フリースペース

7月4日(木)、寄ってこハウスでフリースペースを開催し、4名が参加されました。
最近、お休みがちだったご家族のお一人が久しぶりに参加され、みなさんは嬉しそうに近況を報告し合いました。また、最近のひきこもりに関するニュースに関心が高く、それぞれが感じていることを話しました。ご家族から「以前は自分の育て方が間違っていたのかと自分を責めたこともあった」との気持ちを吐露される場面もありましたが、「今は子どもと向き合い、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしている」と話され、ご家族の気持ちを共有しました。

フリースペースは、「相手を否定しない」「何もしない自由がある」「秘密を守る」というルールを決めて、運営しています。来週も木曜日の13:30から開催します。この場所で、お一人おひとりの声をそのまま受け止め、一緒に考えさせてもらえたらと思っています。

不安でいっぱい

九州南部で降り続く大雨。
テレビで避難指示の呼びかけや土砂崩れの映像が流れるたびに、大きな不安に襲われます。被害に遭われた方や怖い思いをされている方々のことを思うと、いたたまれない気持ちでいっぱいです。
昨年、嘉麻市でも西日本豪雨の影響で、土砂崩れや床上浸水などの被害が発生し、たくさんのボランティアの方々に協力していただきました。
被害に遭われた方々のお宅には、災害後も定期的に訪問し、生活状況や新たな困り事がないかなど、お話を伺っています。
Aさん宅に寄ってみると、雨の中、高齢の奥さんが、空の様子や裏山から流れる水の量、色を確認していらっしゃいました。
ご主人が体調を崩しており、避難場所に行く手段を確保できるか不安に感じているそうです。早速ケアマネージャーや家族に連絡を取り、いざというときの対応を考えることになりました。

大雨にご注意ください

あす7月3日から4日にかけて九州全域で大雨の予報が出ています。1日の雨量が平年の1ヶ月分の雨量を超える恐れもあるそうです。
現時点でも、嘉麻市に大雨注意報が出ています。情報を随時確認し、みなさん一人ひとりが「自分の命は自分で守ること」を意識して早めの避難を行なってください。

西日本を中心とした大雨被害について

6月29日(土)から、西日本を中心に梅雨前線の影響による大雨被害が続いています。メデイアでも報道されているように、河川の氾濫や浸水被害が出ています。
本会のボランティアセンターでも、被害のあった地域の社協からボランティアセンターの開設等の情報が入り次第、ブログでお知らせをしたいと思います。

あっとふるやまだ③

今月のあっとふるやまだは、昨年の西日本豪雨で土砂崩れが発生した道路のある三菱第一行政区で開催しました。
以前開催したミニ協議体後に移動販売をスタートしたことから、開催前と後でどんな風に地域が変わったのかを教えてもらいました。
買い物に困っている人はいますが、大勢というわけではなく、またお店側も準備の手間や売上の問題があり、順調とは言えません。
移動販売だけで全てが解決するわけではないことが明らかになったので、次の手立てを考えていきたいと思います。
移動販売をきっかけに、久しぶりに会った方々がおしゃべりを楽しんだり、声をかけあったりといった場面があったことから、居場所作りについても模索中だとの話も聞きました。
さらには、認知症のAさんを見守る体制や支えあいの仕組みづくりについても共有しました。

ご注意ください

6月29日、強い風が吹き、雨も激しく降っています。福岡県には土砂災害や竜巻が発生する恐れがあるそうです。
今後は、注意報から警報に切り替わる可能性も十分にあります。情報をしっかり確認して早めの避難を心がけて下さい。

嘉麻市認知症家族の会 こころ音の会6月

先日の認知症家族の集い「こころ音(ね)の会」には、3名が参加されました。
参加されたAさんが、「奥さんの通院で病院に行った際にもらったよ」と認知症の方の気持ちがどのようなものなのかが書かれた漫画冊子を持ってきてくださり、参加者のみなさんで共有をしました。Aさんは、「漫画を読んでいる内に、奥さんがどのような気持ちで生活をしているのかが少しわかった気がする」と話されました。認知症の方の気持ちを全て理解することは難しいかもしれませんが、今後もみなさんで認知症の方に寄り添った支援の方法を考えて共有していけたらと思います。

嘉麻市認知症家族の集い「こころ音の会」は認知症の方を介護しているご家族が集まり、今か抱えている悩みや不安を話して、解決に向けてお互い考えていく場です。事前申し込みは必要ありません。お菓子やお茶を飲みながら、お話ししてみませんか。
次回の日時は以下の通りです。
日時:7月27日(土)13:30~15:00
場所:山田ふれあいハウス

福祉募金を頂きました

6月26日、直方市中央公民館にて開催された遠賀川地域労働者福祉協議会第24回定期総会において、福祉募金の目録贈呈を受けました。
この福祉募金は、労福協が、毎年福祉施設等に贈呈する募金で、今年度は本会が頂けることになりました。
村上会長に代わり目録の贈呈を受けた渡辺次長は、「この貴重な浄財を、市民に有効に還元するために、本会が365日実施している配食サービスの冷凍冷蔵庫が15年以上経過しているため、その買い替え費用に使わせて頂きます」と、感謝の意を伝えました。

令和元年度 福岡県日常生活自立支援事業 専門員研修会

6月25日、春日市クローバープラザで開催された、福岡県日常生活自立支援事業専門員研修会に参加しました。
ルーテル学院大学 総合人間学部 教授 福島喜代子さんから「判断能力が十分でない利用者に対する”本人の意思を尊重した支援”の在り方」について話を聞きました。日常生活自立支援事業とは、日常的金銭管理が主たるサービスではなく、福祉サービス等利用支援が主たるサービスであることを確認した上で、支援のポイントを共有しました。専門員の役割=「判断の手伝い」をするとき、もし、本人の言動の結果、生活状況が好転しなくても、失敗体験に付き合いながら、本人に寄り添うことが大事であると学びました。
午後からは、2つの事例をもとに演習を行いました。意見交換をする中で、自分では気づかなかった視点やものの考え方に気づくことができました。また、インフォーマルな社会資源が、長く地域で安定した生活をする上で欠かせないものであるということ、本人の理解を深めるとともに、誰に寄り添っているのかという立ち位置をしっかり把握することが重要だと学びました。

誰かのために

今日は、Aさんと一緒にお一人暮らしの高齢者Bさん宅に、草取りと雨どいの掃除に伺いました。
Bさんは、数年前からご主人が入院され、裏の斜面から伸びた草を切ることができず、枯れ草が雨どいに詰まり、雨が降るたびに不安を抱えていらっしゃいました。
Aさんは、最近まで体調を崩され、不安な日々を送っていらっしゃいましたが、体調の回復とともに誰かの役に立つ活動がしたいと考え、支えあい事業の協力会員に登録されました。
活動後にBさんの「梅雨入り前に間に合ってよかった。ありがとう」という言葉に、Aさんはとても嬉しそうにされていました。