3月19日、山田生涯学習館であっとふるやまだを開催し9名が参加しました。
1年半ぶりに参加したメンバーがおられたため、山田校区で移動販売の仕組みができたことを伝えました。
大刀洗町の視察では、健康体操の集まりからみなさんが楽しめる居場所づくりを行なっている校区や企業と町が一緒にゴミ捨ての仕組みづくりを行なっていること、ボランティアさんが運転する巡回バスなど、いろいろなアイデアから仕組みづくりができていたことを報告しました。
最後に、 Aさんの相談をもとに、みなさんがAさんだったらどんなことに困るか、どんな支えがあったら自宅での生活を続けられるかを考え、意見を出し合いました。
ついつい、どうしたらサービスを利用できるか考えがちになっていましたが、最後は地域で何ができるかを考える意見が出ました。
月: 2019年3月
ミーティングでの一コマ
本会では毎朝ミーティングを行い日頃の相談について共有し、支援の方向性を考えています。今日は、本会の職員が社会福祉士の国家試験を受験したことを受け、日頃から仕事をしながらモチベーションを保ちつつ勉強する方法について整理しました。更生保護を例にあげて、更生保護とはそもそも何であるのか、どのような人・機関が関わっているのかなど自分が疑問に思うことやわからない事を、自分なりにまとめていく事が重要であることを学びました。勉強だけでなく、日頃でも「疑問に思う」ことを大切にして、自分なりに整理ができるようになりたいと思いました。
嘉穂ますます会⑪
3月18日(月)第11回協議体「嘉穂ますます会」を夢サイトかほで開催し、12名が参加しました。
前回の振り返りをした後、大刀洗町に視察行った報告をしました。大刀洗町では、4つの小学校区ごとに体操を週1回行い、その後の時間を利用して麻雀や花札などのゲームを楽しんでいらっしゃることや高齢者の資源ごみのをごみ収集会社が見守り活動を兼ねてサポートしていること、車を貸し出して巡回バスが走っていることなどを説明しました。
前回、移動販売について意見が出たため、山田校区の協議体の取り組みや配達してくれるお店、病院で行われている移動販売など、他の校区での取り組みをみなさんで共有しました。その中で、「利用する人がいないと仕組みづくりは難しいのではないか?」「実態調査を行ったほうが良いのではないか」という意見がでました。まずは調査の方法について、みなさんと検討していくことになりました。
また、「入院した時に、ペットの世話をどうしたらよいか」「高齢になり野菜作りが出来なくなった」など、他に寄せられた相談から地域づくりを考えていくことも良いのではないかとの話が出ました。
いろいろな視点と発想で、仕組みづくりを考えていきたいと思います。
(次回のお知らせ)
日時:4月15日(月)13:30~
場所:夢サイトかほ
どなたでも参加できます。お気軽にお越しください。
おしゃべりサロン
3月17日(日)、おしゃべりサロンを開催し、3家族7名が参加しました。前回は男の子ばかりの参加でしたが、今回は偶然にも女の子ばかりで、たこ焼きをたべながらおしゃべりを楽しみました。
親子で材料を量ったり、一緒に混ぜたり、日頃からお手伝いをしている様子が伺えました。
嘉麻市飯田第二老人クラブ飯田公園清掃活動
飯田公園にて花植えや草取り活動が行われていると聞き、お邪魔しました。
嘉麻市飯田第二老人クラブ主催のもと、年に6回ほど活動されており、約30年間も続いているそうです。飯田公園は敷地内が広く夏には地蔵祭りなど行事が開催されたり、桜が咲いて人が訪れたりすることから、地元の人たちがいつまでもきれいのままにしておきたいとの思いが今日までの活動につながっています。
話を伺うと、清掃活動をすることで子どもが安全で遊べる場になったり、以前は空き缶が捨ててあったこともあったけど今はそれもなく、この活動の影響かなと誇らしげに話してくれました。また、この活動を通じて、健康維持や人とのコミュニケーションをとれるから、外に出るのが楽しくなったそうです。
会長の坂田庄八郎さんは、公園が地域にとって人と人を繋ぐ場になっていることが嬉しいです。今後の目標として会員を増やして、地域交流がもっと盛んになっていけばいいと思いますと、力強く話されました。
平成30年度ひきこもりについての勉強会
3月14日(木)、かまひきこもり相談支援センター主催、ひきこもりについての勉強会を開催しました。嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所 健康増進課精神保健係 保健師の塚本忍さんと飯塚市の元当事者の方をお招きし、『「ひきこもる」ことについてともに考える』というテーマで、ひきこもりの相談会の事例や元当事者としての思いを話してもらいました。
はじめに、塚本さんから、ひきこもりは病気ではなく、誰にでもなりえる状態であると話がありました。また、ひきこもりの状態にある方々が、強い不安や葛藤を抱えて過ごしている様子、ご家族がどう接していいのかと関わり方に悩んでいることなど、ひきこもり相談会の事例を通して教えてもらいました。家族への対応として、安心してひきこもることの環境を作ることや本人への叱咤激励や批判忠告はやめ、良き相談相手(聞き役)になることが大事ということを学びました。
