広報について学びました

今日は、大野城総合福祉センターで行われた福岡県地域福祉活動職員連絡会の『社協広報の役割について考える研修会』に参加しました。まず宮若市総合政策課政策推進係 林慎治さんの「広報へのこだわりや私の視点」という講演があり、何を大切にして広報づくりをしているかを伺いました。どのようなレイアウトが見やすいか、写真はどう使うのか、企画が鍵を握っているという話から、読みたいと思ってもらえる社協だよりを作りたいという思いを強くしました。どれだけ聞くことができるかが大切な取材に対して、聞いたことをどうそぎ落とすかが大切な編集など、自分の日々の広報活動を振り返りながら反省すべきことも多く、改めて広報の奥深さも感じました。自分のまちを深く知って自慢するぐらい、広い視野を持ちながら一つひとつをほりさげること、こだわりをもつことが大切だと伺い、熱意を持って取り組むことが大切だと思いました。
その後は、分科会で、実践報告①では本会職員の木原が「企画~校正~発行まで、広報で伝えたいこと」というテーマで話をしました。本会が取り組む広報活動の目的、どのように取り組んでいるかという流れやページ、コーナーのねらいなどについてをみなさんに伝えました。それからグループワークで「社協広報の役割」についてみなさんと意見交換をしました。
最後に、NPO法人ちくほう共学舎「虫の家」事務局長の髙石伸人さんの講演「壁の向こうへ ~社協広報紙の一視点」がありました。少数者とはラベルを張られた存在であるという岸政彦さんの言葉について、普段の生活で無意識に人をカテゴリーに分けていること、その無意識の暴力に気付くことが大切であると話されました。社協ワーカーとして、無意識の権力関係をいつも意識しなければならないと感じました。また、少数者と出会うためには、視点を向こう側へとひっくり返して見る努力が必要であり、壁の向こうに身体を置いて問われることで本当に考えることができるということが心に響き、社協に欠かせない広報活動の中で忘れてはいけない視点を学びました。私にマイノリティの声が聞こえるかと問い続け、相当に意識して感性を磨かなければならないと感じました。
???????????????????????????????

園児のみなさんからの温かい気持ち

今日は、本会の会長が、恵大保育園のみなさんから、募金箱を受け取りました。毎年、園児のみなさん一人ひとりが募金箱を作り、赤い羽根共同募金に協力してくださいます。どれも工夫がこなされた可愛らしい作品で、手作りの温かさを感じました。毎年ご協力くださり本当にありがとうございます。
m2712042

岡垣町社協視察

今日は、午前10時から稲築住民センターにて、嘉麻市社協だより「えがお」について、岡垣町社協から職員4名、広報向上委員会1名、計5名の方が視察研修に来られました。
初めに本会事務局長の木山があいさつをし、参加者で自己紹介を行いました。
今回は、本会広報担当の木原の方から、嘉麻市社協だより「えがお」について話をさせていただきました。これまでの歴史や苦労、広報活動の大切さ、伝える事の難しさ、多くの方に読んでもらうためには、スキルアップするためには、企画から発行までの流れ、本会が行ってきたことについて説明しました。
その後、質疑応答では、準備期間はどれくらいか、編集はどうしているのか、HP、フェイスブック、ブログについて等様々な意見交換を行うことができました。広報紙は地域の人と出会うツールの1つで、広報活動はアウトリーチであることを自分自身も勉強することができ、とても有意義な研修になりました。

a271203

第三期市民後見人養成講座2日目

今日は、第三期市民後見人養成講座の2日目でした。
成年後見センター・リーガルサポート福岡支部の加藤丈雄司法書士にお越しいただき、成年後見制度の基礎について学びました。
h271202
1コマ目では、成年後見制度が生まれた背景や理念などについて学びました。
成年後見制度の旧制度である禁治産制度は、「家」の財産を守ることに重きが置かれており、家族による支援が基本となっていたこと、現在の成年後見制度は被後見人の自己決定を尊重し、被後見人の身上に配慮する義務が定められていることなどを話されました。
また、現在の成年後見法の見直しに向けた課題として、任意後見契約の利用が伸び悩んでいることなどの話もありました。
2コマ目は法定後見制度と任意後見制度についてでした。
法定後見制度は家庭裁判所の審判によって後見人が決定され、任意後見制度はあらかじめ本人が選任し、公正証書による契約を行っておき、その後判断能力が低下してきたときに家庭裁判所に任意後見監督人選任の申立てを行い、後見が始まることなどを話されました。
また、任意後見の利用形態として、将来型、即効型、移行型の3種類の形態があり、それぞれのしくみと問題点について話されました。

次回は12月8日(火)です。

第9回 支えあいのまちづくりサポーター養成講座のご案内

嘉麻市社協設立10周年の節目で開催している支えあいのまちづくりサポーター養成講座のご案内です。
第9回目は、講師の中島晶さんから、親から受けた虐待、自分が子どもに同じことをしてしまった体験、それから自助グループを立ち上げたことや、今、カウンセラーとして活動されていることを伺い、支えあうこと、つながることの大切さをみなさんと考えたいと思います。ぜひご参加ください。

●日時 12月11日(金)13時30分~15時30分
●場所 夢サイトかほ 大研修室 (嘉麻市大隈町1228番地1)
●テーマ 『児童虐待の加害と被害〜経験者として〜』
●講師 中島 晶さん (office keiカウンセラー)

