避難訓練(下宮、大橋、中央、原町行政区)

3月25日(日)、山田地区の自主防災組織である「下宮を災害から守る会」と「地域防災組織コスモス」の避難訓練が行われました。福岡県や嘉麻市役所、地元の消防団の協力を得て、豪雨による土砂災害や山田川氾濫による浸水を想定し、避難準備の声かけや誘導を行い、実際に徒歩や車で下宮集会所や蛭子大橋集会所に避難しました。

下宮集会所では、AEDを使った心肺蘇生法の講習会が行われました。嘉麻市防災対策課の大場係長は、「発電機や投光器は、日頃から地域の行事で活用することで、いざという時にみなさんが使えるようにしてほしい」と話され、次回は、発電機の使い方を確認することになりました。初めて参加したという小学生の女の子は、「AEDはいろいろなところで見るけど、箱の中を見たのは初めてでした。心臓マッサージの力強さに驚きました」と、話してくれました。

蛭子大橋集会所には、大橋、中央、原町行政区のみなさんが避難されました。3行政区合同の自主防災組織なので、範囲も広く、要援護者への声かけはそれぞれの行政区で行うため、行政区ごとの連携や避難した方の情報集約も求められました。嘉麻赤十字病院の職員が受付や血圧測定などを担当され、また、実際に福祉車両を使って福祉避難所である山田ふれあいハウスに要援護者を搬送したり、水消化訓練を行いました。

具体的な災害を想定した訓練を地域のみなさんと行うことで、日頃から顔の見える関係ができ、いざという時に声をかけ合ったり、それぞれが自分にできる役割を理解し、組織としての機能が高まることを実感できました。

だいたいでよかっ庭

先日まで雨や風で寒かったのですが、昨日からは晴れて暖かくなりました。
先日お伺いした方に「ちょっと見ていかんね」と言われ、家の庭に咲いている綺麗なお花を見せていただきましたので紹介します。

紫色や白色のこの花は、クリスマスローズ(オリエンタリス)という花だそうです。他のお花と違い、恥ずかしそうに下を向いているのが特徴的でした。
「だいたいでよかっ庭」と書かれた看板も、自分で木を組み立てたり、ペンキを塗ったりして作ったそうです。奥さんが作ったハーブ園など家には沢山のお花が咲いていて、夫婦で趣味を楽しんでいるとのことでした。「だんちゃーん」と奥さんがAさんを呼んでいて、素敵な夫婦だなあとほっこりしました。

嘉麻北日中一時支援事業所 お別れ会及び卒業を祝う会

先週末に嘉麻北日中一時支援事業所で卒業を祝う会とお別れ会を開催しました。
夏の交流会やクリスマス会など、懐かしい思い出を、みなさんで振り返りながら、思い出話に花が咲きました。
今月で事業所を閉鎖することになり、久しぶりに集まった方もたくさんおられ、「懐かしい方々とも再会できて、最後にいい思い出ができました」と声をかけてもらいました。日中一時支援事業所での思い出がいつまでもみなさんの心に残ってくれていたらいいなぁと思いました。
 

結い直して前より綺麗

先日、ふれあい・いきいきサロンの相談に伺いました。サロンを7年間続けてきてくださった代表の方やメンバーのみなさんが、高齢化や様々な事情で、今後のサロン活動をどうしていこうかと悩まれています。話を聞いて、楽しくおしゃべりできる場所が続いていくためには、代表者さんと一緒にメンバーさんにもサロンをサポートしてもらうことが大切だなと感じています。
「以前は、サロンで私がしめ縄づくりを教えていたこともあったよ」とメンバーさんのお宅で、正月飾りのしめ縄を見せてもらいました。このお宅では、毎年購入するのではなく、結い直すそうです。昔は赤米、黒米、緑米を育てて、その稲を手刈りして、洗っては干しを繰り返し、稲から手作りしていたと教えてもらいました。中でも、赤米は稲が長く色も綺麗で、しめ縄づくりには最適とのことでした。「もう米も作っていないし手刈りの時代でもないから、しめ縄は作ってない。だから大事に結い直す。前より綺麗になるよ」と言われました。


写真は、穂の色がぼやけてきたので、解いて染め直して、また結い直すそうです。ほどくのが勿体ない、まだまだこのままで使えるのではと思うほど格好良いしめ縄でした。

平成29年度 みんなの力で地域を支え合うフォーラム

3月19日(月)、夢サイトかほにて「みんなの力で地域を支え合うフォーラム」を開催し、市内外から60名が参加しました。
第1部は、福岡家庭裁判所飯塚支部の横溝良幸さんに、「成年後見制度利用促進法と市民後見人の役割について」話してもらいました。
今後、認知症高齢者の増加が想定される中、その数と比較して成年後見制度を利用する方は少なく、預貯金の管理等での困りごとが生じない限り、申し立てが進んでいない現状があります。
また、親族後見人より専門職後見人の割合が増え、専門職数に限りがあるため、受け皿が不足することも危惧されており、市民後見人の活躍が求められています。
しかし、一方では、財産管理や不正防止が重視されるあまり、利用する側がメリットを感じられず、利用しづらくなっています。
そこで、平成29年3月に成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定され、踏み込んだ権利擁護支援が重視されるようになり、権利擁護支援の地域連携ネットワークづくりの充実が図られるようになりました。
市民支援員に期待されるのは、同じ地域に住む、より身近な存在であるという安心感です。
実際に本会で市民支援員として活動されている伊藤英亟さんと有吉直子さんに、支援員として活動する中で、感じたことや思いを発表してもらいました。

