田ベースキャンプは中止でした。グループホームでの介助等の支援、久木野中学校での物資の仕分け作業のみの活動で、16名の方が参加されました。
嘉麻市社協は、今日で帰られる受け付け班から引き継ぎを受けながら、ボランティアさんの受け付け、オリエンテーション、その他の事務作業等を行いました。
災害対策本部との定例会議では、ゴミ集積場が閉鎖しているが、立野地区はガレキの搬送が必要なため、新しい集積場の開設ができないかという話があがり、新たに開設されることとなりました。
久木野中学校に伺うと、たくさんの物資が種類ごとに分けられており、ボランティアのみなさんは素早く探して必要な方にお渡しし、他には大丈夫ですか?と声をかけられていました。
明日はボランティアセンターが中止となりましたが、この物資の活動、グループホームでの活動のみは行われますので、その受け付け等の担当をするようになっています。
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岩崎サロンにおじゃましました♩

5月28日、稲築西地区の岩崎サロンにお邪魔しました。今日は岩崎地区のいいところや課題について皆さんに教えていただき、マインドマップを作りました。岩崎にはたくさんのお店、郵便局、役所、福祉センターなどが生活圏域にあり過ごしやすいところではあるけれど、バスの便が少なく、遠くに行くには不便な面もあるということが分かりました。

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また、マインドマップを作る中で「介護保険で受けられるサービスが減っている」「介護保険の改正で生活がどう変わるのか知りたい」といった声が上がり、今回の介護保険改正で市民の皆さんが感じている不安など貴重な意見を聞かせていただきました。次は出前講座などでサロンにお伺い出来たらと思っています!岩崎サロンのみなさん、今日はありがとうございました(^^)

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ30日目

5月27日、竹田ベースキャンプからのボランティアの受付は中止で、南阿蘇ボランティアセンターの活動人数は15名でした。

今日はローラー調査班として、1つの行政区を地図を持って一軒一軒廻り、今の状況や生活の中での困りごと、不安などについてお話を聞かせてもらいました。

また、行政区長さんから地域の今の状況について伺いました。地域のほとんどの方が、親戚や行政区長さんに協力してもらい片付け等は終わったそうですが、今でも本震の起きた夜のことを思い出すと怖いという思いから、夜間だけ区内の公民館で寝泊まりしている方がいるそうです。また他の住民の方からは、買い物や仕事の通勤が道路の崩壊で今まで通りできず、不便さを感じているという声がありました。

南阿蘇も復興に向けて、道路の復旧作業や、日常生活に戻りつつあります。しかし被災者の皆様は未だ、色々な不安や困りごとを抱えているのだと改めて感じました。住民の方の不安や困りごとをしっかりと聞いて、今後の支援に繋げていけるように、南阿蘇村を支えていきたいと思います。

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コスモスを植えるために♪

今日は、西郷・光代 農業環境を守る会のみなさんが、広代地区の田んぼにコスモスを植えるための作業を行われていました。
この活動は、4年前から始められたそうで、放っておくと草が伸びてしまう田んぼをきれいに保ち、有効活用できるようにと、メンバーのみなさんで草を刈り、秋にコスモスの花を咲かせています。今日は、田畑を整えたり、コスモスが咲く周りに植物を植えたりする作業を行われていました。秋になると近くの施設や保育園の方が見に来られるそうです。
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きれいな花が咲くのが楽しみです(*’ω’*)

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ29日目

5月26日、南阿蘇の天気は曇りでしたが、昨日の雨の影響でごみの受け入れをしてもらえるかの判断が難しくニーズも少なかったため、竹田ベースキャンプからのボランティアの受け入れは中止になりました。今日は、6件のニーズがあり延べ30人のボランティアの方が活動に参加されました。昨晩到着された直方市社協職員2名と本会職員3名は、マッチング班とローラー班に分かれ、マッチング班では、オリエンテーションを中心とした活動を行いました。
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ローラー班は、午前9時から、乙ケ瀨地区のメルヘン村と栃木地区ののんびり村で活動を行いました。
こちらは、ペンションが多く、また今回の地震で家屋が崩壊するほど被害が大きかった地区です。今もまだ、ライフラインが通ってないところもありました。今回の調査で、震災後、道路も寸断され、2.3日は情報が全く入らず、孤立した状態となったこと、毎日が不安で夜も休めなかったことなど、いろんな話を伺うことができました。
実際にニーズとしてあがったのは3件でしたが、今後は、物資的なお手伝いから見えない部分のお手伝いへと、まだまだたくさん課題があることを痛感しました。また、常日頃から住民の方々に情報を提供し、困ったときにはすぐ社協へ相談できる体制を取ることの大切さを感じました。

地域の歴史♪

5月26日、社協だよりえがおのコーナー『炭鉱の記憶』の取材等でいつもお世話になっている枝坂行政区の阿座上利雄さんから、「歴史のことを調べていて、秋月藩領大力地区のことを詳しく知りたい」と相談をいただき、今日は一緒に大力に行き、地域の方にいろんなことを教わりました。阿座上さんは、元禄時代に秋月藩の2代藩主である黒田長重氏が宿泊した、殿様しか泊まれない立派な宿泊施設が大力の石井手というところにあったということを調べられていて、地域の方に石井手がどの辺りなのかを案内してもらいました。今は田んぼになっていますが、ここにそんな施設があったのか!と、ワクワクしました(*^^*)
他にも、伊能忠敬氏が地図を作成するために測量に来たと言われる大力石橋や江戸時代に米を運ぶための船通し場であった嘉穂才田にある久保田橋などを見ました。
大力という地区の歴史の深さを感じると同時に歴史を紐解いていくことの楽しさを感じました(*’ω’*)地域のことを知ることができて、とても勉強になりました。
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