ご注意ください

嘉麻市から避難に関する情報が発表されました。
嘉穂地区、山田地区には、土砂災害に関する警戒レベル4、避難勧告が発令されました。
稲築地区、碓井地区には、土砂災害に関する警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始が発表されました。
土砂災害の危険のある地区にお住いの方は、速やかに避難を開始してください。避難場所への避難が危険な場合は、近くの安全な場所に避難するか、屋内の高い所に避難してください。

令和元年度 生活福祉資金事務説明会

7月19日、クローバープラザで開催された令和元年度 生活福祉資金事務説明会に、職員2名が参加しました。
初めに、福岡県福祉労働部 保護・援護課の豊田広樹さんから、生活保護制度と生活福祉資金の連携についての話を聞き、生活保護の基本的なことを確認しました。
次に、本会のかま自立相談支援センター渡辺進センター長が、生活困窮者自立支援事業を受託してから出会った方々の相談を通じて、気づいたことや学んだことを、事例を交えながら話しました。
センターでは、①総合相談窓口として、全ての相談を断らない。②どんな状況でも相談者への支援をあきらめない。③解決につながるまで投げ出さない。という基本方針を掲げて、相談を受けています。
その中でも、相談援助のプロセスを大切しており、相談者の生活を想像しながら傾聴し、問題の性質や原因を明らかにし、支援計画を作成します。相談者が訴える困った状況と本当の課題は必ずしも一致せず、専門職としての視点を持って、相談員が課題を設定します。1人で抱え込まないよう、短時間のディスカッションや全体ミーティングの場で、見立ての共有や意見交換を行います。
経済的困窮と社会的な孤立は深く重なり合っており、単に経済的問題を解決しても本質的な課題解決には至りません。支援者として無力さを感じることはありますが、今まで関わりの薄かった機関等との繋がりができました。また、相談を受ける側には、多制度の知識も必要となります。
地域にはまだまだ出会えていない困窮状態にある方がおられます。もし出会えたとしても相談を受ける側にその意識がなければ通り過ぎてしまいます。「声なき声」は存在すると言う意識を持ち、「なんとかしなければ」という熱い想いと行動力が大切だと話しました。
午後からは、生活福祉資金の貸付と償還に関する事務手続きについて、要件や注意事項など、細部にわたって確認しました。相談者がどのような状況や理由で困っているのか、貸付で生活が改善でき、かつ償還が可能なのかをしっかりアセスメントしていくことが必要だと学びました。

夏突入

昨夜は、夜中に目がさめるほど強い風が吹き、雨も降っていました。今日は、雨こそ降らなかったものの、曇り空から太陽が顔をのぞかせていました。
ジリジリとした夏はまだまだだなと思っていましたが、訪問先の近所の林の中から、ジージーと蝉の声が聞こえ、周囲には赤とんぼが飛んでいました。いよいよ夏が近づいてきました。
体は暑さに慣れていませんので、水分をしっかりとって、熱中症にご注意ください。

子育てリユースセンターからのご案内

最近は、曇りや雨の日が続いていますが、梅雨が明けるとうだるような暑い日が待ち構えています。

さて、山田ふれあいハウス2階にあるリユースセンターでは、みなさんから持ち寄ってもらった夏の子ども服をたくさん並べています。靴もおもちゃ、チャイルドシート、ランドセル、中学校等の制服もあります(^O^)
子どもさんが遊べるスペースも少しありますので、お気軽にご利用ください♪

《お問い合わせ先》
子育てリユースセンター(山田ふれあいハウス2階) ☎0948-52-1847
住所★嘉麻市上山田502-6
開館日時★月曜日~日曜日 9時~17時
 年末年始の12月29日~1月3日はお休みです。

