在宅介護者の集い「こころ」定例会 令和2年2月

2月13日(木)、稲築住民センターで在宅介護者の集い「こころ」を開催し、7名が参加しました。
今回は、3月のリフレッシュ事業について話し合いました。毎年楽しみにしてくださっているAさんは、「自分の中で、介護から離れてリフレッシュする時間をとても大切にしていて、また明日から介護を頑張ろうと思えます。今回は、みなさんとご飯を食べながら、気分転換ができたらと思っています」と話されました。
Aさんのように、在宅で介護をしている方に寄り添ったリフレッシュ事業を行い、少しでも日頃の疲れを癒してもらいたいなと思いました。

生活福祉資金貸付事業の研修会を通じて役割と意義を学ぶ

2月12日(水)、夢サイトかほにて、令和元年度生活福祉資金貸付事業に関する研修会を開催し、民生委員児童委員44名が参加しました。
はじめに、福岡県社会福祉協議会生活福祉資金課課長の大鶴啓行さんは「生活福祉資金貸付事業における民生委員児童委員の役割」と題して、福岡県の生活福祉資金貸付事業の現状を交えながら話されました。今日の社会情勢は、8050問題から7040問題へと移行しひきこもりの問題、若年者の破産、親族や地域と疎遠になっている孤立の問題など抱えています。その中で、この事業は単にお金を貸すことが目的ではなく、相談者の生活全体を見ることの大切であると話がありました。
次に、本会のかま自立相談支援センターから、「生活福祉資金貸付事業の相談を通じて思うこと」と題し、嘉麻市の生活福祉資金やセンターの相談実績を交えながら、日々感じていることを話しました。子育て・ひきこもり・介護の問題など、経済的な困窮だけではない、複雑に絡み合っているケースやもっと早くに誰かにつながっていたらと思うケースが多くあります。
今回の研修会では、民生委員児童委員のみなさんと連携しながら、地域の方々ともつながり、孤立のない誰もが安心して生活できる地域づくりに取り組んでいくことをみなさんと共有しました。

「ふるさとへの手紙」募集しています

嘉麻市では、梅の花や菜の花が咲き始め、春の訪れが少しずつ感じ取れるようになりました。
 さて、本会が発行している広報紙『えがお』(5月・8月・11月・2月発行)には、ふるさとへの手紙というコーナーがあります。このコーナーでは、嘉麻市出身の方にふるさとへの思いを寄稿していただいています。嘉麻市を離れて住んでいる方の元気で過ごしている様子を知ったり、ふるさとのよさを再確認できるコーナーになっています。
 たくさんの方々に綴っていただきたいと思っていますので、書いてみようかなと思われる方、どなたか寄稿できる方をご紹介いただける方はぜひご連絡ください。詳しくは下記までお問い合わせください。
嘉麻市社会福祉協議会(0948-42-0751)

認知症に関する専門職向け研修会に参加しました

先日、飯塚記念病院福岡県認知症医療センター主催の専門職向け研修会に参加しました。
研修会では、認知症の方が感じている世界やユマニチュードについて講義がありました。講義の中で、認知症の方は、視野が狭くなり周囲の事を感じとることが難しくなっていることが多いため、会話をする場合は、適切な距離や場所を保って話すことが大切だという話がありました。認知症の方と話す際には、このことを意識して、相手に寄り添った支援ができるようにしたいと感じました。
今回学んだことを次回の嘉麻市認知症家族の会で、みなさんと共有したいと思います。

教育支援資金について

先日、お子さんの高校進学に伴う費用について相談を受け、教育支援資金の貸し付け手続きを進めているところです。
教育支援資金とは、一定の所得以下の世帯に対して、学校教育法に定められた高等学校や大学などへの進学や通学に必要な費用を貸し付けるものです。生徒本人が借り受け人となり、卒業して6か月後から返済していただきます。保護者は連帯借り受け人となり、債務を共に担っていただきます。様々な条件もありますので、進学等の費用でお悩みの方は、本会にご相談ください。

高齢者の運転について考える

2月7日、飯塚記念病院で行われた認知症地域医療連携協議会に参加しました。
改正道路交通法の内容や飯塚市、嘉麻市、桂川町の運転免許返納者の現状を聞いたのち、グループに分かれて、自由に意見交換を行いました。
消防、行政、施設、病院、ケアマネ、社協など、それぞれが携わっているケースを通して、感じていることや思いを話しました。
命に関わる事故が起こるリスクを考えると、車を運転すべきではないと思う一方で、交通機関に乏しい地域では、買い物や通院など生活に直結する課題もあり、簡単にはいかないと考える人が多くいました。そのなかで、安心して免許証を返納できるよう、支えあいの仕組みづくりや社会資源の充実を、行政に求めるばかりではなく、みなさんで考えていかなければならないとの意見を聞き、地域づくりに取り組む社協として、とても心強く感じました。このような考え方が地域に広がればいいなと思います。

2月の心配ごと相談のご案内

2月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
予約の必要はありません。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。相談は無料です。

開催日時
2月12日(水)13:00〜15:00
2月26日(水)13:00〜15:00
※開催場所はいずれも稲築住民センターです。

ご利用の際は、直接稲築住民センターまでお越しいただき、1階の本会事務局までお声かけください。

身近な人が亡くなったら

先日、日常生活自立支援事業を利用している方の家族が亡くなられました。突然のことにどうしていいかわからず、途方に暮れるAさん。本会が発行する広報紙えがおNO.159号の暮らしのコーナーで紹介した「身近な人が亡くなった後に、しなければならない諸手続」を参考にしながら、手続きを進めることにしました。14日以内にしなければならないことも多くあります。Aさんの気持ちに寄り添いながら、お手伝いしたいと思います。

生活支援体制整備事業の意見交換会に参加

2月4日(火)、クローバープラザで開催された、令和元年度生活支援体制整備事業に関する意見交換会に参加しました。
 はじめに、宝塚市社会福祉協議会常務理事 佐藤寿一さんから「社協が生活支援体制整備事業に取り組むために必要な視点とは」との講演があり、社協の取り組みも生活支援体制整備事業も住民主体の視点が大切であることを再確認しました。
 次に筑紫五市生活支援コーディネーター情報交換会の報告があり、自分の地域にあった展開方法を考える場になっており、横とのつながりで事業への効果も出てきているとのことでした。地域住民の方々や行政、他機関、色んなつながりをつくっていくことが事業展開にもつながるのだと感じました。
 最後に、筑豊圏域の生活支援コーディネーターの方々とグループワークを行い、困っていることなどを話し合いました。市町村によって状況や課題は違いましたが、同じ思いを持つ同士がいるということで心強く感じました。