早朝から警報や避難情報の通知が鳴り響く中、職員7名が出勤し、市内を巡回ながら気になる方を訪問しました。巡回した時点では、幸いにも大きな被害はありませんでした。
市内を回る中で、Aさん親子と出会いました。Aさんは小川の側に住まれており、今朝の大雨で川が氾濫寸前だったため、避難所に誘導しました。話を伺うとAさん宅は、5年前の大雨に床下浸水したため、西日本豪雨の際も危険を感じて避難をしたと話されました。
Aさん親子の様に、災害時に危険と隣り合わせの方々の一部の方にしか出会えてなかったのだと実感しました。
今後は、地域を回る際に、災害時の被害を想像して危険箇所をリストアップすることを心がけようと思います。
月: 2019年7月
避難所開設状況
土砂災害に関する警戒レベル4、避難勧告が嘉麻市全域に拡大されました。
9時25分時点で開設されている避難所は以下の通りです。
【稲築地区】
・稲築東中学校体育館・柔剣道場
・なつき文化ホール
・稲築保健センター
・子育て支援センター(鴨生保育園併設)
【碓井地区】
・碓井小学校体育館
・碓井住民センター
・うすい人権啓発センターあかつき
【山田地区】
・下山田小学校体育館・白馬ホール
・山田中学校体育館
・上山田住民ホール
・山田市民センター
・山田ふれあいハウス
・山田地区公民館熊ヶ畑分館
【嘉穂地区】
・牛隈小学校体育館
・嘉穂中学校体育館
・嘉穂地区公民館宮野分館
・嘉穂総合体育館
・嘉穂地区公民館足白分館
・嘉穂地区公民館千手分館
・はせ一里館
・下牛隈公民館
避難所開設のお知らせ
6時30分時点で開設されている避難所は下記の通りです。
●稲築地区
稲築保健センター
なつき文化ホール
子育て支援センター(鴨生保育所内)
●碓井地区
うすい人権啓発センターあかつき
●山田地区
山田いこいの家白雲荘
山田市民センター
上山田住民ホール
山田中学校
白馬ホール
●嘉穂地区
下牛隈公民館
嘉穂総合体育館
嘉麻市嘉穂地区公民館足白分館
はせ一里館
現在、他の避難所についても開設準備が進められていますので、追ってお知らせ致します。
ご注意ください
嘉麻市から避難に関する情報が発表されました。
嘉穂地区、山田地区には、土砂災害に関する警戒レベル4、避難勧告が発令されました。
稲築地区、碓井地区には、土砂災害に関する警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始が発表されました。
土砂災害の危険のある地区にお住いの方は、速やかに避難を開始してください。避難場所への避難が危険な場合は、近くの安全な場所に避難するか、屋内の高い所に避難してください。
嘉麻い隊うすい④
7月19日(金)、笹原公民館で、嘉麻い隊うすいを開催し、7名が参加されました。
初めて参加された方がいらっしゃっり、協議体の説明をした後、笹原行政区について伺いました。
笹原行政区では、地域で集まる機会が減ってきていると感じた方々を中心に、ゲートボールを始めたそうです。また、毎日散歩をしている方がいて、その方を中心に近所の方々が自然と集まっていることを教えてもらいました。
今後は、公民館で月に1回集まる機会を持ちたいと考えられており、一緒に考えて行くことになりました。
支え合いの仕組みづくりについては、時計の電池交換などちょっとした困りごとがでてくるので、仕組みがあったらいいねと意見が出ました。引き続き、仕組みづくりについても話し合ってきいたいと思います。
次回は、8月16日(金)に碓井公民館で開催します。ぜひご参加下さい。
令和元年度 生活福祉資金事務説明会
7月19日、クローバープラザで開催された令和元年度 生活福祉資金事務説明会に、職員2名が参加しました。
初めに、福岡県福祉労働部 保護・援護課の豊田広樹さんから、生活保護制度と生活福祉資金の連携についての話を聞き、生活保護の基本的なことを確認しました。
次に、本会のかま自立相談支援センター渡辺進センター長が、生活困窮者自立支援事業を受託してから出会った方々の相談を通じて、気づいたことや学んだことを、事例を交えながら話しました。