お礼に

市内に住むBさんのご自宅は、小高い丘の上にあり、車が通る道までは舗装されていない細い小道を通らなければなりません。周りは竹と雑木林に囲まれ、裏庭は草が伸び放題でした。
Bさんが元気な頃は、草を刈ったり、枝を間引いたりしていましたが、年齢を重ねるごとに億劫になり、誰にも迷惑はかけないからと諦めていました。
先日、その状況に気づいたご近所さんが、休みの日に切ってくれたそうです。Bさんは、家族とは疎遠で、親しく知っていた友人も亡くなり、最近は「とても寂しい」と口にすることが増えていましたが、近所に気にかけてくれる人がいたことをとても喜んでおられました。

もう一度

1年前にご家族から相談を受け、その3ヶ月後にAさんから話を聞くことができました。Aさんは自宅中心の生活を変えたいと思い悩んでおられ、職探しの手伝いをしました。
一緒にハローワークに行ったり、Aさんに合った職業を開拓したり、変わりたいと思ったAさんの希望を聞きながら、サポートしました。初回面談から就職面接の日程調整まで、思いのほかトントン拍子に進みました。
「無理をされてるんじゃないかな」と不安はよぎりましたが、Aさんの「大丈夫」という言葉に安心しハローワークを後にしました。しかし、面接日に来られず、そのまま連絡がつかなくなってしまいました。
「Aさんは元気ですか?」と時折、ご家族に近況をお尋ねましたが、Aさんには負担をかけないよう、そっと見守る姿勢で、気にかけていました。あの時、Aさんにどんな言葉をかければよかったのかなと今でも考えます。
今日、そのAさんの家族から電話をもらいました。Aさんが、もう一度相談に行ってみたいと話されているそうです。半年以上時間はかかりましたが、この時間はAさんにとって必要な時間だったのでしょう。
Aさんのペースと気持ちを大切に、もう一度お話を聞きたいと思います。

総合相談のご案内

7月の総合相談をご案内します。
●法律相談(予約が必要です。先着順となりっていますのでお早めにお申し込みください)
7月18日(木)13時~16時 稲築住民センター
●心配ごと相談(会場は、いずれも稲築住民センターです)
7月10日(水)13時~15時
7月24日(水)13時~15時

不安でいっぱい

九州南部で降り続く大雨。
テレビで避難指示の呼びかけや土砂崩れの映像が流れるたびに、大きな不安に襲われます。被害に遭われた方や怖い思いをされている方々のことを思うと、いたたまれない気持ちでいっぱいです。
昨年、嘉麻市でも西日本豪雨の影響で、土砂崩れや床上浸水などの被害が発生し、たくさんのボランティアの方々に協力していただきました。
被害に遭われた方々のお宅には、災害後も定期的に訪問し、生活状況や新たな困り事がないかなど、お話を伺っています。
Aさん宅に寄ってみると、雨の中、高齢の奥さんが、空の様子や裏山から流れる水の量、色を確認していらっしゃいました。
ご主人が体調を崩しており、避難場所に行く手段を確保できるか不安に感じているそうです。早速ケアマネージャーや家族に連絡を取り、いざというときの対応を考えることになりました。

あっとふるやまだ③

今月のあっとふるやまだは、昨年の西日本豪雨で土砂崩れが発生した道路のある三菱第一行政区で開催しました。
以前開催したミニ協議体後に移動販売をスタートしたことから、開催前と後でどんな風に地域が変わったのかを教えてもらいました。
買い物に困っている人はいますが、大勢というわけではなく、またお店側も準備の手間や売上の問題があり、順調とは言えません。
移動販売だけで全てが解決するわけではないことが明らかになったので、次の手立てを考えていきたいと思います。
移動販売をきっかけに、久しぶりに会った方々がおしゃべりを楽しんだり、声をかけあったりといった場面があったことから、居場所作りについても模索中だとの話も聞きました。
さらには、認知症のAさんを見守る体制や支えあいの仕組みづくりについても共有しました。

ご注意ください

6月29日、強い風が吹き、雨も激しく降っています。福岡県には土砂災害や竜巻が発生する恐れがあるそうです。
今後は、注意報から警報に切り替わる可能性も十分にあります。情報をしっかり確認して早めの避難を心がけて下さい。