第2部は、法人後見を受託している社協と今後受託を考えている社協に分かれ、意見交換会を行いました。
複雑な課題を抱える方々からの相談も多く、支援に悩んだり迷ったりすることもあります。社協職員同士で顔見知りになり、今後も相談し合える関係を築いていければと思います。

灯籠の明かり

3月17日(土)、旧嘉麻市立千手小学校で開催された、千手けやき会主催の千手灯ろうまつりに行ってきました。

日が暮れる前から、駐車場が満車になるほどたくさんの人で賑わい、ステージ上のダンスや和太鼓などの催し物で盛り上がりました。
いつもお世話になっている地域の方に偶然お会いしました。地域のためにとまつりの食事づくりをしているそうで厨房に案内してもらうと「玉ねぎが足りない!カレー300食!」と声があがっており、バタバタと大忙しのボランティアさんたちの姿がありました。

灯篭ひとつ一つに火を点ける方、案内係の方、出店に立つ方、ステージの裏方など、みなさんの支えで私たちは楽しませてもらっているんだと改めて感じ、灯ろうの光がより一層美しく見えました。

寒い中、また、お忙しい中、快くお話しくださり、ありがとうござました。
とても楽しい時間を過ごさせてもらい、温かい気持ちになりました(^-^)♬

人と人との繋がり

先日、ふるさとへの手紙を寄稿してくださった方から「広報紙を見た地元の友達から、久しぶりに連絡がきて嬉しかった」との連絡がありました。寄稿していただいた手紙には、帰省したときに感じる我が子の成長や友達と方言でお話する時間など、離れて暮らすからこそ感じる、故郷への想いが書かれていました。
広報紙を通じて、Aさんにとって大切な故郷の友達との交流に繋がったことが、たいへん嬉しく心が温まりました。今後も、広報紙を通じて、人と人との繋がりをつくっていけたらいいな、と思います。

「ふるさとへの手紙」は、市外や県外で生活している嘉麻市出身の方に、ふるさとへの想いを綴っていただくコーナーです。
嘉麻市で過ごした思い出や帰省した際に懐かしく感じたことを寄稿していただける方を募集しています。
たくさんの方に思いを綴っていただきたいと思っていますので、書いてくださる方、また寄稿できる方をご紹介いただける方は、ぜひご連絡ください。

お問い合わせ先 嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

在宅介護者の集い「こころ」定例会 平成30年3月

 3月8日(木)、在宅介護者の集い「こころ」のメンバーで、親睦を深めるために食事会を開催し、8名が参加しました。
 道の駅歓遊舎ひこさんで、買い物をしました。地元の農家で作られた野菜や工芸品、観葉植物など様々などを見ながら、迷いつつも「ここでしか買えないものを買いたいね」「家族が喜ぶものにしようと思う」など、楽しそうに話されていました。
 その後、旬菜坊キッチン農家で食事をしました。バイキング形式で約45種類の料理が並び、好きな料理を選び昼食を楽しみました。「野菜がおいしいね。普段食べているものとは違う」「たくさん料理があるから見てて楽しい」など、感想を述べられていました。

 最後に記念写真を撮りました。参加者から「外に出ると気分転換になるし、みんなで食事しながら楽しむことで、普段できない会話もできたりする。こういった機会は必要だね」との言葉を聞き、また開催したいと思いました。

フラダンス

先日、漆生本村公民館で開催されている「プア・エンジェル漆生」の取材におじゃましました。第2・4金曜日の10時から1時間半練習されています。

「プア」とはハワイ語で「花」を意味し、フラダンスには、カホロ(横の動き)とカオ(揺れる動き)という基本から、手話を基にした振り付けが加わり、一つひとつに色々な意味が含まれています。
最高年齢は、82歳。高齢者施設への訪問や地域の行事への出演など、幅広く活動し、現在は、敬老会に向けて練習されているそうです。「本番は化粧をしてドレスを着て踊るので、気持ちも元気になれます。見てくれた人に喜んでいただけるともっと嬉しくなります。」と素敵な笑顔で話されました。

炭鉱の記憶

 先日、社協だよりNo145「炭鉱の記憶」で取材した草場さんに広報紙をお持ちすると、さらに詳しく教えていただきました。
炭鉱の仕事といっても、石炭を採る採炭だけではなく、排水、掘進、発破、ガス濃度を測る測量と呼ばれる仕事など様々な分野があるそうです。電気を専攻していた草場さんは、変電所で働いていたそうですが、電気のこと以外にも、炭鉱のことなら何でも聞いてと話されていました。坑内で作業をしている写真をお持ちの方が少ないのはなぜか尋ねると、坑内で写真を撮ることは、安全上禁止されていたため、持っている人がほとんどいないのだろうとのことでした。
 また、Aさんからも「発破をする時は、爆薬を設置したら、すぐに遠くへ逃げないと、破片が何メートルも飛ぶからとても危険だったんだよ」と教えてもらいました。

 「炭鉱の記憶」のコーナーでは、炭鉱が栄えた頃の思い出を、写真と共に掲載しています。炭鉱の思い出を話していただける方、写真をお持ちの方、もしくは当時のことを知っているという方をご紹介いただける方はぜひご連絡ください。
連絡先:0948-42-0751