センターでは、①総合相談窓口として、全ての相談を断らない。②どんな状況でも相談者への支援をあきらめない。③解決につながるまで投げ出さない。という基本方針を掲げて、相談を受けています。
その中でも、相談援助のプロセスを大切しており、相談者の生活を想像しながら傾聴し、問題の性質や原因を明らかにし、支援計画を作成します。相談者が訴える困った状況と本当の課題は必ずしも一致せず、専門職としての視点を持って、相談員が課題を設定します。1人で抱え込まないよう、短時間のディスカッションや全体ミーティングの場で、見立ての共有や意見交換を行います。
経済的困窮と社会的な孤立は深く重なり合っており、単に経済的問題を解決しても本質的な課題解決には至りません。支援者として無力さを感じることはありますが、今まで関わりの薄かった機関等との繋がりができました。また、相談を受ける側には、多制度の知識も必要となります。
地域にはまだまだ出会えていない困窮状態にある方がおられます。もし出会えたとしても相談を受ける側にその意識がなければ通り過ぎてしまいます。「声なき声」は存在すると言う意識を持ち、「なんとかしなければ」という熱い想いと行動力が大切だと話しました。
午後からは、生活福祉資金の貸付と償還に関する事務手続きについて、要件や注意事項など、細部にわたって確認しました。相談者がどのような状況や理由で困っているのか、貸付で生活が改善でき、かつ償還が可能なのかをしっかりアセスメントしていくことが必要だと学びました。
なつきちゃんにし④
7月18日、漆生東公民館にて、第4回協議体なつきちゃんにしを開催し、16名が参加しました。
漆生東行政区には、民生委員・児童委員や福祉推進員はいません。しかし、カラオケを楽しむ「皆唱会」というグループがあり、メンバーはみんな顔見知りという強みがあります。
協議体に参加したメンバーからは、買い物に出かけても、帰りのバスの時間帯が合わず不便との意見がたくさん寄せられ、買い物袋を自宅まで運ぶことが負担になっていることも分かりました。
この地域には、「なんとかこの状況を変えたい」との強い思いを持つ方が多く、暮らしやすいまちづくりを考えていくチャンスだと感じています。
漆生東行政区では、定期的にミニ協議体を開き、意見交換や悩みの共有を行なっていくことになりました。日程については、行政区長に相談して決めたいと思います。
次回の協議体は、8月22日(木)13時30分から軽費老人ホーム稲穂園で開催します。ぜひご参加ください。
なつきちゃんひがし④
平第一行政区では行事が盛んで、婦人会のメンバーを中心に子ども会や老人会、ふれあい・いきいきサロンを行っています。8月には、子ども会とサロンを合同で開催し、世代を超えた交流が行われています。
その一方で、サロンに参加したくても参加できない方や迷惑をかけるから参加しないという方もおられるそうです。
「まずは、そのような方たちにも参加してもらえるように、方法などを考えたいね」との意見があがりました。
今後も、地域内での盛んな交流を活かして、5年後、10年後にも安心して暮らせる地域づくりをみなさんと進めて行けたらいいなと思います。
次回は、8月22日(木)10時より鴨生第二公民館で開催します。ぜひご参加ください。
第11回福岡県生活支援コーディネーター連絡会
7月17日(水)、大牟田文化会館にて、第11回福岡県生活支援コーディネーター連絡会が開催され、職員1名が参加しました。
公益財団法人さわやか福祉財団 阿部かおりさんから、「公的介護保険制度の現状と今後の役割」についての話がありました。2000年(平成12年)に介護保険が始まった背景や仕組み、協議体の役割について教えてもらいました。
また、社協は今まで地域づくりを行っており地域の方々が地域のことを教えてくれるという強みがあり、社協が体制整備事業に取り組む意義を、再確認しました。
今後も、情報発信や社会資源の整理、見える化をしながら、あったらいいなあと思うことを協議体の中でみなさんと考えていきたいと思います。