お問い合わせ
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

災害ボランティア設置運営訓練2日目

今日は、直方市総合福祉センターにて平成27年度 災害ボランティアセンター設置運営訓練が行われ、職員4名が参加しました。
まず、訓練の概要説明があり、総務班、ニーズ班、受付班、マッチング班、資財班に分かれ事前準備や打ち合わせを行いました。
その後、水害が発生したという設定でボランティア、スタッフとして訓練を行いました。
訓練後に2者(ボランティア、運営スタッフ)の観点から振り返りをしました。センターの全体の流れを把握しておくことや、役割分担を明確にしておくこと、被災した方の立場に立った質問の仕方など、それぞれの班ごとに改善点が出され、福岡県防災研究会の宮﨑雄輔さんが過去の例を挙げながらその都度改善していくことやスタッフの休憩と健康管理の大切さなどの補足をされました。
いつ起こるか分からない災害に備えて、定期的に振り返りをすることが必要だと思いました。
g2711291

エイト会2回目の舞台

稲築地区の民生委員児童委員の中で、歌や踊りが好きな方が集まってできた、エイト会というグループがあります。
結成されたのは昨年で、1年ほど前に、市内の小規模多機能ホームで初披露しました。
それ以降も、練習を重ねてきたメンバーの皆さんは、今日、グループホーム嘉穂やすらぎで2回目の舞台に挑みました。
9名のメンバーがユニークな衣装に身を包み、昔の流行曲や童謡など6曲の歌や踊りを披露しました。
最後には、河内おとこ節に合わせて、炭坑節を踊り、入居者の方も手拍子したり、座った状態で腕を動かして踊ったりしながら、みんな一体となって楽しみました。
t20151129
入居者のお一人は、「昔を思い出して、涙が出そうやった。」と舞台終了後に握手を求められていましたよ。
エイト会のメンバーのみなさんも、入居者のみなさんも、たくさんの笑顔があふれたひと時でした。

障がい者支援セミナー二日目

今日は、第4回障がい者支援セミナーin飯塚の二日目でした。
計画作成の講義を受け、想いを形にプランニングするには何が必要かを学びました。エンパワメントアプローチを進めるために、まず本人側に立つことや自己効力感のアップも意識することなどの説明がありました。ケアマネジメントを進める上では、まず本人側に立ち信頼関係をつくること、そして本人の想いをいかに引き出すか工夫すること、その想いから生活課題を明確にすることが大事だということを改めておさえた上で、昨日作成した想いのマップを基に、ニーズ整理表を個人ワークで作り、そのあとグループで意見を出し合いまとめました。本人が話す主訴の裏にある背景や課題から、推測可能性を見出し、より明確に表現したニーズをまとめる過程を学ぶことができました。そして、計画を作成し、支援目標等を明確にしました。
午後からは、個別支援会議についての講義を受け、グル―プで本人役、相談支援専門員役、支援者役など、まず誰が会議に必要かを決めたうえで、実際に会議で課題についてどのようなことを話し合うかをやってみました。相談支援専門員として、本人の想いを大切にして、専門性を発揮しながらチーム全体で同じ方向に向かうこと、共有することを実践することができ、とても勉強になりました。会議の発表をし、講師の島村さんから講評をいただきました。
???????????????????????????????
二日間をとおして、想いを大切にきちんと聴くこと、それを実現するために連携して支援をすることを学ぶことができただけでなく、いろんな事業所の方とつながることができ、とても有意義でした。

筑後地区社協ひきこもり研修

今日は筑後市中央公民館で開催された筑後地区社協職員連絡会全体研修会に参加しました。
まずは、「家族会組織化を通して知った筑後地区の現状と課題」について、筑後市社協の卜部さんから説明がありました。将来を担う若者を支える仕組みがないことが大きな問題であることや筑後地区での連携の必要性について話され、みなさん真剣に聞き入っておられました。
また、SOSに気づき、それを地域社会の問題にしていくことが、社協の基本的な役割であるという話もありました。
その後、嘉麻市社協が行うひきこもり支援について話をしました。平成23年度から今までのひきこもり支援事業や、困りごとを抱えているが助けてが言えない方と社協がつながることについて話をしました。
午後からは、職種ごとに分かれ、職種を生かした支援の仕組みについてグループワークをしました。
ひきこもりという課題を身近に感じていることや何ができるかを真剣に話し合いました。
これからのひきこもり支援に参考になる話ばかりで、たくさんの学びがありました。

image

市民後見人養成講座~基礎編~初日

今日から、第3期市民後見人養成講座~基礎編~がスタートしました。
初めに開講式を行ったあと、最初の講義として、弁護士の岩城和代さんに成年後見制度の基礎~地域福祉と権利擁護~をテーマにお話しいただきました。
法定後見と任意後見の違い、判断能力の不十分な高齢者・障がい者の尊厳を守るために成年後見制度があること、同じ地域において同じ市民目線で、本人の心に寄り添うことのできる市民後見人が求められることなどをわかりやすく話していただきました。
また、多様な価値観を受容すること、そのためにも自分の価値観を知ること(自己覚知)が大切であることを学びました。

IMG_7618
次の講義では、本会のかま権利擁護センター長の木山が講師を務め、グループに分かれて、事例検討を行いました。
一つの事例に対して、どのようなことが課題であるのか整理し、必要な支援について考えました。
介護保険制度などをはじめ、様々な社会資源を把握、理解しておくことが必要なこと、支援にあたっては、対象者を「何もできない人」と見るのではなく、ストレングス(長所)に目を向けること、支援者はパターナリズムに陥りやすいことから、そうならないためにも、自分の価値観を知る(自己覚知)が大切であるということを学びました。

IMG_7656
この講座は12回コースで2月23日まで続きます。
今回受講されている31名全員で最後の日を迎えることができればいいなと思っています。