かま自立相談支援センターでかかわっていたAさん(60代男性)は、体調を崩し3月に入院しました。8月からは老人保健福祉施設に入所しましたが、コロナウイルスの影響で面会ができず、担当職員や甥御さんを介して体調や生活の様子を伺っていました。今日は6カ月ぶりにお会いしましたが、顔色もよく、浮腫みも取れ、体調も良いとのことでした。
Aさんから、銀行や買い物に行けず困っていると聞いたので、お金の管理の必要性を感じました。Aさんの望む生活について、一緒に考えていきたいと思います。
月: 2020年9月
あっとふるやまだ
9月29日、あっとふるやまだを開催し、7名が参加しました。
前回の協議体では、山田校区のいろいろなバス停から、飯塚市の眼科やスーパー、稲築校区の病院やホームセンターなどに行く方法を調べました。今日は、その内容をグループごとに発表し、感じたことを話し合いました。
参加者は、普段自家用車で移動しているため、時刻表で調べることすら初めてで、バス停や路線がわからず、とても苦労しました。幹線路線までの移動に必要な枝線が充実していないバス停では、デマンドバスの利用が効果的ですが、予約制であることや校区を跨ぐことができないため、買い物や受診にかかる時間をイメージしながら予測することが必要だと気づきました。慣れるまでは失敗を繰り返したり、わずらわしく感じたりすることもあるかもしれません。集会所や公民館を発着する路線図や時刻表があると、利用しやすいのではないかとの意見が上がりました。
話し合いが中心になることが多い協議体ですが、自分たちで調べて発表したことで、参加したみなさんが発言でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
10月心配ごと相談日程のお知らせ
10月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
事前予約の必要はありません。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。相談は無料です。
開催日時
10月14日(水)13:00〜15:00
10月28日(水)13:00〜15:00
※開催場所については、いずれも稲築地区公民館です。
街頭募金のお知らせ
10月1日から赤い羽根共同募金運動がスタートします。
コロナ禍の中ですが、福岡県共同募金会嘉麻市支会では、マスク着用や三密にならないよう対策をとりながら、今年も10月11日までの5日間、市内のスーパー等で街頭募金を実施します。日程は下記の通りです。なお、雨天等で変更になることがありますので、詳細は嘉麻市支会(43-3519)までお問い合わせください。
みなさまのご協力のほどよろしくお願いいたします。
記
・10月1日(木)10時30分~12時30分 ゆめマート稲築
16時~18時 スーパー川食山田店
・10月3日(土)9時30分~11時30分 カッホー馬古屏
10時30分~12時30分 スーパー川食山田店
16時~18時 food way稲築店
16時~18時 スーパー川食碓井店
・10月4日(日)10時30分~12時30分 道の駅うすい
10時30分~12時30分 スーパーASO大隈店
・10月10日(土)10時30分~12時30分 food way稲築店
10時30分~12時30分 道の駅うすい
16時~18時 ゆめマート稲築
16時~18時 スーパーASO大隈店
・10月11日(日)9時30分~11時30分 カッホー馬古屏
10時30分~12時30分 スーパー川食碓井店
生活福祉資金特例貸付に関する相談
新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業等で、一時的な生活資金にお困りの方に向けた緊急小口資金及び総合支援資金(生活支援費)の特例貸付を実施しています。本会にも、3月からたくさんの方が相談に来られ、手続きを進めてきましたが、貸付はあくまでも急場をしのぐための方法であり、延長すれば借金を重ねることになり、根本的な解決にはなりません。今後も、コロナ禍での生活は続くことが想像できます。相談者と一緒に、収入と支出を見える化しながら、課題を整理し、解決に向けた丁寧な相談対応を心がけたいと思います。
新たなスタート
先日、今月の中旬から新しく仕事を始めたAさんから近況報告の電話がありました。その中でのAさんの「外仕事が多いため、体力的にきついと感じることはありますが、仕事が楽しいので就職活動を行ってきてよかったです」との言葉がとても印象に残り、一緒に頑張ってきて良かったなと思いました。
また、Aさんとは、5月から一緒に就職に向け頑張ってきましたが、支援をする中で、就職することだけが支援のゴールではないと感じました。Aさんには、まだ持病や住まいに関する課題があるため、ここからが新たなスタートとして、まずは仕事を続けることができるようにサポートをしながら、支援を行って行きたいと思います。
自宅中心の生活をおくるご本人とご家族の思いに触れ
9月23日(水)、クローバープラザでひきこもり問題の理解促進と支援力向上のための研修会が開催され、参加しました。
KHJ全国ひきこもり家族会連合会 本部事務局の方から、自身のひきこもる経験を通して、ひきこもらざるを得ない当時の思いを話されました。ひきこもることはエネルギーがなくなっている状態で、車に例えると、ガソリンがなくなっている状態と同じで、無理に動かすことは出来ないと話がありました。
福岡楠の会吉村文恵さんからは、自宅中心の子どもを持つ家族の思いを話されました。楠の会では、親父の会や兄弟姉妹の会の活動もあり、アドバイスはせずお互いの話を聴き、家族の思いの共有に努めているそうです。
今回の研修会に参加して、SOSが出せない方々がおられるのではないかという思いが強くなりました。
本会のひきこもり相談支援センターではご本人・ご家族から相談を受けています。一人で悩まず、まずはご相談ください。
かまひきこもり相談支援センター 43-3511
支援員会議を開催
かま権利擁護センターでは、市民支援員を交えて、毎月1回支援員会議を開催しています。次月の支援予定を確認した後に、担当する利用者さんの気になることや支援を通してわかった手続き、法律などを共有します。
今日は、身寄りのないAさんの支援の中で、数年前まで姪から年賀状が届いていた話が出ました。高齢の利用者も多く、家族と疎遠の方や相続人の行方が定かでない方もいらっしゃいます。いざという時に備えて、日常の何気ない会話が、ヒントになることもあるんだなと実感しました。
嘉穂地区民生委員児童委員協議会で出前講座
先日、嘉穂地区民生委員児童委員協議会の会長から、社協について話をしてほしいと依頼があり、9月17日(木)、夢サイトかほで開催された嘉穂地区民生委員児童委員協議会の定例会で「相談を通して感じていること」と題して、出前講座を行いました。社協に寄せられている相談や民生委員から繋がったケースを振り返りながら、私たち(社協)だけでは解決できないケースが多く、関係機関と連携したり、身近に住む地域の方々や区長、民生委員に相談しながら進めていることを話しました。会場からは、社協は色んな相談を受けつけているを知ったとの声や色々な事業に取り組んでいることにびっくりしたとの意見がありました。