民生委員・児童委員の方から、地域に気になる人がいるとの相談を受け訪問すると、Aさんがとても辛そうな顔をして出て来られました。「話は次回にしてほしい」とのことで、改めて訪問することにしました。
訪問2日目、Aさんの返事はなく、心配を抱えたまま、その日は手紙を残し自宅を後にすることになりました。
すると、翌日、Aさんから「体調は良くなりました」と電話があったそうです。
次回会うときには笑顔で一緒に話ができればいいなと思っています。
月: 2019年7月
えがおの発行について
先日、地域の方から「最近、社協だよりえがおが来ないけど、いつ発行になるの?」と尋ねられました。今年度より、発行回数が年4回になっています。次回は、8月1日に発行されますので、楽しみにお待ちください。
こころに寄り添う話の聴き方
7月13日(土)、稲築住民センターにて2019年度心配ごと相談員研修会を開催し、27名が参加しました。
社会福祉法人 福岡いのちの電話 教育委員会委員長の松尾公孝さんを講師としてお招きし、相談援助の真髄である「こころに寄り添う話の聴き方」を学びました。
はじめに、いのちの電話が始まった経緯や実際にあった相談の内容を、松尾さんの経験を交えながら分かりやすく話してもらいました。
その後、さまざまな場面での対応を例に出しながら、声の出し方や姿勢など傾聴の方法について教えてもらいました。
相談を受けると、「答えを出さないといけない」と思いがちではありますが、解決方法を探るのではなく、相手に話をしてもらい、不安が和らぐよう気持ちに寄り添っていくことが大事だということがわかりました。特に、最初の30分間は、話を聴くことに徹し、30分後、相談者は今まではどうやって乗り越えてきたか、上手くいったことはないかを話すこと、ストーリーではなく気持ちに焦点を合わせること、話の間の取り方を大切にすること、どんな聴き方をしているのか、温かい声や柔らかい声を出せているか、セルフモニターをするという話が印象に残っています。今日学んだことを忘れず、一人ひとりの気持ちと向き合っていければと思います。
在宅介護者の集い「こころ」定例会2019年7月
7月11日(木)、稲築住民センターにて在宅介護者の集い「こころ」定例会を開催し、8名が参加されました。
Aさんの「夫の介護を始めて5年になるけれど、最近疲れを感じる」との声にBさんが、「夫の介護を始めて8年目になるけれど、私も5年目の時が1番きつかったよ」と、話されました。
すると、介護を終えたCさんが「自分もリフレッシュする事が大切だよ」と、助言する場面がありました。
Aさんのように介護に悩む方達が、少しでもリフレッシュできる場を作っていけたらと思いました。
次回は、8月8日(木)13時から、稲築住民センターで開催します。介護のことでお悩みの方、少し疲れや辛さを感じている方、同じような経験を持つ方々と一緒に、情報交換やリフレッシュしませんか?ぜひご参加下さい。
夏突入
昨夜は、夜中に目がさめるほど強い風が吹き、雨も降っていました。今日は、雨こそ降らなかったものの、曇り空から太陽が顔をのぞかせていました。
ジリジリとした夏はまだまだだなと思っていましたが、訪問先の近所の林の中から、ジージーと蝉の声が聞こえ、周囲には赤とんぼが飛んでいました。いよいよ夏が近づいてきました。
体は暑さに慣れていませんので、水分をしっかりとって、熱中症にご注意ください。
子育てリユースセンターからのご案内
最近は、曇りや雨の日が続いていますが、梅雨が明けるとうだるような暑い日が待ち構えています。
さて、山田ふれあいハウス2階にあるリユースセンターでは、みなさんから持ち寄ってもらった夏の子ども服をたくさん並べています。靴もおもちゃ、チャイルドシート、ランドセル、中学校等の制服もあります(^O^)
子どもさんが遊べるスペースも少しありますので、お気軽にご利用ください♪
《お問い合わせ先》
子育てリユースセンター(山田ふれあいハウス2階) ☎0948-52-1847
住所★嘉麻市上山田502-6
開館日時★月曜日~日曜日 9時~17時
年末年始の12月29日~1月3日はお休みです。
お礼に
市内に住むBさんのご自宅は、小高い丘の上にあり、車が通る道までは舗装されていない細い小道を通らなければなりません。周りは竹と雑木林に囲まれ、裏庭は草が伸び放題でした。
Bさんが元気な頃は、草を刈ったり、枝を間引いたりしていましたが、年齢を重ねるごとに億劫になり、誰にも迷惑はかけないからと諦めていました。
先日、その状況に気づいたご近所さんが、休みの日に切ってくれたそうです。Bさんは、家族とは疎遠で、親しく知っていた友人も亡くなり、最近は「とても寂しい」と口にすることが増えていましたが、近所に気にかけてくれる人がいたことをとても喜んでおられました。
もう一度
1年前にご家族から相談を受け、その3ヶ月後にAさんから話を聞くことができました。Aさんは自宅中心の生活を変えたいと思い悩んでおられ、職探しの手伝いをしました。
一緒にハローワークに行ったり、Aさんに合った職業を開拓したり、変わりたいと思ったAさんの希望を聞きながら、サポートしました。初回面談から就職面接の日程調整まで、思いのほかトントン拍子に進みました。
「無理をされてるんじゃないかな」と不安はよぎりましたが、Aさんの「大丈夫」という言葉に安心しハローワークを後にしました。しかし、面接日に来られず、そのまま連絡がつかなくなってしまいました。
「Aさんは元気ですか?」と時折、ご家族に近況をお尋ねましたが、Aさんには負担をかけないよう、そっと見守る姿勢で、気にかけていました。あの時、Aさんにどんな言葉をかければよかったのかなと今でも考えます。
今日、そのAさんの家族から電話をもらいました。Aさんが、もう一度相談に行ってみたいと話されているそうです。半年以上時間はかかりましたが、この時間はAさんにとって必要な時間だったのでしょう。
Aさんのペースと気持ちを大切に、もう一度お話を聞きたいと思います。
総合相談のご案内
7月の総合相談をご案内します。
●法律相談(予約が必要です。先着順となりっていますのでお早めにお申し込みください)
7月18日(木)13時~16時 稲築住民センター
●心配ごと相談(会場は、いずれも稲築住民センターです)
7月10日(水)13時~15時
7月24日(水)13時~15時
フリースペース
7月4日(木)、寄ってこハウスでフリースペースを開催し、4名が参加されました。
最近、お休みがちだったご家族のお一人が久しぶりに参加され、みなさんは嬉しそうに近況を報告し合いました。また、最近のひきこもりに関するニュースに関心が高く、それぞれが感じていることを話しました。ご家族から「以前は自分の育て方が間違っていたのかと自分を責めたこともあった」との気持ちを吐露される場面もありましたが、「今は子どもと向き合い、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしている」と話され、ご家族の気持ちを共有しました。
フリースペースは、「相手を否定しない」「何もしない自由がある」「秘密を守る」というルールを決めて、運営しています。来週も木曜日の13:30から開催します。この場所で、お一人おひとりの声をそのまま受け止め、一緒に考えさせてもらえたらと思っています。