元当事者の方からは、「ひきこもる」選択をしたときは、とてもきつくて、何が原因なのか考える余裕がなかったこと、ひきこもることで自己防衛や自殺回避をしたことなど、経験を通して思うことを話してもらいました。その中で、親子の価値観の違いについて、お互いに話す時間を作るなど、お互いの価値観の違いを認め合うことの大切さを教えてもらいました。
参加者からは「元当事者の方の話を聞いて勉強になった」「家族の支援が大事なことが分かった」「今ある姿を受け止めることの大事さが分かった」などの感想がありました。
ひきこもるという状態をご本人やご家族だけの問題とせず、地域のみなさんと一緒に考えて、地域全体で見守っていくという視点を、これからも学び続けていきたいと思いました。
2019年度ボランティア活動保険のご案内
ボランティア活動保険は、ボランティア活動中における自身の怪我や他人の体や物に損害を与えてしまった場合など、万が一の事故を補償するものです。2018年度中に加入されている方は補償期間が2019年3月31日で満了になります。2019年度の加入については、3月から受け付けています。
内容によっては、保険の対象にならない活動もありますので、詳しくはセンターまでお問い合わせください。
●補償期間:2019年4月1日から2020年3月31日まで
※4月1日以降に加入された方は加入日の翌日からの適用となります。
●年間保険料:【基本タイプ】Aプラン350円 Bプラン510円
【天災タイプ】Aプラン500円 Bプラン710円
※「天災タイプ」は基本プランに加え、地震・噴火・津波によるケガを補償するものです。台風などの風・水害によるケガや熱中症(日射病や熱射病)は「基本タイプ」で補償されます。
【お問い合わせ先・お申し込み先】
かまボランティア・市民活動センター 電話 0948-42-0751
大刀洗町生活支援体制事業視察研修
3月12日(火)大刀洗町の生活支援体制整備事業の視察に市民の方3名と職員3名で伺いました。
午前中は小学校区ごとに行われている健康体操のグループが、体操後に麻雀や花札、塗り絵などをされており、見学させてもらいました。今日は2つのグループで麻雀をされていました。自分の持っている牌をみんなに見える様にして並べるため、初心者の人でも周りの人から教えてもらいながら、気軽に参加できます。「これを捨てたら?」「役は?」「違う、こっちこっち」と会話が弾み、笑い声がたえませんでした。
午後からは、大刀洗町社協で大刀洗町の独居高齢者等見守り戸別収集事業や生活支援体制整備事業、小地域福祉活動について教えてもらいました。
企業と取り組むゴミ出しやみ各行政区で実施されている要援護者の見守りネットワーク事業など、体制整備事業だけでなく、社協の地域福祉活動についても教えてもらいました。
見守りを行う人も見守られる人もストレスを感じることなく、できる範囲で行うことが、長く続く秘訣だそうです。
今回の研修で学んだことを、今後の地域づくりにいかしていきたいと思います。
東日本大地震から8年
東日本大地震から今日で8年がたちました。地震が発生した14時46分に祈りを捧げた方も多いかと思います。
東北では原発や住宅など、解決できない課題がまだまだあり、被害にあわれた方々の思いは計り知れません。
わが家では、防災バックの中身を出して、水や非常食の賞味期限を確認したり、家族と避難場所の確認をしました。
平成30年度筑豊ブロック市町村社協連絡協議会公開講演会
3月8日(金)、桂川町住民センターにて筑豊ブロック市町村社協連絡協議会公開講演会を開催し、80名が参加されました。
昨年、兵庫県で精神疾患を持つ長男を、両親が長年自宅で監禁するという事件が発覚しました。監禁は子の人権を踏みにじる行為であり許されることではありませんが、この事件の背景にあったものを紐解き、私たち一人ひとりがしっかり受け止めたうえで、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指していきたいと考えて企画しました。
講師には、日頃から障がいや精神疾患を持つ方々の支援に携わっていらっしゃる飯塚市・嘉麻市・桂川町障がい者相談支援センターの藤嶋勇治さんをお招きしました。
藤嶋さんは、三田市障害者虐待に係る対応検証委員会の検証報告書を引用しながら、父親の言動や行動から、監禁が始まった当時からの家族の苦悩や心の動きを話されました。また、障がい者を取り巻く法律の歴史や専門職でも疑問を抱かずスルーしてきた社会的風潮、支援者の人権意識の希薄さなど、「今だからこそ言えることかもしれないが」と、言葉を一つひとつ選びながら、話してくださいました。
相談を受け支援していく中で、「絶対にやってはいけないことはやってはいけない」という自分の中の正義をしっかり持ち、ご本人の思いややりたいこと、決めたことを実現できるように支援する。福祉サービスという限られた枠の中だけでなく、生活する場である地域というフィールドで、多くの方々が支える繋がりを作っていく。改めて、地域共生社会の実現に向けて、私たち一人ひとりが何をすべきなのかを考える機会となりました。