新生活支援事業勉強会

11月27日(月)、さわやか福祉財団の呼びかけで新地域支援勉強会が、本会会議室で開催されました。
山口県防府市健康福祉部高齢福祉課の中村一朗さんから、防府市で展開されている協議体から生まれた住民主体の活動について話を聞きました。
「幸せます健康くらぶ」という移動支援の仕組みや、仕組みづくりのきっかけが地域ケア会議や地域の方との雑談の中にあったこと、それらのヒントが居場所や助け合いの仕組みに繋がったことなどを具体的に教えてもらいました。あったらいいなと思う仕組みを協議体で話し合ったら、まずは積極的に、かつ柔軟に試してみることで、そこから新たな道が開けることもあるとアドバイスをいただきました。また、社会福祉法人等はもとより、必要であれば福祉とは関係のない企業との連携も大切だと改めて思いました。
急遽決まった勉強会でしたが、61名とたくさんの方が来てださり、各市町村の進捗状況や悩みなどを共有し、和やかな雰囲気で勉強会が終了しました。その後会場では、参加者同士が名刺や情報を交換され、交流の場となっていました。
勉強会で学んだことは、今後の協議体に生かしていきたいと思います。

稲築志耕館高校演劇部 県大会出場決定

先日、稲築志耕館高校演劇部のみなさんの取材に伺いました。平成29年度福岡県高等学校総合文化祭 高校演劇大会 筑豊大会が10月22日嘉穂劇場で開催され、志耕館高校が優秀賞を受賞しました。筑豊地区を代表して県大会への出場が決定しています。

 ベランダでの元気な発声から始まり、演劇練習を見学しました。「私×私たち=emotions」というタイトルのオリジナル脚本で、現代の社会問題を取り上げつつ、「生きて」という思いが伝わる内容になっています。様々な事情から苦しい状況に追い込まれ、生きることを見失ってしまう主人公の心の葛藤を擬人化した作品で、部員の方々のきれいな声でセリフが心に届き、演劇は想いを表現し伝えるツールなのだと感じることができました。

 「筑豊大会は、舞台上でしっかり演じることができ、とても楽しかった。次回も頑張ります。」と松本部長から話を聞き、県大会への意気込みが伝わってきました。
 県大会は、11月18日(土)飯塚コスモスコモンで開催され、志耕館高校の出番は14時頃だそうです。各地区11校から3校が九州大会へ進むことになります。地域の方と一緒に、演劇部のみなさんを応援させていただきたいと思います。

嘉穂ますます会⑧

11月13日(月)、第8回 嘉穂ますます会を千手いこいの家で開催し、16名の参加がありました。話しやすいように3つのグループに分かれて座り、最後に発表してみなさんで共有し、更に意見交換をしました。

 市バスのバス停を思い浮かべながら、設置場所を増やしたり移動できないかを考えたり、お試し乗り合いタクシーを千手地区でやってみようと決まりました。
 来年度も月に1回のペースで協議体を開催したいとの声や宮野地区や大力地区でも開いてはどうかとの意見が出ました。また、「オレオレ詐欺の手口や、お口の体操について知りたい」「移動の仕組みをすでに取り入れているところから話を聞きたい」「勉強会をするときは、老人会や女性の会の方にも声かけして参加してもらい、協議体を広めることに繋げたい」などたくさんの意見を聞くことができました。
 今日は、みなさんと普段話をするような距離感で、和やかな雰囲気で話し合いが進んでいるように感じました。協議体であがったことは、市役所など適切なところへ報告したり、今後のますます会の活動に生かし、行きたいところにいける仕組みづくりに繋げていきたいと思います。

フリースペース

11月3日(木)、寄ってこハウスでフリースペースを開催し、5名の方が来てくださいました。
本格的な冬が来る前にと思い出したこたつを見て、みなさんは自然に1年間のことを振り返っておられました。
自宅で起こった話を面白おかし聞かせてくださり、聞いた私たちが励まされたようでした。
また、「何かしていないとマイナス思考になるから、紅葉を見に行きました」と、英彦山のとても綺麗な写真を見せてくださる方もいらっしゃいました。

みなさんそれぞれに色々な事情や悩みを持ちながら、フリースペースに来てくださっています。だから優しい言葉や温かい雰囲気が広がっているのだと改めて感じることができました。「フリーススペースで過ごす時間に助けられているよ」と言われ、私自身、今年出会えた方々を思い返し、とても嬉しく有難い気持ちになりました。

市民後見人養成フォローアップ講座5日目

11月7日(火)、市民後見人養成フォローアップ講座を開催し、本会権利擁護センターの渡辺主任から、嘉麻市社会福祉協議会が取り組む日常生活自立支援事業や本会が独自で行っている地域権利擁護事業について話しました。受講生のみなさんにとっては、各施設での実習を終えて最初の講義となり、新たな気持ちで受講されました。

支援の過程では、「利用者の気持ちの揺れに一緒に寄り添うこと」「環境の変化に則し支えていくこと」の視点を持ち、一つひとつのことを利用者が納得して決めるプロセスが大切である。そのためには、日頃からのコミュニケーションが大切だと学びました。単に生活できればいいというものではなく、本人らしい生活やその変化を支えることを含めて、権利擁護を捉えることが求められているということを、みなさんと一緒に考えました。

次回で本講座は最終回を迎えます。是非、本会の市民支援員に応募いただき、みなさんに地域の中の権利擁護の輪に加わっていただきたいと思います。

畑が教えてくれること

訪問先に伺うと、馬見山登山のときにお世話になった方に偶然お会いしました。
畑を借りて、人参やキャベツ、ブロッコリーなどを無農薬で育てているそうです。

枯れ葉を集めて肥やしを作り、畑に使われているとのことで、肥溜めを見せてくださいました。

収穫前の芋を猪や鹿に食べられたので、畑の周りにネットを張ったら、次は穴熊が来てネットに穴を開け畑を荒したそうで、対策に柵を作ったそうです。
一安心できるかと思ったら、手作りの肥やしが好物のミミズが増え、そのミミズを狙って、モグラが来るようになり、今はモグラ対策を考えているということでした。棒を畑に刺してスカスカな箇所は、モグラが通った証なので、土を入れ直す作業をするそうです。

「ほら、青虫もキャベツに付いてる、もう色々来てくれて大変なんよ」と言いながら顔は笑っておられました。「生きているのは人だけやないから」と教えてもらいました。感慨深い気持ちになった時間で、とても温かい雰囲気の素敵な畑でした。

フリースペース

11月2日(木)、今日は寄ってこハウスでフリースペースを開催し、4名の方が来られました。
「韮(にら)が生えているよ」と教えてもらい、外に出て見てみると、駐車場に韮がたくさん生えていました。前回とは違い、花は無く、葉っぱを切ると、韮特有の香りが広がりました。

そして、目の前に紅葉が少しはじまっている木々を見つけることができ、ホッとした気持ちになりました。
一人では、見えていないものがたくさんあるけど、誰かと話すことでリラックスできることもあり、新しい何かを発見することに繋がるんだなと改めて思いました。

フリースペースは毎週木曜日13:30~開催しています。「ひきこもることを応援する」という考えのもと、ご本人に寄り添い一緒に考えさせてもらいたいという思いで行っています。自宅中心の生活をされている方が一歩外へ出たいという気持ちになったとき、その居場所になれたらと思います。

嘉穂総合高校大隈城山校 贈呈式

10月29日(日)、嘉穂益富城自然公園で行われた一夜城まつりの会場で、嘉穂総合高校大隈城山校の生徒58名を代表する生徒会のみなさんから本会の村上会長へ、災害義援金とリングプルの贈呈式が行われました。
「嘉麻市に様々なことでお世話になっているから、恩返しがしたい。嘉麻市や被災された方々の役に立ててほしい」と、約20㎏のリングプルをいただきました。このリングプルは、地域の方やご家族の協力を得ながら、「私たちにできることで、何か役に立てれば」との思いで、1年間かけて集めてくださったそうです。

生徒のみなさんの温かな思いを受け、とても心強く感じました。ありがとうございます。

昨日、今日と雨が降り続き、あいにくの空模様となりましたが、午後からは晴れ間も見え、秋の夜空に色とりどりの花火が上がり、見る人の目を楽しませてくれました。

出前講座 グーの会

10月18日(水)に、具嶋公民館で開催された、ふれあい・いきいきサロン グーの会に伺いました。18名の方が参加され、協議体の話をみなさん真剣に聞いてくださり、「今は大丈夫だけど、車に乗れなくなったらどうしようと思います。生活に本当に困る。」と一緒に考えてくださいました。

壁には、今までのサロン活動が紹介されており、この日はフラワーアレンジメントをされたそうです。「こうやって企画をしてくれるから、みんなで集まれている」とサロンの代表者の方に感謝されていることもお話しくださいました。
その他にオレオレ詐欺の話が出ました。 「我が子や孫が会社のお金を横領したと電話があったら、ご近所はもちろん親しい人にも隠して、助けたい一心で動いてしまうかも。」
「私は、高価なお茶を売られそうになったことがある。スーツ姿で名札を下げていると見た目で信用してしまう。」と話されました。私もみなさんの話の輪に入れてもらって、こういったサロンの場で情報を共有することが、予防に繋がることを実感することができました。温かい雰囲気でみなさんの笑顔が素敵なサロンでした。

炭鉱にまつわるエピソード募集しています

毎月発行している広報紙えがおの中に、「炭鉱の記憶」というコーナーがあります。

炭鉱にまつわる話を伺い、写真と共に掲載して、みなさんにお伝えしています。特に人気のコーナーで、「写真の場所に行きたいので、詳しく道を教えてほしい」「過去に掲載された記事が見たいので、広報紙のバックナンバーをください」など嬉しい声が寄せられています。
炭鉱のエピソードをお持ちの方やご家族やお知り合いお方で、お話ししてくださる方がおられましたら、ぜひご紹介ください。よろしくお願いいたします(^_^)♪